December 17, 2014, 6:05 pm
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2015年版間違いだらけのクルマ選び
徳大寺有恒 著
島下泰久 著
世界的ブームを受けてSUVが大量デビュー!そして12月、ついに燃料電池車が市販。動き続けるクルマ界の未来を『間違いだらけ』が見通す。
消費増税対策で各社が多数の新型車を登場させてきた。なかでも世界的ブームを受けてSUVが大量デビュー。さらに、2014年12月にはトヨタがついに燃料電池車を市販開始。外国車勢も電気自動車の販売に乗り出し、エコカーの競争も激化している。悩み深まるクルマ選びを『間違いだらけ』が一刀両断。
【編集部より】2014年11月、徳大寺有恒さんが亡くなりました。徳大寺さんが倒れられたとき、編集作業は最後の詰めに差し掛かっており、本書の原稿はすべて脱稿済みでした。徳大寺さんの最後のメッセージが込められた本書を、是非多くの方にご覧いただきたく存じます。謹んでご冥福をお祈りします。
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December 17, 2014, 6:11 pm
<わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう。力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。(47~49節)>
「魂」と訳されているギリシャ語は、本来は、「生命の息」「生命」、意思や欲望や感情の座といわれる人格の中心。「あがめる」の原意は「大きくする」そこから「偉大なものとして崇敬する」という意味になる。「霊」は「風・息」の訳。「喜びたたえる」は非常に喜ぶ、小躍りして喜ぶ。と、解説されている。
マリアは、救い主の母として、自分を選び用いて下さる神を魂と霊のすべてをもって、すなわち、全身全霊をもって感謝し、主を讃美する。身分の低い全く取るに足りない自分が、救い主の母として選ばれた不思議さ、恩寵の深さを思い、主を讃美せざるを得なかった。
イザヤ書11章は「…弱い人のために正当な裁きを行い、この地の貧しい人を公平に弁護する。その口の鞭をもって地に打ち、唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。…その日が来れば、エッサイの根は、すべての民の旗印として立てられ、国々はそれを求めて集う。そのとどまるところは栄光に輝く。」と平和の王が与えられることが預言されている。
700年も前からイスラエルの民はそのことを語り継ぎ、父祖の多くはその実現を見ることなく死んでしまっていた。そのうち、北のイスラエル王国は滅び、南のユダも首都エルサレムは陥落し、バビロン捕囚という屈辱を味わうことになった。
キュロス王によってバビロン捕囚から解放されたものの、エルサレム再建は困難をきたし、来襲する異邦人が次々支配し、現在はローマ帝国の圧政に苦しめられている。それでも、人々は御言葉を信じ語り継いでいった。いつの日か由緒正しい立派な家から信じるに足るスーパーマンのような人物が出現するに違いないと。
マリアもヨセフもそう信じる者であった。まさか、格段の栄誉もない、普通に生きている自分達のような者に、このような形でその使命が託されるなんて考えてもみない事だった。
「神の憐みこそ、マリアの賛歌の基本的な調べです。神の憐みは、人間の罪や悲惨さへの同情ではなく、アブラハムとその子孫に与えられた約束に基づくものであると示されます。神が憐れみを忘れず、約束に忠実であるからこそ、その約束を果たすために、独り子イエスをこの世に遣わして下さるのです。」と小野寺牧師は説かれている。
あなたも祝福されてるんですよ、そのことを謙虚に受け止めなさいと呼びかけられる。
日曜日はお近くの教会で礼拝を http://www1.ocn.ne.jp/~church/japan.htm どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。
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December 17, 2014, 6:50 pm
『部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく』 林文子 2014/05
![部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく 部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく]()
著者は多くの経営に携わった後、横浜市長。 「動かす」ではなく「動いていただく」という感覚が重要だという本。
横浜市で成果が出たのは、職員の皆さんが自発的に目標に向かって行動したから。 営業においてもお客さまが自発的に買ってくださるようにすると、いい結果が生まれる。
会話の出だしは、ポジティブに、肯定的な言葉から入る。 「最近、疲れているみたいだね」は言ってはならない言葉。
上司の仕事は(部下の)事実を暴き出すことではなく、部下に「希望を持たせる」こと。
成功体験は聞き入れてもらえない。「私も同じ失敗をしたからわかるよ」といった共感を示すのがポイント。
部下には命令せず、頼りにする。「助けてもらえないかな?」
部下の怒りは100%受け止めてから、論点を整理する。
エネルギーの半分は部下との関係作り。
ほめて、ほめて、ほめつづける。 注意するときも、「ほめる→叱る→ほめる」。
部下がホウレンソウしないのは、ミスを恐れているから。上司が自分からホウレンソウする。
一人でもできる部下への「放任」はNG。できる部下にこそ声かけを忘れない。
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December 17, 2014, 6:53 pm
ALICE COOPER - NUCLEAR INFECTED /
Lyrics
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December 17, 2014, 8:39 pm
リンカーン・ライムは、かつては鑑識にかけては右に出る者がいない優秀な捜査官だった。
しかし、鑑識中に起こった事故で、指一本と首から上しか動かせない状態になってしまった。
今はニューヨークの自室で介護士の世話になりながら横になり、自殺幇助をしてくれる医者を捜す毎日だった。
そんなリンカーンのところに、元同僚からコンサルタントとして捜査を手伝ってほしいとの依頼が舞い込んだ。
それは生き埋めにされて殺された男の事件だった。
男の指が地面から突き出ていたが、指の肉ははぎ取られ、女物の指輪が光っていた。
男の死体を発見したのはアメリア・サックス巡査。
アメリアは元モデルをしていたこともある、目も覚めるような美人だった。
アメリアの発見時の対処が適切だったことから、リンカーンは彼女にも捜査の手伝いをさせることにした。
犯人は現場に次の犯行現場のヒントを残していた。
急いで謎を解けば、被害者は助かるかもしれず、リンカーンは死ぬことを願いつつも、捜査を続けていた。
◇ ◇ ◇
リンカーン・ライム・シリーズの第一冊目です。
私はシリーズの途中から読み始めてしまったので、読めてよかったです。
猟奇的なシリアルキラーは今で珍しくなくなりましたが、本書によって有名になった感があります。
あと、科学捜査も。
本書が書かれてから15年位経っていますから、科学捜査はずっと進歩しているはずですが、古くさい感じは全然しませんね。
主人公が四肢麻痺ということなので、犯人を捕まえるのが、超美人のアメリアというのが、できすぎようが気がします。
ファンなら皆知っていますが、リンカーンとアメリアは将来恋人同士になるわけです。
これもできすぎのような気がしますが、小説だからそんなものかもしれません。
ディヴァーらしく、どんでん返しがちゃんと用意されていて、わかっていても驚かされてしまいます。
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December 17, 2014, 8:41 pm
"狂犬”ことサディスティック・キラーのルーイ・ヴリオンは、女性を殺害することで快感を得ていた。
弁護士である"狂犬"は殺人にも頭を使っていた。
同じ手口は使わず、似たような被害者を選ばす、襲う前には体毛を剃るなど、警察の捜査が及ばないように入念な計画のもとで犯行を行っていた。
"狂犬”に立ち向かうのは、ミネアポリスの警察官の中で評判の高いルーカス・ダベンポートだった。
"狂犬”に襲われて命をとりとめた被害者がひとりいた。
ルーカスは彼女と接触し、貴重な情報を得るのだった。
◇ ◇ ◇
ルーカス・ダベンポート刑事のシリーズは結構出版されているのですが、全然知りませんでした。
作家の名前も聞いた記憶がありませんでした。
にもかかわらず、読んでなかなかおもしろかったです。
そこそこおもしろいのに、日本であまり評判になっていないのは不思議です。
おもしろいんですけれども、ルーカスのキャラ設定が少々非現実的なところがあるからでしょうか。
ルーカスは刑事なんですが、ゲーム制作の副業もしていてかなりお金持ち。
ポルシェに乗り、別荘も持っていて、いい服を着ている。
(ゲーム制作ってひとりでやるのかしら?)
女性にもモテモテで、美人レポーターとは深い仲で、被害者のルイーズとも関係を持ってしまう。
(警察官てそんなにモテるのかしら?)
容疑者が外に出ている間に、自宅に勝手に侵入して手がかりを探す。
(それがバレたら信用度がなくなって、裁判に勝てなくなるのでは?)
などなど、なかなかおおらかなストーリーになっています。
20年前だから、そんなものかもしれませんが。
でも、最近はアメリカのミステリーで、純粋な「猟奇的連続殺人もの」というのがあまりないので、出会えて嬉しかったです。
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December 17, 2014, 11:16 pm
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December 18, 2014, 1:00 am
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気になって何冊が読んでいたマーフィーの法則の本を
久しぶりに読んでみました。
マーフィー 世界一かんたんな自己実現法
~驚異のイメージング~
![マーフィー 世界一かんたんな.jpg]()
マーフィーの法則とは、潜在意識の力を使った法則です。
具体的に事例を挙げて、わかりやすく説明されています。
その中で気になったエピソードを紹介したいと思います
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兄弟で起業して、成功していた二人は、
ある先物取引に失敗してしまい、破産してしまいました。
この二人、失敗してしまったところまでは
まったく同じ境遇なのに、
この後、兄は、証券会社で成功。
一方の弟は、失敗を引きずって、
健康までも害してしまったそうです。
この二人から相談を受けたマーフィーは、
「私たちは、自分の身に何が起きたが問題ではなく
それにどう対処するかが問題だ。」
としています。
「心の中で成功と富を見出すことが出来れば、
必ず成功と富が手に入る」
これが、マーフィーの法則です。
自分が心から望むことを
現在進行形で
声に出して言ってみると近いうちに現実になる
信じてやってみます
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December 18, 2014, 2:19 am
昼休みに書籍部で:
殺人任務のため異星人は数学者の体を乗っ取る。が、学者の妻と子の愛に触れ、迷いが……
特集:読書入門
本好きから教わった、本の読み方、選び方、関わり方。
新たな気持ちで読書と向き合う392冊。
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December 18, 2014, 2:27 am
リブート!
福田和代
2014/12/18
銀行の取引システムを陰で支える人間たちの奮闘を描く。
統合を控えた銀行で深夜、システムトラブルが発生する。大事にはならなかったが、再びトラブルが起きる。
しかも今回は、顧客の口座に誤振込みが発生。
混乱する銀行窓口に、エンジニアたちは知恵を絞り立ち向かう!
毎日を懸命に生きるサラリーマンにエールを贈る、熱血ビジネス小説。
読んでました。
でも書いてませんでした。。。
不覚。
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December 18, 2014, 2:32 am
韓国人作家・柳舜夏さんの新刊「韓国人の癇癪 日本人の微笑み」
反日国家韓国において、日本と比較して自国を批判するのはすごく勇気のいることだと思いますが、我が国のことを思えばこその糾弾だと思いますね
全てにおいて日本が勝ってる
などとは思いませんけど、ワタシが韓国・中国に滞在して思ったことは…
「日本に生まれてよかった」
「日本ってやっぱすげーな」
この2つです。
日本を批判している韓国人の方には、この本を読んでもらってぜひ一度日本に来てほしいですね。
ワタシの友達(韓国人留学生)がそうであったように、教わってきた反日教育が嘘だったと分かるでしょうし、日本を知ることで本当の意味での発展・向上ができるんじゃないかなぁなんて
個人的に日本が良いと思うところは、これだけ発展した国になっても、アメリカや欧米など、他の国を敬ってまだまだ学ぶべきところがあるという謙虚な姿勢じゃないかなと
慢心したら日本とて…
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December 18, 2014, 2:36 am
星は夜に
寒くなった夜に
流星群の星を数えて
願いをかける
瞬く間に消える流星は
叶わない夢みたいだけれど
願わずにいられない
シャッと闇を引っ掻き
夜を輝かせた
流れる光に願いを込める
星は皆に流れ
願いは先へと向かう
懐の闇に留まった
流星の欠片が小さく灯る
空がほの明るくなりはじめ
時間の流れが
瞬く間に消え去っていっても
※12/22の月曜ゴールデン山村美紗サスペンス前半でエキストラしてます。撮影現場にいるだけでわくわく。
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December 18, 2014, 3:11 am
なんだか今日はいろんなことの歯車が噛み合わず、ぱっとしない一日。
何にもしないうちに夜になってしまった・・・は〜。
夫がそろそろ帰って来るので急いで夕食の支度です。
![不自由な絆 不自由な絆]()
不自由な絆
- 作者: 朝比奈 あすか
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/09/18
- メディア: 単行本
同級生の息子を持つ、リラと洋美という元同級生同士のママ友の10年間に及ぶ物語。
リラの側からと洋美の側、双方から物語画語られていくので、ふたりがそれぞれ苦しみもがいている様が伝わってきて読んでいて苦しい・・・。
リラと洋美は国立大学の付属中学の同級生。洋美は小学校から通っている典型的な教育熱心な家の娘、対してリラはスナックを営む母との2人暮らしで、成績がいいから授業料の安い国立大学の付属中学なら、と受験してみたら合格してしまったという子。
ふたりが、どんな中学時代を過ごし、そして母親となって偶然再会してからどんなふうに親しくなり、そしてその関係が上手くいかなくなってしまったのか、ひとつひとつエピソードが積み上げられていきます。
生い立ちに関するコンプレックスや、夫との関係、そしてママ友だからこその、子供同士の関係。子育ての悩み、経済的事情・・・。
ふたりをとりまく問題はほんとに山積していて、でも、問題だと思っていたことは実は自分自身が自分を縛り付けていただけだったりもして。そんな女子ならではの自意識とか競争心とか、そんなものがてんこ盛りの小説です。
母親と子供はやっぱり違う人間なんだから、親同士の関係と子供同士の関係が同じように上手くいくとも上手くいかないとも限らない。そんな当たり前のことが割り切れなくなってしまう原因が少女時代の関係故、というのが切ないねぇ。
朝比奈さんはこういう30代前半の女性の、湿度の高い鬱屈した心情をねっとりしつこく描くのが上手いなぁ。。。
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December 18, 2014, 3:15 am
私はハカンという貴金属商です。イスタンブールのベイヨオール地区でも華やかな、花の通り「チチェク・パサジュ」に店を構えています。祖父さんの祖父さんの代からの町っ子で、小さい頃はボールばかり追っていましたから、只管に「ガルタサール」へ入ることが夢でした。それも親父の威厳と妻になった女の色気に掻き消されました。しかし二階でヴァイオリンを教えている義兄バシュトゥルクはきっとこう言うでしょう。
「おまえにはサッカーの才能はあったが、自分を誤魔化さないイスラームとしての信仰心が足りなかったのだ」
向かいの揚げ魚料理店のエムレはそれを受けてこう言うでしょう。
「おまえの妹は俺とハカンの女王様だったから、彼女がハカンを好きだと知って、そうだ、死にたくなって、親父に頼んでインドに行かしてもらったんだから…そうだ、おまえの夢の『ガルタサール』なんか知ったことか」
私とバシュトゥルクとエムレは後にも先にも親友と言えるでしょう。花の通りの親友三人組みは、九時過ぎにエムレと私が店を閉めてから二階の音楽教室に集まります。私がラクーをエムレが揚げ魚の残りを、そしてバシュトゥルクが場所と少々の音楽を提供してくれるわけです。
三人のその日の話題は、狭いネヴィザデ通りに開業したばかりの散髪屋のことでした。エムレがインド旅行中に知り合ったマハトマという同年代のインド人が店主です。
「アグラ、そうだ、ウッタルプラデシ州のアグラで彼に髪を切ってもらったんだ」
エムレはラクーを一口啜って続けました。
「驚くほど安くて、そうだ、彼の妹が素晴らしい、おまえの女房、バシュトゥルクの妹も彼女にははるか及ばない」
私は意地悪く笑うエムレからラクーのグラスを奪って一息に乾しました。
マハトマはギュムスーユの工業大学でコンピュータを教えている従兄弟を頼って私の国へやって来ました。
バシュトゥルクは学校から依頼されていた太鼓の皮を張りながら言いました。
「インド人は数学の才能に秀でているらしいが、数学が数の勘定以上に多くの情報を溢れ出させることは、果たしてイスラームにとって意味のあることなのか…」
エムレは鰯団子を揚げたものをすすめながら言いました。
「イスラームなら、そうだ、同じイスラームならマハトマとはつきあっていこうじゃないか」
私は下から持ってきたばかりの羊の頭を分けながらいつものように呟きました。
「インド人か…散髪屋か…」
バシュトゥルクは言葉を選びながら言いました。
「技術は食べるためのものだ。信仰は、イスラームは、生きるために必然なことだ。イスラームの男として髪を刈る技術があるにすぎない」
エムレは大蒜をすりつぶしながら言いました。
「恵みだよ、そうだ、鰯だけじゃだめだし、羊の脳味噌だけでもだめ、そうだ、大蒜もいればレモンもいるし」
マハトマが腕のいい散髪屋であることは誰もが認めるところとなりました。私も自分の頭で感じてみることにしました。
「ハカンさんのお店は、いつもドイツ人の老人観光客でいっぱいですね」
どこでどう習ってきたのか、マハトマはこの国の言葉を柔和な口元のままゆっくりと発音しました。鍛錬した果てのプロの指先は洗剤に侵されて白っぽく見えました。もちろん鋏や剃刀は手入れを十分にしてあって煌めいていました。
「エムレがカジムパシャのモスクへ一緒にと…」
「ありがとうございます。バシュトゥルクさんからは、モーラ・チェレビへ一緒にと、言っていただきました」
私は驚いて見上げてマハトマを困らせました。
花の通りへ帰ってみると、いつもの賑わいに軽く感じる足取りが見えました。私を待っていたかのような音と光景がありました。二階から聞こえてくるヴァイオリンは一番好きなベルグの曲です。揚げ魚料理店の冷蔵のウィンドウケースには、見ろと言わんばかりに立派な鰈が鎮座していました。私の店ではかなりの数の東洋人達がラピスズリのブレスレットなどを見ていました。
妻が私を見つけて添乗してきたガイドの前へ押し出しました。
「こちらは日本人の観光客の皆さんです。そうです、四ヶ月前のワールドカップでわが国に敗れた日本の皆さんです」
私は正直に日本の婦人達の笑顔にたじろぎました。
私はイスラームとしてイスラームの国に生まれました。モスクがあり、海峡を行き来する船があり、橋桁には釣竿が並んでいます。バシュトゥルクもエムレも当然のように身近かにいます。しかし今やマハトマのようなインド人がいます。そしてワールドカップの開催国で、トルコに敗れた日本の観光客も花の通りへやって来ます。
私はマハトマとあるモスクへ向かいました。バシュトゥルクもエムレも伴わずに礼拝に向かったのは初めてのことです。夕映えのモスクが不思議に改まって見えました。
了
![雪〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫) 雪〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)]()
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December 18, 2014, 3:22 am
著者: 畠中恵
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,512
発売日: 2014/07/31
しゃばけシリーズ第13弾。
若旦那もお年頃?!
妖たちといつも共に暮らしている一太郎。
あちらこちらから縁談の話が・・・。
人である一太郎。
齢千年以上の妖たちとは、訳が違う。
一太郎が結婚するとなると、
妖たちは、どうすれば・・・。
手代である兄や、仁吉、佐助、
沢山の鳴家たち、屏風覗きにお獅子、守狐、
貧乏神に鈴彦姫・・・。
長崎屋を出ることになるのか・・。
その時、妖たちが幼い時分から見える於りんちゃんが来て。
一応、一件落着。
なのだが・・。
いつまでもいつまでも続いていくことは叶わない現実
人と妖の暮らしの違いを、少し寂しく感じる章でした。
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December 18, 2014, 3:34 am
同僚から貰った本です。久しぶりにアクション小説を読みました。
内容(「BOOK」データベースより)
1951年東京。日本的精神の至高の境地“シブミ”を学んだニコライ・ヘルは、服役中にCIA局員の訪問を受け、釈放と引き換えに暗殺の仕事を請け負った。朝鮮戦争が勃発し、中国とソ連は親密な関係にあるが、アメリカは中国の顧問役であるKGB幹部ヴォロシェーニンを暗殺し、中ソを反目させようとしていた。標的を知らされ、ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。彼は武器商人になりすまし、北京に赴くが…。
127 books in 2014
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December 18, 2014, 4:00 am
![R-0888-a.jpg]()
![R-0888-b.jpg]()
ハーレクイン・ロマンス R888
著者 エドウィナ・ショア
訳 中原 もえ
発売日 1992年1月20日
ページ 156ページ
ISBN 4833508885
内容 ロンドンのドーリッシュ不動産に勤めるジュリア・ラドクリフは、
キャリアを積もうと胸を弾ませ、この仕事を始めて六年、
今では、その日の仕事を思い浮かべただけで嫌になるといった有様だ。
前社長の跡をついだ現社長のやり方にも愛想がつき、
とうとう、会社を辞めることにしてしまった。
今日は最後の出勤の日、片づけたいことは山ほどある。
なのに、リチャード・マイルズという男性客からの電話を受け、
彼をティズウエル小路の物件に案内しなくてはならなくなった。
魅力的な声とハンサムで男性的な顔立ちをしたこの客を前にして、
ジュリアのいつものクールな応対ぶりは、なぜか乱れてしまうのだ。
Amazonの紹介ページです。
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December 18, 2014, 4:15 am
<裏表紙あらすじ>
古城に隠された謎を解け! かつて掏摸だったリアムは、名探偵ホームズを目指して少年探偵団で修業中。貧民窟に住むリアムの下に、ウィザフォード伯爵の遣いが現れた。父と伯爵の関係とは? 伯爵の子・エドワードが語る「13年前の殺人事件」とは? 過去の秘密が現在の闇と混じり合い、リアム父子の運命も変えていく。一方、リアムの失踪を探っていた他のメンバーは、あの“教授”の陰謀へと近付いていく……。
「ベイカー街少年探偵団ジャーナルI キューピッドの涙盗難事件」 (角川文庫) (感想ページへのリンクは
こちら)に続くパスティーシュ・シリーズ第2弾。
第1巻同様、軽妙に読み終わりました、と言いたいところなのですが、なんだか読みづらかったです。何が原因か、よくわかりません。
シリーズ的には読みどころ満載です。
第1巻で怪しげな雰囲気を醸していた美貌の黒衣の少年エドワードとその従者で異国の若者ヴァレンタインのお城へ、リアムが乗り込みます(?)。
アイルランド問題も絡みますし、広い社会的背景を抱えた作品だということがわかります。
また、リアムの父マイケル・マッギャンと、エドワードの父であるウィザフォード伯爵の意外な(?)つながりとか、13目前の事件でのエドワードの母の謎めいた死とか、かけ離れた境遇の登場人物を、緊密に結びつけるプロットも複雑にできています。
お約束といいたくなるくらいの、いわくつきの宝石、黒い薔薇、も楽しい。
こうして振り返っても、読みづらかった理由、やはりわからない。
次の
「ベイカー街少年探偵団ジャーナルIII 死を招く薔薇の怪事件」 (角川文庫)でシリーズ完結のようなので、楽しみにしています。
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December 18, 2014, 5:07 am
いつぞや興味をもって、この手の本を数冊買ったのですが
この本にたどり着くまでに興味を失って放置していました。
「
なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」を読んで
似たような本を続けて読みたくなって、本棚から引っ張り出してきました。
タイトルを読んでしまえば、もう中身は読む必要のない本ともいえます。
この意見に、私はおおむね賛成です。
バリウムを飲んで胃の検査をするだけなのに、えらい目に遭ったことがあります。
(そのときの記事は
こちら)
健康診断って、痛くもない腹を探られるというか
健康なのにつらい思いをしたり、体に傷をつけたりしなくてはいけないというのが不快です。
こんなに体に負担のかかる検査なんて
体に不調が出てから受けても、遅くなくないですか?
そんなわけで、会社で受ける健康診断は、毎年オプションをすべて断っています。
本当は基本の検診も、受けたくありません。
なので、この本の内容には非常に共感しながら読んだのですが
日本で行われている健康調査は後ろ向き(結果を見てから原因を後で考える)
であると書いていらっしゃいますが、
何が前向きで、何が後ろ向きなのか、もうちょっと分かりやすいとよかったかも。
あとは実際にデータを見て、どんな結論を導き出せるか試してみたいと思いました。
例えば、肺がん検診を毎年 2 回律儀に受けた人と、3 年間ほったらかしの人だと
律儀に検診を受けた人の方が肺がんにかかり、死亡する確率が高いのだそうです。
単純に上の 2 行だけ読むと、検診を受けないほうがいいに決まっているのですが
この 2 行の結果を出すために、膨大なデータが蓄積されたはずなので
現在盛んなビッグデータ分析をきちんと行うと、おもしろい結果が導き出せるかも?
こういう仕事こないかな・・・。
私の経験だけで物を言うと、明らかに
無駄な検診を受けたほうが、身体に余計な傷をつけるから
早死にするのも無理はないです。
最近の医療では、病気の治療ではなく、自覚症状のないうちに治療に入る
「未病治療」が盛んになってきたようですが、私はその治療は受けたくないです。
受けるとロクな目に遭わない気がします。
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December 18, 2014, 5:34 am
![Angela's Ashes Angela's Ashes]()
Angela's Ashes
- 作者: Frank McCourt
- 出版社/メーカー: Scribner
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: ペーパーバック
読み終えた!
金子誠一さんの本で勧められていたので読み始めて、併読10位くらいだったので延々と。
著者の、どん底だったといっていいアイルランドでの少年時代を描く。
イギリスとアイルランド、プロテスタントとカトリックと。
差別がこんなにひどいものだったとは。
自制心のない父のために貧困もひどくて、弟妹が次々死んでいく冒頭はとくに辛かった。
でも不思議と読み続けられるのは、主人公が家族と仲良く、またユーモアがあって、悲惨になりすぎないからだ。
とはいえ、後半になって読むスピードが速くなったのは、私の英語力が上がったのでなく、悲惨すぎるエピソードが減るからだと思う。
そして、どん底だった分、主人公が幸せになるのを見届けるまでは、どうしても本を手放せないという…。
確か、どこかで『itと呼ばれた子』も、虐待がひどすぎて幸せになってくれるまで読み続けられるからと、英語学習に勧められていたな(汗)
ビジネス英語しかなじみがなかったのだけど、教会関係と病名の単語がほぼわからない。
ビジネス英語もまだまだなのに、そのビジネス英語でさえ英語の中では限られた範囲なんだなと再認識した。
限られた記憶力は適切に使おうと痛感。
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