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573 真夜中の散歩道

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2014年04月 幻冬舎ノベルズ 真夜中の散歩道 (GENTOSHA NOVELS)


574 路地裏の吸血鬼

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吸血鬼はお年ごろシリーズ 第32弾

2014年07月 コバルト文庫 路地裏の吸血鬼 (コバルト文庫)

575 肌色のポートレート: 杉原爽香〈41歳の秋〉

更新記録

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2014年11月の更新 2012年04月出版の「振り向いた悪魔」 (光文社文庫)を落としていたので、554として組み入れ、それ以降のナンバリング等を修正しました。 2014年10月 怪異名所巡りシリーズ第6弾「恋する絵画」が集英社文庫に収録されました。 2014年11月 マザコン刑事シリーズ第3作「マザコン刑事の逮捕状」の新装版が徳間文庫から刊行されました。 2014年11月 「さすらい」が角川文庫に収録されました。 2014年9月の更新 マザコン刑事シリーズ第2作「マザコン刑事の探偵学」の新装版が徳間文庫から刊行されました。 杉原爽香シリーズ最新刊「肌色のポートレート」が光文社文庫で刊行されました。 「いつか他人になる日」が角川文庫に収録されました。 2014年8月の更新 6月に吸血鬼はお年ごろシリーズ「吸血鬼愛好会へようこそ」が集英社文庫に収録されました。 7月に吸血鬼はお年ごろシリーズ最新刊「路地裏の吸血鬼」がコバルト文庫で刊行されました。 マザコン刑事シリーズ第1作「マザコン刑事の事件簿」の新装版が徳間文庫から刊行されました。 8月に「禁じられたソナタ」が角川文庫で刊行されました。 「清く正しく、殺人者」の新装版が双葉文庫から刊行されました。 大貫警部シリーズ「百鬼夜行殺人事件」が講談社文庫に収録されました。 2014年6月の更新 三姉妹探偵団シリーズ「三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団22」が文庫化されました。 三毛猫ホームズシリーズ「三毛猫ホームズの花嫁人形」が角川文庫で刊行されました 花嫁シリーズ「売り出された花嫁」が文庫化されました。 「授賞式に間に合えば」の新装版が光文社文庫から刊行されました。 2014年5月の更新 「真夜中の散歩道」をアップしました 「孤独な週末」が徳間文庫で再刊されました。 2014年4月の更新 鼠シリーズの最新刊「鼠、狸囃子に踊る」をアップしました。 永井夕子シリーズ「幽霊注意報」が文庫化されました。 2014年2月 ここまでの作品を、ひとまずアップ完了しました。 恋する絵画 怪異名所巡り 6 (集英社文庫)

「キケン (新潮文庫)」を読みました!!

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「キケン (新潮文庫)」を読みました!

キケン (新潮文庫)

キケン (新潮文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: 文庫
成南電気工学大学のサークル「機械制御研究部」略して「キケン」 部長は「成南のユナ・ボマー上野直也」、 副部長は「苗字を一文字隠した大神宏明」 そこに入部した新入生、元山高彦と池谷悟、 キケン部の黄金期の話! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 有川浩作品ということで購入しましたが・・・ もはや安心して読める有川節たっぷりの爽快さ満点の作品でした。 つまり、面白かった!!!!!!!(笑) 学園祭の「お店の子」の話が好きだったな~ あとは、最後の黒板のシーン!!!ちょっとじわ~ってきた(笑) 昔を振り返る形で描かれているんだけど、それが最後の最後で生きて花開く! もう最初からこうなるために描かれていたんだな~ってよくわかる完璧な展開でした~ 軽く爽快にさくっとよめて面白い、素敵な有川作品らしい作品でした! 映像化しそうだけど(映像化は面白くないのでいやですが)、部長上野のせいでできなさそうだな(笑)

11/22発売文庫ピックアップ

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いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)

いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三秋縋
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~ (メディアワークス文庫)

からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 仲町六絵
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
招き猫神社のテンテコ舞いな日々 (メディアワークス文庫)

招き猫神社のテンテコ舞いな日々 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 有間カオル
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
スプラッシュ! (メディアワークス文庫)

スプラッシュ! (メディアワークス文庫)

  • 作者: 美奈川護
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
華麗なる絵魂術師の面倒事 その二 (メディアワークス文庫)

華麗なる絵魂術師の面倒事 その二 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 尾嵜橘音
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
愛して愛して愛してよ (メディアワークス文庫)

愛して愛して愛してよ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 高村透
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
神様の御用人 (3) (メディアワークス文庫)

神様の御用人 (3) (メディアワークス文庫)

  • 作者: 浅葉なつ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫

11/22発売ノベルピックアップ

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異世界コンシェルジュ―ねこのしっぽ亭営業日誌

異世界コンシェルジュ―ねこのしっぽ亭営業日誌

  • 作者: 天那 光汰
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
地方騎士ハンスの受難〈2〉

地方騎士ハンスの受難〈2〉

  • 作者: アマラ
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
反逆の勇者と道具袋 6

反逆の勇者と道具袋 6

  • 作者: 大沢 雅紀
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています〈4〉

乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています〈4〉

  • 作者: 香月 みと
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
俺と蛙さんの異世界放浪記 6

俺と蛙さんの異世界放浪記 6

  • 作者: くずもち
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
ワールドトークRPG! 2

ワールドトークRPG! 2

  • 作者: しろやぎ
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
異世界でカフェを開店しました。 4 (レジーナブックス)

異世界でカフェを開店しました。 4 (レジーナブックス)

  • 作者: 甘沢 林檎
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
雇われ聖女の転職事情 3 (レジーナブックス)

雇われ聖女の転職事情 3 (レジーナブックス)

  • 作者: 雨宮 れん
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
乙女ゲームの悪役なんてどこかで聞いた話ですが (レジーナブックス)

乙女ゲームの悪役なんてどこかで聞いた話ですが (レジーナブックス)

  • 作者: 柏 てん
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
転生者はチートを望まない 2―No More Cheat! (レジーナブックス)

転生者はチートを望まない 2―No More Cheat! (レジーナブックス)

  • 作者: 奈月 葵
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています 4 (レジーナブックス)

異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています 4 (レジーナブックス)

  • 作者: ふじま 美耶
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本
最強勇者の弟子育成計画

最強勇者の弟子育成計画

  • 作者: 栖原 依夢
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: 単行本
二度目の人生を異世界で (HJ NOVELS)

二度目の人生を異世界で (HJ NOVELS)

  • 作者: まいん
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: 単行本
黒の魔王III スパーダへ続く道 (フリーダムノベル)

黒の魔王III スパーダへ続く道 (フリーダムノベル)

  • 作者: 菱影代理
  • 出版社/メーカー: 林檎プロモーション
  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: 単行本

西加奈子さんの「ふくわらい」ってなぜか文庫本がないんだよね

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私にしては珍しく、文庫本じゃなくて単行本で読みました。 西加奈子さんの「ふくわらい」です。 映画の「きいろいゾウ」があまりにも強烈な印象だったんで、 西加奈子とは何者?と思って読んでみたのね。 向井理さんと宮崎あおいさんの映画「きいろいゾウ」は 最初はなんて退屈な作品だろうって思ってたんだわ。 でも最後まで飽きずに見られた。これが不思議だったんです。 最初は宮崎あおいさんの演技力のせいだと思ってたのね。 でも思い返すと…これ作品そのものが面白いんじゃないか?って。 そう感じ始めて、たまたま「ふくわらい」を選んだんです。 ストーリーは…、 ある体験のせいで人との関わりを嫌うようになった女性編集者。 彼女は、顔や外見にまつわる苦しみをもつ人々と語ることで、 自身の世界観が大きく変わっていきます。 友情や恋、誰かとつながっているというすばらしさ。 彼女が幸せになるためにとった行動とは…。 という感じかな。 読後感を一言でいうなら、「きいろいゾウと似た感覚」です。 なんていうのかな、まわりの時間がじっと止まったままで 心の中だけが動いているような。 そして不意にそばにいる人の声が聞こえて、というか感じて、 その内なる声が物語を紡ぐ感覚。 映画もそうだったけど、あんまり情景描写がないのよ。 「ふくわらい」では状況的にちょっとエグい場面も出てくるんだけど、 想像力を働かせすぎず冷静に読めば、 描写自体がエグいわけじゃないことに気づくんです。 この「ふくわらい」は、主人公を含め登場人物たちがみな ちょっと普通と違う環境にいたり、変わった体験をした人たちです。 良くも悪くも “エキセントリック” という言葉が当てはまりそうな。 なので、余計な美辞麗句がなくても、力強い文体の語りだけで ぐいぐい引き込まれている自分に気づきます。 このあたりも映画「きいろいゾウ」の感覚と同じでした。

ふくわらい

新品価格
¥1,620から
(2014/11/22 18:54時点)

文庫になってれば もっと気軽にお勧めできる作品なんだけどねぇ。

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Mの正体が明らかに【人類資金4】

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人類資金4 (講談社文庫)

人類資金4 (講談社文庫)

  • 作者: 福井 晴敏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: 文庫
■ヒトコト感想
前作では十兆円もの金をだまし取る直前に邪魔が入り、その困難からどうやって抜け出すかが本作のスタートだ。落ちぶれたヤクザの酒田との駆け引きも魅力的だが、本作では、詐欺を成功させるために、最後の最後でMのとった手段というのが強烈だ。謎に包まれていたMの正体が明らかとなり、十兆もの金を手に入れ実現させるべきことの一端が描かれている。

本シリーズも中盤を越えたのだろう。登場人物たちが、かなり絞られてきた。市ヶ谷代表として出張ってきていた美由紀の正体が明かされ、舞台から退場する。Mの正体が明らかとなると、財団の理事や真の管理者の存在など、巨大な組織をイメージするのに十分すぎるほど素材はそろっている。何よりMの正体が判明したことで、物語は急加速している。

■ストーリー

思いがけずロシアで出くわしたのは、6年前から真舟を恨み執拗に追っていたヤクザ酒田だった。間一髪逃れた真舟だが、『M資金』を盗み出す大博打の最終局面で再び窮地に陥る。観念した真舟の前に姿を現したのは―。「世界が変わる瞬間をあなたに見せたい」。真舟に告げた“M”の正体は、計画の真の目的は?

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わかった!運が良くなるコツ-ウソだと思ったら、ためしてみよう

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この本も、何度も何度も読んでいる本の1つ。 愛読書に近いかな。浅見さんの『あなたは絶対に運がいい』シリーズは、発売当初からずっと買い続けいて、何度も読んでいる。 今回、ちょうど節目的な時期なので、この1冊前に読んだものもそうだけど、なんとなく気づきが欲しくて読み返してみようと思い立った。

こちらも、やはり歳と共に書簡は変わるんだな~と実感。 ただ、浅見さんの本はだんだん同じ内容の繰り返しになってきていたので、やはり読み返すならば基本の方が良かったのかも? 今は別の本を読んでいるけど、経年変化を知ることも大事かも。

そもそも、この本の初版が既に12年前・・・この事実に驚愕してしまったよ。( ̄ω ̄;)

おススメ度: ☆☆☆

わかった!運がよくなるコツ―ウソだと思ったら、ためしてみよう

わかった!運がよくなるコツ―ウソだと思ったら、ためしてみよう

  • 作者: 浅見 帆帆子
  • 出版社/メーカー: 広済堂出版
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: 単行本
 

進化する麺食文化

夢見るとき (ペニー・ジョーダン) R-0957

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R-0957-a.jpgR-0957-b.jpg ハーレクイン・ロマンス R957 著者  ペニー・ジョーダン 訳   久我 ひろこ 発売日 1992年11月20日 ページ 155ページ ISBN  4833509571 内容  メラニーは子供のころに両親を事故で失い、孤児院で育った。     ある日突然、見ず知らずの人から遺産が遺されたことを知って驚くが、     自分と同じように孤独だったその老人のためにも、     遺産のコテイジを改装して売り、慈善事業に寄付しようと決心する。     すっかり荒れたコテイジに移り住み、内装に着手したものの、     メラニーは慣れない仕事に困惑しきっていた。     そんなとき、近くのコテイジを借りたという男性ルークが現れ、     メラニーの手助けを申し出た。 彼女は次第にルークに惹かれていく。     だが、彼が見せるふとした表情に、メラニーは漠然と不安を感じた。     ルークには私の知らない謎の部分があるに違いない・・・・・・。 Amazonの紹介ページです。
夢見るとき (ハーレクイン・ロマンス)

夢見るとき (ハーレクイン・ロマンス)

  • 作者: ペニー ジョーダン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: 新書

「税金を払わない巨大企業」富岡幸雄著

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日経産業新聞(11・21)の「気になる2冊」に紹介されていた一冊・・・
税金を払わない巨大企業 (文春新書)

税金を払わない巨大企業 (文春新書)

  • 作者: 富岡 幸雄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/09/19
  • メディア: 単行本
(以下、日経産業新聞から全文引用) 日本の法人税は高く、成長を阻害している。そんな「常識」に疑問を呈した書。金融や商社、自動車などの大手企業の実効税負担率は軒並み低いとの計算を示し「大企業は国に税金を払っていない」と断じる。企業活動がグローバル化する中、税制が追いつかず、大企業の「避税」を招いていると指摘。「自分さえ儲(もう)かれば、日本経済が空洞化しても関係ない」が経営者の本音と嘆く。見えにくい税の議論だが、90歳近い著者の指摘は鋭く、わかりやすい。 ********** 上記書籍のアマゾン・ブックレビューでは、トンデモ本扱いでさんざんな目にあっているが、ほんとに、さんざんな目に値するトンデモ本なのか、見てみたいところ。 以下は、Google検索、上位にある読後感を掲載したブログ。併せて読んでみたい。 ********** 「こーぞーの金融日記」 2014年09月24日 富岡幸雄氏の『税金を払わない巨大企業』読後感 http://blog.livedoor.jp/shinkozo/archives/40978417.html ************
タックス・ヘイブン――逃げていく税金 (岩波新書)

タックス・ヘイブン――逃げていく税金 (岩波新書)

  • 作者: 志賀 櫻
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/03/20
  • メディア: 新書
タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!

タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!

  • 作者: ニコラス・シャクソン
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/02/07
  • メディア: 単行本

深田恭子 写真集

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女優の深田恭子の「今」を収録した 12/10発売の写真集「DOWN TO EARTH」。 数年前に始めたサーフィンを、ハワイ・オアフ島にてビキニ姿で楽しむ姿などを収録。 引き締まった健康的な姿がウリという、 これまでとは違ったコンセプトに、 「フカキョンはムチムチなところがいいのに・・・(´・ω・`) ショボーン」 往年のファンの間で 発売前から賛否両論なんだとか。 ヽ(;´Д`)ノ

スエズ運河を消せ

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スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち

スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち

  • 作者: デヴィッド・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本
 第二次大戦中、エジプトに侵攻をしようとしていたドイツ軍に対して、マジックを使って戦いを挑んだ男がいた。その人物の名は、ジャスパー・マスケリン、イギリスのマジシャンだった。イギリス軍に入隊した彼は、人を騙すあらゆる手口を使って、ドイツ軍の目を欺こうとする。  本書は、そんなマスケリンが、戦地でしかけた様々なイリュージョンを描いたノンフィクションである。  第二次大戦当時、イギリス軍はエジプトに駐屯していたが、ドイツ軍はイギリスをエジプトから撤退させようとやっきになっていた。イギリス軍の背後にはペルシャの油田が控えていて、イギリスがエジプトから撤退すれば、イギリスは石油の重要な供給源を絶たれることになる。ナチスは、北アフリカ戦線に砂漠戦に備えた精鋭部隊を送り込む。そして、その指揮を担ったのが、戦車戦の専門家エルヴィン・ロンメル将軍だった。  ロンメル将軍は、卓越した戦略でイギリス軍を苦しめ、快進撃を続ける。じわじわと追いつめられてゆくイギリス軍は、ドイツ軍に対抗するためマスケリンの力を借りることに――。  本書を読んでいると、マスケリンのドイツ軍の目を欺く壮大な仕掛けが次々に出てきてびっくりする。ニセの潜水艦を作り上げる、アレクサンドリアの港を移動させる、戦車部隊をそっくりそのまま作り上げる、スエズ運河を消してしまうなどなど……。マジックの技法を応用してドイツ軍を撹乱し、おとりに向かって攻撃をさせたり、イギリス側の攻撃計画を隠匿したり。あの手この手でドイツ軍を騙そうとするイリュージョンが出てきて興味深い。  出てくるトリックはステージマジックの技法を応用したもの。舞台が戦場になろうと、人の錯覚を利用するという点では同じなんだなあということが分かる。ハリボテを戦車に見せかけたり、人形を本物の人間に見せたり、視覚の錯覚を利用する。見せたいものを見せて、誤誘導する。マジックの技法が驚くほど壮大な舞台で使われるところが面白い。  マスケリンの奇抜な作戦はドイツ軍を苦しめ、ロンメル将軍の進撃を食い止め、イギリス軍を優勢に導くことになったのだそう。どこから伝説でどこまで真実かは分からないが、次々に目を見張るエピソードが出てきて、非常に読み応えのある一冊だった。

小説「宇宙軍士官学校」

墨染の鎧【恵瓊の見立てはえぇ~け~のぅ】

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今回は「天地人」でお馴染み、火坂雅志氏の「墨染の鎧」をご紹介します♪

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「信長之代、五年、三年は持たるべく候。明年辺は公家などに成さるべく候かと見及び申候。左候て後、高ころびに、あおのけに転ばれ候ずると見え申候。藤吉郎さりとてはの者にて候」 信長の絶頂期に信長の将来が危ないことを予測して、多くの家臣団の中から秀吉が台頭してくることを予測していたことで有名な安国寺恵瓊が主人公です。戦国時代には大名同士間の交渉を行う外交僧が多くいましたが、恵瓊も毛利家の外交僧として活躍した人です。ただ、他の外交僧と違うのは大名の出身ということ。恵瓊は名門安芸武田氏の出身でお父さんが毛利元就の攻め滅ぼされた後、父親の敵である元就に仕えることになります。 恵瓊が世に出るようになったのは、羽柴秀吉が備中高松城を水攻めにしていた際の毛利側の交渉役を務めていたころですかね?その最中に本能寺の変が起き、信長が死んだことを知りましたが、秀吉の世の中が来ることを予測していた恵瓊は小早川隆景と共に秀吉を追わなかったといわれています。 そのことが評価されたのか、秀吉の出世と共に恵瓊も出世していき、とうとう伊予6万石の大名にまでなります。 秀吉の死後、恵瓊は豊臣家を守るために石田三成とともに反家康派として、主君の毛利輝元を西軍の総大将に担ぎ出すことに成功しましたが、関が原の戦いでは、恵瓊軍の前に東軍と誼を通じていた吉川広家が戦いに 参加しなかったため、結果的に軍を動かすことができず、西軍は敗退。京都に逃げた恵瓊は捕まり、三成、小西行長と共に斬首されました。 その後、毛利家は大幅に領地を減らされたため、恵瓊はその張本人とされ、しかも頭でっかちの僧だったためかなんとなく悪役のイメージがついてますが、田舎者(失礼!)の集まりの毛利家に京都の東福寺で修行をしていた恵瓊が中央での情報を持ってきていたからこそ、毛利家は存続したのではとも考えられます。 さてこの小説、若いころの全国を旅する恵瓊が描かれるなど興味深い内容になっています。しかも最後には恵瓊にとんでもない秘密があることが!! 戦国時代ブログランキング参加中!「秘密って何??」という方は応援クリックお願いします!! ↓ にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ
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古市憲寿×小熊英二『真剣に話しましょう』①

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『真剣に話しましょう』①古市憲寿×小熊英二 真剣に話しましょう.jpg 先月発売された小熊英二の対談集『真剣に話しましょう』を読みました。対談「集」とあることから皆様お察しのように、対談相手が多いです。本書は、今回の記事の対談相手の古市憲寿氏を始め、東浩紀氏、上野千鶴子氏…と総勢12名の対談相手との12本の対談を集めた書籍となっています。一回ごとのテーマもかなり離れたものであるので、記事では対談一つ一つを要約していった方が焦点が絞れていいだろうと思い、このような形とさせていただきました。ということで12回シリーズの『真剣に話しましょう』要約第一回目の対談相手は現在29歳、対談時点でなんと26歳の若手論客、古市憲寿氏です。この対談は氏の著作『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)の刊行記念に行われたものです。 以下に本対談の内容をざっくり要約していきます。

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冒頭 小熊「『絶望の国の幸福な若者たち』は現代日本の若者の気分を敏感に捉えていて、著者の勘の良さを示してはいる。しかし、著者があらかじめ持っていた考え(何となく幸せな若者像)に当てはまるように雑な調査を安全な範囲でしただけであり、前著『希望難民御一行様』に劣る」 古市「確かに自分のリアリティを全面に出してしまった。アカデミズムとジャーナリズムの中間くらいの本である。しかし、若者が不幸という言説が溢れる現代において、「幸せな若者もいる」というリアリティを提示すること自体に、議論のきっかけとしての意味がある」 現代の若者 小熊「ポスト工業化社会への移行によって雇用の不安定性が増している。また、前時代からの傾向として企業と学校があまりに強固な場として機能してきたため、そこから外れると居場所がない。新卒一括採用によって敗者復活も不可能。こういう現状の中色々な所に集まる若者を古市氏は描いている」 ものが安く買えることの位置付け 古市氏の著作で、日本ではユニクロの服などが安く買えることが書かれていたことについて、 小熊「日本ではユニクロや東芝製品が安く買える。カンボジアなどでも同じ値段でそれらは売られているが、現地の収入レベルからすると意味合いが違い、中産階級のステータスである。だから日本の貧困層は一見すると貧困に見えない」 レジ打ちバイトでとりあえず幸せ型の人について 小熊「こういう人は30歳を超えるときつくなってくる。「レジ打ちバイトでもとりあえず幸せ」が30歳以降も続くことはなく、これが先進国型の貧困であるということが理解されてくるだろう」 古市「30代、40代までフリーター的な生き方を続けていくモデルはありえない?ヨーロッパではセーフティーネットを充実させてこのような人達を30代前半くらいまではフリーター型で生きていける社会を構築しようとしてきている」 小熊「雇用慣行が変わらなければ無理。一度非正規雇用に落ち込むと、正規雇用に上がれるチャンスが制度的にない。キャリアアップの展望がなければ非正規雇用でも働かざるを得ず、低賃金で働くので移民も入らない」 古市「大企業志向をなくせば(選ばなければ)正規雇用にあがれるチャンスはあるのでは?」 小熊「大卒に関してはそう。だが、大卒は半分強。残りの高卒は美容師やミュージシャンなどを目指すが現実は時給数百円の過酷な状況。20代~30代前半のピーク時に自分はこれから上昇し続けると、現実に反した夢を見てしまう」 「夢をみる」ことについて 古市「「夢を見ろ」発言を真に受けると社会的弱者になる可能性が高い?」 小熊「いまのところフリーターに将来のモデルはない。現在20代の人達は、ポスト工業化という先進国共通現象と、正規雇用への敗者復活が不可能という日本独自現象の組み合わせによるこの現実がよく分かっていない」 古市「今できることは?」 小熊「雇用慣行を変えることくらい。包括的な解決案は非常に難しい」 若者論はなぜ続く? 古市「一億総中流が崩れて格差が固定化されたにも関わらず、格差論ではなく、世代論である若者論が続くのはコミュニケーションツールとして便利だから」 小熊「まだ(格差による)階級でものを語るのに慣れている人が少ない。また、時代の変化も確かにあり、80年代までに人格形成した世代とそれ以降の世代とでは傾向が違う」 小熊「また、古市氏も指摘したように移民が入って来ない日本においては人種でなく世代が語られる。日本の若者がバイトする職種(マクドナルド等)はヨーロッパだったら移民がやっている。日本における若者バッシングはヨーロッパにおける移民排斥運動とパラレルな関係にある」 小熊「教育社会学・格差研究の要素を含み、同世代の人間が若者を書いたという点で『絶望の国の幸福な若者たち』は優れている、新鮮さがある」 古市「自分自身は40、50歳になって若者論をやるつもりはない」 古市「自分のアイデンティティは研究者にはない」 小熊「アカデミックな訓練を積んだことを活かしたほうがいい。フリーの学者では食べていけない」 古市「自分は友人とやっている会社がメイン」 小熊「順調なうちはそれも可。フリーの物書きは、毎年1万部以上×2冊をやっても年収360万円の苦しい世界。1960年代は岩波新書を1冊出せば家が建つと言われたが…」 3・11等の、時代の転機といわれるポイントについて 古市「震災の影響は関東と関西では全く違った。特に関西では変わらない日常が送られていた。震災後と一様にくくって論じるのは難しい」 小熊「震災後に「日本が変わる」と活発に発言していた知識人は震災前と同じ主張を繰り返しているだけだった。それらは震災を機に自分の望ましい方向に変わって欲しいという意見表明だった」 古市「95年のオウム事件などを転機にあげることも否定していたが?」 小熊「戦後史に限れば55年あたりと90年あたりが区切りと考えている。ただしアラブの春などもあった2011年が本当に世界の転換点だったということになる可能性もある。もし数年後に日本が財政破綻すれば、震災後にまだこういう気分だったのかと『絶望の国の幸福な若者たち』が歴史に残る本になる可能性がある」 古市「2011年にもなって、まだこんな呑気なことをいっていた本があった、と(笑)」 デモに参加する世代 小熊「古市氏は新著で原発デモに意外と若者が少ないと書いていたが、若者が政治に無関心なのは1970年代以降定説にも関わらず、古臭い」 古市「オキュパイ・トウキョウにしても実際に若者はあまり居なかったが、メディアでは若者のデモとして語られる」 小熊「それはただ単に1960年代、大学生が限られたエリートだった時代作られた、デモは若者のものというイメージの残像である」 古市「若者の政治離れ仕方ないとすれば、中高年が社会を変えてくれるのを待つしかない?」 小熊「それでは中高年の都合のいいようにしか変わらない」 小熊「日本にはもはやカウンターカルチャーはない。ロックも若者のものだけではなくなった。しかしカルチャーの形でなくてもタブーはある。それをどう出していくか」 小熊「震災で一番変わったのは秩序に対する信頼である」 デモで何が変わる? 小熊「デモに対する(投票に行く方がいい。ロビー活動などしないと意味ないなどの)批判は、機能しなくなっている代議制民主主義を前提としているので視野が狭い。代議制民主主義で社会を変えるのは難しくなっている」 古市「現実には代議制民主主義が続いているので、それに則って投票なりしなければ何も変わらないのでは」 小熊「それは否定しない。しかし投票に繋がらなくてもデモが無意味ではないデモは「空気」を変える」 科学とは何か 小熊「科学とは反証可能性がなくてはならない。その点『絶望の国の幸福な若者たち』は科学ではない」 古市「確かにそうだが、逆に検証しないことでしか捉えられないこともある」 小熊「もちろんある。だがそれでもできるだけ再検証可能な方法を採るべき。その意味で『絶望の国の幸福な若者たち』は古市氏自身の枠組みをあてはめているだけで、現実から古市氏自身が正された経緯がみえないから、科学ではない」 おわりに 小熊「古市氏は自身を若者と感じているようだ。若者はその人の「未来」に対する期待で評価される存在だが、その期間は短い。この人はよくて現状だと思われた時から色々問題が起こる。まあでもしっかりした仕事をして下さい。これは期待しております」 古市「まだ未来があると思っていただいているということですね笑」

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「感想」 若手気鋭で同年代の古市氏が登場したので期待して読み始めたのですが、小熊氏に終始押され気味の印象でした。小熊氏の発言に対して古市氏が反論をしたり他の見方を提示したりすることは稀で、「確かにそうですね」という発言がかなり多いです。年長者の意見に対して敢えて反論せずに、適当に合わせるという戦略は僕ら80年代生まれに多いものとも思われるので、おそらく古市氏なりの処世術や調査スタイルなのかもしれません。トークショーとしては見ごたえに欠けるかもしれませんが、そもそも20代と50代では同じ研究者でも蓄積が違うし対等にやりあえという方が無茶かもしれませんね。レベルは全然劣りますが僕が50代の指導教授相手に修士論文の話しをする時などやはり「確かにそうですね」連発に陥りがちです(汗)… さて、肝心の対談内容ですが、若者論を中心に現代日本に起こっている、ポスト工業化社会と敗者復活不能な雇用慣行という社会情勢、デモと代議制民主主義の関係などについて話題が展開されています。良い意味でも悪い意味でも『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』などとは真反対のスタンスです。雇用が減っているというスタート地点は共通なのですが、そこから現在の構造が続くと仮定してフリーター型の生き方を続けていった場合、例えば30歳を超えて正規雇用への上昇という展望もなく、親の介護も必要になってきたら…と考えるのが本対談。『僕たちは~』の方では、バイトを掛け持ちしてシェアして生きていこう!みたいな社会における人の生き方が一気に変わった世界を仮定しています。 「好きなことだけやっていたら生きていけない」というしごく真っ当な常識的な結論に行きついています。 古市氏は「若者をあきらめさせろ」などの提言で知られ、その意味では小熊氏に近いスタンスと言えるのですが、一方でフリーター的な生き方という現代日本に特有の姿を肯定することで、すなわち現代日本の社会構造を肯定してしまっている向きもあります。その点が小熊氏に若者全体の感覚を反映しておらず「あなたの枠組みだ」と批判されているようです。また東浩紀氏も名前こそあげていませんが「今の日本の在り方を肯定するような若手論客はさすがにまずい」というような主旨のことを発言しており、おそらく本書を意識しての発言ではないかと、私は考えています。 引用・参考文献 『真剣に話しましょう』 小熊英二 新曜社

「いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具」いんちき番長+加藤アングラ

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「いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具」 著者:いんちき番長+加藤アングラ 発行:社会評論社 いんちき番長氏+加藤アングラ氏の作品。 いんちき番長(玩具冒険家) 世界番長連盟公認番長。好きなサラリーマン:林さん。 本人自身がいんちきの塊のような存在で、玩具の他にも「芸人の偽者としてCSのバラエティ番組に登場」「偽レスラーを集めたイベントを開催」など、いんちきについては枚挙にいとまがない。 加藤アングラ(フリーライター) アトランタ・オタリンピック金メダリスト。 好きな妖怪:ヤッシー。サブカル誌やゴシップ系月刊誌など多方面でアジアのオタクカルチャーや玩具についてのコラムを執筆する。 現在は『オタナビ』(コアマガジン社)で連載中。 子供の頃、お小遣いやお年玉を貯めて、野球のグローブを買った。 それまでは、兄弟から譲り受けた「おさがり」の物を使っていたため、新品を手に入れたときの感動は忘れられない。 新品の硬いグローブを練習で慣らしている最中、球友からそのグローブは「パチもの」だねと言われたことがある。 正直ピンとこなかったが、あまり気にはしなかった。 今となっては真贋はどうだったのかわからない。 その頃は、グローブだけではなく怪獣の消しゴムやメンコなどでも明らかに怪しい物を手に入れ、「パチもの」だと語り合ったものである。 本書はアジア各国で販売されているフィギュア、変形・合体ロボット、食玩などの写真、寸尺、素材、特徴などを図鑑のようにまとめた書き物である。 日本の有名なアニメや漫画のキャラクター、アメリカ映画の主人公などを模した(パチもの?)おもちゃが紹介されている。 キャラクターの色を変えたり、丸みをつけたり、他のキャラクターの特徴を重ねてみたりと悪戦苦闘しているようにも見える。 どこかユーモラスで憎めない物も見受けられるが、やはり複製は違法なことである。 たくさんのいんちきおもちゃのコレクションを堪能できた。

いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具

いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具

  • 作者: いんちき番長
  • 出版社/メーカー: 社会評論社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本

器(☆☆☆)

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器

  • 作者: 斎藤一人
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: 単行本

 

 

 

ひとりさん、えみこさん、師弟の共著。

人の器って何で決まるか、ひとりさんを見て、ひとりさんから見て、

のお話。

まとまっているというか、丸くなったというか、面白い本です。

(Vol.1205 Feb.1.2013)

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