*~筆者の伊集院静さんはカラオケが得意ではない。カラオケがブームになる数年前、筆者がカラオケを3番まで歌い終わると、同席のみんなが、不思議そうな顔をしている。それもそのはず、しばらくして、3番めの伴奏が始まった。みな、ハミングするしかなく・・・。~* 冒頭の、昔のカラオケのエピソードに、失礼ながらつい、笑ってしまいました。 わたし自身も、カラオケは苦手で、それ以来、何が何でもカラオケは歌わなかった、という気持ちもわかるのですが。 その後、女優だった伴侶を病でなくし、お酒などに頼っていた筆者は、まわりの先輩方に、もうお釣りみたいな人生なのだから、何でもやったほうがいいよ、とか、なにかと有名な筆者の演出するショーをみにいくのは、なにかと話題のやくにたつからだ、とか言われたりして、なんでもやってみよう、という気になったそうです。 そして、カラオケの特訓をして、持ち歌といえる歌までできました。 それが筆者のすごいところですね。 人間、やろうと思っても、実際行動できるか、できないか、その二つだけなのですが、行動することはなんとすばらしいことなのでしょう。 伊集院静さんは、作詞もしていらして、マッチこと、近藤雅彦さんの作品も書いてらっしゃいました。 カラオケの特訓で自信のついた伊集院さんは、レコード大賞も受賞した近藤雅彦さんの曲、「愚か者」を、なんと、マッチご本人のまえで、カラオケで歌いました。 それを聞いたマッチの目が、はるか昔、ハミングするしかなかったみんなの視線と同じだった、と。 ここでも笑ってしまいましたが、やっぱり、いいはなしですね。 このエッセイのタイトル、「ゲーム捨てるな頑張ろう」という歌詞が、灰田勝彦さんの歌にあるそうですが。 なんでも、やってやろう。 そんな気持ちで、いろいろチャレンジを続けられたらいいな、よし、続けていこう!と明るく思える作品です。 *「ゲーム捨てるな頑張ろう」(「あの子のカーネーション」に収録) 伊集院静/文春文庫*
「ゲーム捨てるな頑張ろう」
The Escape
Sir Benedict Harper は、戦争での負傷が元で両手で杖を使っても まともに歩けなくなりました。どんなに頑張っても元のように歩けない自分を 心のどこかで受け入れられていません。 Benは、姉の屋敷を訪ねしばらく滞在することにします。 ある日、気ままに独りで乗馬を楽しんでいたBenは誰もいないと 思っていた草地に変な犬を連れた女性が突然現れて驚きます。 落馬するかも知れない状況に動揺したBenは、その女性に罵声を 浴びせてしまいます。 屋敷に帰ったBenは自分の態度が褒められたものではないことに 思い至り、その女性 未亡人の Mrs. Samantha McKayに謝罪するため 訪問します。 Samantha は、伯爵家の末息子だった夫に一目ぼれし結婚します。 ハンサムで家柄も良い男性と結婚して幸せに暮らすことを夢見ていましたが 現実は、夫は折り合いの悪い父親への反発から父親に一泡吹かせるため 愛してもいないロマの血を引く女性に結婚を申し込んだのでした。 結婚後すぐから浮気を繰り返していた夫は、戦争で負傷した傷が元で亡くなります。 未亡人となったSamanthaは夫の姉Lady Matildaと二人で暮らしています。 ロマの血を引き、母親が女優だったSamanthaが道を踏み外さないように Lady Matildaから事細かなことまで指示される束縛された生活を送っています。 最悪の出会い方だったSamanthaとBenですが、会う機会が増えるにつれ 互いに強烈にひかれあっていきます。
Samantha が未亡人になってから5か月くらいしかたっていないのに Benに惹かれていくことに抵抗を感じる人がいるかな と思います。 元々、夫に愛されず夫の一族からは見下される結婚生活、 社交場の付き合いも一切禁止され孤独に暮らしていたことを 考えると、Benに惹かれていくのは自然に思えまました。 でも、結婚はこりごりでこれからは独りで生きていこうと考えています。 Benも傷を負った自分の体のこと、目的もなく無為に過ごしている日々を 考えるとSamantha に惹かれてても、結婚まで考えることが 出来ません。 特に大きな出来事は起きませんが、Samantha がこれまで没交渉だった 母方の親族との出会いを通して二人の生活が少しずつ変わっていきます。 前半、Samantha がLady Matildaに苛められているところは 定型パターンっぽくてイマイチかもと思ったのですが、Benと一緒に Walesに旅立ってからがぜん面白くなってきます。ジェフリー・ディーヴァー『ゴースト・スナイパー』
ジェフリー・ディーヴァーの『ゴースト・スナイパー』です。おなじみリンカーン・ライム・シリーズの10作品目となるそうです。まぁ、面白い作品ではありますが、ジェフリー・ディーヴァーとしては並みの出来でしょうか? ロベルト・モレノという活動家がバハマで殺害される。この時、同席していた二人の人物も、狙撃の際に割れたガラスの破片で命を落すという事件が発生する。この事件の裏には国家諜報運用局(NIOS)がいて、モレノの暗殺を指示していたというのだ。その証拠固めを依頼されたリンカーン・ライム。だが、何しろ犯行現場が国内でないのだ。ライム自体が、バハマに出かけて捜査をするのだが、悪い奴らに襲われ海に落ちるという経験をする。また、アメリア・サックスも証拠隠滅を図るスナイパーに命を狙われる。 そうこうするうちに、実は本当に狙われていたのがモレノではなく、同席していた二人のほうであることにライムが気付き、事件は意外な展開をするのだった…。 まぁ、特徴として、人を切り刻むことに喜びを感じる、スナイパーとして登場する人物が日本の貝印の「旬」シリーズのナイフを愛用していることでしょうか。
二十九枚の銀貨 (ペニー・ジョーダン) R-0886
ハーレクイン・ロマンス R886
著者 ペニー・ジョーダン
訳 糸永 光子
発売日 1991年1月20日
ページ 155ページ
ISBN 4833508869
内容 一人っ子のジェシカは大学を卒業後、父の経営する銀行に入った。
銀行業の基礎を学び、いずれは父の跡を継ぐために・・・・・・。
だがその重責と銀行の堅苦しさには息が詰まりそうだった。
そんなとき、人生を変える出来事が起こった。
銀行が強盗に襲われ、ジェシカが拉致されたのだ。
その事件をきっかけに彼女は銀行をやめて田舎に移り住み、
今はタペストリーを織りながら一人ひっそりと暮らしている。
ある日、ジェシカは村の郵便局に出かけ、
あとから来たダニエル・ヘイワードに引き合わされた。
そして次に入ってきたのは、覆面をして銃を手にした男だった。
Amazonの紹介ページです。
桃色トワイライト 三浦しをん
今週の本 14/11/10-11/16
今週の1枚。「限定デザインの誘惑」
買っちゃったじゃないかー。
本です。
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◇デッド・オア・アライヴ:江戸川乱歩賞受賞作家のアンソロジー。テーマはDead
or Alive。2013年9月7日12:00に主要人物が帝国
ホテルにいる短編ミステリー、という設定。作家によって
まったく違う世界が描かれていて興味深かった。
◇回廊封鎖:まさかこんなに血みどろの結末になるとは・・・ちょっと期待していた
感じと違ったな。犯罪被害者の痛みはいつまでも消えることはないの
だと改めて思わされた。
◇極卵:食の安全だけに限らず、まずは正しい情報を知ることが大切だと切に
思った。そしてその情報をもとにきちんと判断すべきだ。ただ、情報の
正しさを知るすべがないということも現状かもしれない。偽の情報に
踊らされる危険は常に存在する。
そして強い信念を持つことの素晴らしさと危うさを同時に感じた。
どのように行動するか、それによって信念が歪んでしまうこともある。
大屋夏南
大屋夏南ちゃんが初のセミヌード!!!
モデル活動10周年で自身初のライフスタイルブック「K」を発売
大屋夏南 K
出したね~。。。
って言われてるのがよく分かるわ~
( ̄+ー ̄)キラーン☆
「絵でみる江戸の食ごよみ」永山久夫
「絵でみる江戸の食ごよみ」 著者:永山久夫 発行:廣済堂出版 1932年、福島県生まれ、食文化史研究家。 食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授(和食文化史)。 古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿の食生活を長年にわたって調査研究をしている。 著書に「日本古代食事辞典」、「万葉びとの長寿食」、「長寿村の100歳食」、「武士のメシ」、「江戸めしのスゝメ」、「日本人が何を食べてきたのか」、「なぜ和食は世界一なのか」ほか多数。 少し前の話だが、仕事で栄養士の方と会話をした時、「江戸食」が流行っていると聞いたことがある。 今の和食と言われているものとそれ程違いはないかと思うが、ワカメ、寿司、豆腐、梅干し、うなぎ、ところてん、天ぷら、おでん、シジミ汁などが「江戸食」として挙げられるという。 素材にあまり手を加えず、旬を採り入れ、あっさりとおいしく仕上げることがポイントとされているそうだ。 本書は、江戸時代によく食べられていた食べ物を取り上げ、古書物、古記録、川柳、俳句などから、当時の状況(値段、呼び方など)やどのように食べられていたかなどが解説された書き物である。 各項目ごとに、明るい笑顔ときれいな色合いの着物を着た人物などの絵が描かれており、江戸時代の底抜けに明るい感じが伝わってくる。 本書にはたくさんの川柳が出てくる。 いくつか置いて終わりたい。 いわしより外(ほか)を喰ふと穴が明き どぶ六とお伝は夜の友かせぎ 生豆腐やっこに出すはいいにくい
今となっては古いけど
森礼子『モッキングバードのいる町』読了。
今年の3月に85歳で独身のまま亡くなった作家。芥川賞を受賞した同作品だが、アメリカ人に嫁いだ女たちの心模様を細やかに描いている。このころの芥川賞って、こんな感じなんだな。他の収録作品も味わい深かった。 山下敦弘監督『苦役列車』を観る。 原作も読んだけれど、ほとんど同世代で、こんな青春を送っていた人もいたんだなあ、と改めて感心するような……うちのアパートももうちょっと広かったし、一応トイレは共有じゃなかったし。森山未來は、なんだかすごい。不細工さがまたリアル。もっと悲惨な描き方をするのかなあと思ったら、案外ユーモアがあって、面白かったりして。偶然というか、これも芥川賞受賞作品が原作なんだな。 ほしよりこ『逢沢りく(上・下)』読了。 一気に読んで、最後に泣けた。この鉛筆画でこの表情、このストーリー……そして、関西弁のパワー。この表現力に脱帽。いやはや、お若いのに。「砂の器」の面白さ
今日は「たちよみの会」の例会。常連のMさんが郷里に帰ったので、もしかしたら今日は他には誰も来ないんと違うかと思いつつ家を出る。予想は大当たり。喫茶店で黙々と読書。まあ、ここのところ集中して本を読むなんてでけてへんかったから、それはそれでええんやけれどね。ドイル「バスカヴィル家の犬」を角川文庫版新訳で再読。松本清張「砂の器」も一気に読了。実は「砂の器」は映画で大昔に見ただけで原作をちゃんと読むのは初めて。 偉く印象が違うなあ。被害者の身元もわからなんだ殺人事件から始まる連続殺人事件を、とにかく足で稼ぐ老練な刑事がわずかな手掛かりに食らいついてついに犯人を逮捕する、という話。 うーむ、社会派ミステリなんて言われてたんか、これ。そうやないよね。昭和30年代に、まだまだ残っていた地域コミュニティとそこから切り離されたい都市住人の若い芸術家たちの相克とも読めるし、古い文化を破壊するという世間の評価を受けた若者たちが、実は世間の目を気にする俗人であった、というような話とも読めるし、ひとつの事件に賭ける叩き上げの刑事の執念を描いた小説とも読めるし。 それでも、特に上巻は殺人ひとつだけでぐいぐいと読み手を引きつける力強さが感じられ、面白かった。トリックで勝負するミステリ作家やないので、謎解きなどの部分に不満はあるけれど、「なぜただただ善良なだけの老人が殺害されなければならなかったか」という殺人動機をとことん掘り下げるという点を楽しむミステリでありましょう。 まあ個人的にはトリッキィなミステリの方が好きなので、ここから清張作品を次々読みたいということにはならんけれど。松本清張は歴史短編集の方が私には面白く読めたなあ。 帰宅して相撲を見る。栃ノ心が豊ノ島のうまさにしてやられた。昨日あれだけほめたのがいかんかったかなあ。
数学的な入門書としては最高:はじめてのゲーム理論
ゲーム理論の入門書としては、今までで一番わかりやすかった。 ゲーム理論として含まれる内容、それぞれの証明は本書で完全に理解できるだろう。 ゲーム理論を実際どのように使うのか?というのが余り明確になっていないのは中学・高校生向けをコンセプトにしてるブルーバックスとしてはやや手抜かりにも思えるが……。
【目次】ゲーム理論の入門書としては、非常に優れている。 特に、数学的に考えた時に、なぜこういう結論になるのか?というのが非常に納得できる内容になっている。 反面、この理論が社会でどのように役に立っているのか?と言う部分に対する言及はやや弱く、そのあたりはもっと強化してもらうと読者の幅も広がったのではないかと思う。 全般的には大人向けに書かれた、入門書よりも誠実でわかり易い内容に仕上がっている。 大人向けの入門書は8割ぐらい囚人のジレンマで使ってしまうような本が多いから……。 ゲーム理論の入門書を読む人には、ファーストチョイスとしてオススメできる一冊だ。 ☆☆☆☆(☆四つ) 他のBlogの反応はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20121108/1352356178
第1章 ナッシュ均衡とパレート効率性
第2章 混合戦略とナッシュ均衡
第3章 協調問題
第4章 知識と情報の問題
第5章 メカニズム・デザイン論
第6章 不可能性定理
第7章 量子ゲーム
最近読んだ本
データベースより 心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。心の限界に挑む医学サスペンス。 今気が付きました、サスペンスだったんですね(笑)。 ラスト後、譲二くんと望さんは将来幸せになるのだろうかと思ったです。 SFとかの読み過ぎなのか、この手の話だと。 ぎりぎりの所で装置、爆破装置を主人公が解除してというのを望むのですが、 犯人の良心に訴えてというところがすこし…。 そう思うのですが、反対にそういう終わり方をしたので、ああよかったなという気持であふれています。 良かったですよね、病院物で、人の命を救うというのが前に出てるので。 実際どこまで警察が動くかという気持が生まれましたが、 この作品みたいに心に動くという形だといいなと。 手術、人の命を守るというのが惹かれたところでしょうね。 某作品みたいに、言葉ばかり、機械云々、人の命はどうでもいいんかという印象 を受ける医療系ミステリィより、 命が大切なんだ。それが前に出ていて。 読んでよかった本です♪
Es ist ein großer Unterschied, ob ich lese zu Genuß und Belebung oder zu Erkenntnis und Belehrung.
「鬼の涙が花だとしたら」
・鬼の涙が花だとしたら/夏乃穂足 フルール文庫ブルーライン
人間と鬼の、種族を超えて育む一途な愛。 異世界ファンタジー。 といっても、現代もの。 この話、切な系なんだけれど、私が思っていたのとはちょっと違っていた。 一途なのは、鬼(攻)のほうだった。 人間界に通っていたのがバレ、千鳥を助けるために半魂を預けた罪で、牢獄に。 別れてからは千鳥のことは使鬼に守らせて。 鬼だとバレる前に、千鳥には会わないことを決めて。 千鳥はそのことをまったく知らなかった。 シンが自分の父親を殺したのだと思い込み、ずっと生きてきた。 シンは、自分のことより、人の幸せを願うタイプ。 シン、いじらしいヤツ。 で、やる時はヤルと・笑 シンのところが暮らしているのに、ページをかけている。 シンと千鳥と、親を失ってシンの養子になった半分人間の子供たち。 そうそう。 この生活のせいが、切なさが薄れている。 積木や人形を作ってあげたり、子供たちもだんだん懐いて可愛くなって、なんか幸せそうだもの。 千鳥だって、やる時はやる。 こうと決めたら、何が何でもやる。 潔い。 でもさ、イラストがいまひとつで、嫁には見えない……。 表題作ほかに、もう1つ、ショートが収録されている。 シンにいちゃもんつけていた(好きゆえに)おぼっちゃま育ちの禾烈の話。 禾烈は目覚めるんだろうか。 なんか、目覚めそうな気がする。 初版限定で、ネットで番外編ショートも読める。 温泉に視察に行く話。 温泉といえば、やっぱりねぇ。 仲が良くて、何より。 あ、本編には、触手のシーンがあります。 人食い花(鬼の食べる)が精気を吸って死に至らしめると。 で、お約束な展開に。 このせいでも、私が思っていた切な系な話じゃなくしていた。 ★★★ボブ・ディラン&ザ・バンド/ザ・ベースメント・テープス
そういえば、"Another Self Portrait"の時みたいに、雑誌で"The Basement Tapes COMPLETE"の特集組んでるのかしらと思って探してみた。
丸々一冊ってのは、シンコーミュージックのムックみたいだな。
「レコード・コレクターズ」は第三特集ぐたいになってる。
こればっかりは、立ち読みしないとわからんな。
要らないか?
▼THE DIG Special Edition ボブ・ディラン&ザ・バンド/ザ・ベースメント・テープス (シンコー・ミュージックMOOK)
▼レコード・コレクターズ 2014年 12月号
▼幻泉館日録:The Basement Tapes Complete: The Bootleg Series Vol. 11 #3
▼幻泉館日録:The Basement Tapes Complete: The Bootleg Series Vol. 11 #2
▼幻泉館日録:The Basement Tapes Complete: The Bootleg Series Vol. 11
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幻泉館主人@gensenkan99 1:53
辺野古反対の翁長氏が初当選 沖縄知事選、推進派の現職破る - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111601001534.html
幻泉館主人@gensenkan99 1:52
那覇市長選、城間氏が初当選 移設に反対、自公敗北 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111601001571.html
Pont Alexandre III@P_AlexIII 11/16 21:39
お通夜みたいになるのも無理はないだろうよ。解散・総選挙になったら、仲井真同様に公約をひっくり返した自民沖縄県連の衆議院議員は軒並み落選になる可能性だってある訳だ @smj_1: @IWJ_sokuhou: @iwakamiyasumi pic.twitter.com/VHHj0TDOiR
田中龍作@tanakaryusaku 1:23
新記事 『【ウクライナ発】 親露民兵 “ 誰も戦争なんてしたくない ” 』…tanakaryusaku.jp
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ソクラテス「学問とは何か」を語る
学問とは、神様の創られた「世界の真理」を明らかにすること。
自らの守護霊・ダイモンの声を聞き、人々との対話を通じて真理を探究したソクラテス。
哲学の祖が語る学問の原点と定義。
▽現代の学問の問題点とは?
▽知を愛するということは、真理を求めるということ
▽科学ですべてが証明できると考えるのは、人間のごう慢
▽最高の哲学は、最高の宗教と一致する
▽神なき道徳は、権力者による支配の手段として使われる危険性がある
まえがき
1 哲学の祖・ソクラテスに「学問とは何か」を訊く
2 ソクラテスが「学問とは何か」を定義する
3 「現代の学問」の問題点について
4 「学問」の原点にあるものとは
5 「哲学・道徳・宗教」の関係について
6 哲学から見た政治の理想について
7 「ソクラテス裁判」を振り返る
8 ソクラテスの生前の霊体験について
9 唯物論の危険性について
10 ソクラテスの考える「理想の大学」とは
11 単なる知識を超える本物の「智慧」とは
12 魂を最高度に輝かせる生き方とは
13 ソクラテスの霊言を終えて
あとがき
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まさにソクラテスです。
今の日本をソクラテスが見たら、どう思うか。
どう言うか。
しかし、ソクラテスも、まさか2000年以上未来に、地球の全く別のところで、地上に霊言で語ることがあるなどとは想像していなかったと思うが。
この霊言を読んで、「これこそソクラテスの考えだ」とわかる人は、プラトンの対話編などからソクラテスの考えをストレートに学んでいる人、と言えるのではないかと思う。
プラトンの対話編を、普通に読めば、ソクラテスは100%神を信じていて、それを根底に対話をしている事はわかると思う。
そして、霊界の事も、100%ある事を前提にして話をしている事は明白です。
まあそういった事を考えると、立花隆さんなどは、議論の入り口にも立てない事になります。
現代の日本人が思うよりかは、意外に昔の人も、思慮深い人は思慮深いし、決して、理性や知性も劣っていたわけではないでしょう。
ただ、情報の量が少ないとか、技術的なレベルでわからん事も多かったくらいでしょう。
昔の人々は、あたり前のように神を信じていたし、天国地獄も存在する事を知っていたのです。
と言っても、ソクラテスを死刑にするような、頭の固い人々、自分の方が偉いと思っている人々、嫉妬の憎しみの炎で燃え上がってしまう人々などが、昔も今もいることも事実だろう。
現代の日本人は、すべからく、この本を読んでいただきたい。
最初から疑いの気持ちで読むのではなく、純粋に、心の色眼鏡をかけないで、魂そのものとして読んでみてください。
今の日本の学問のあり方、大学とかのあり方、それらが真の学問の探求から如何にズレているかがわかってくると思うのだ。
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ソクラテス:
「神」とか「魂」とかいうのは、「真理のなかの真理」であるんです。
こちらを証明するっていうんじゃなく、こちらのほうが前提であって、「この世のものが、どのようにつくられたのか」ということを探求していくのが、「本当の学問の態度」ですよ。
頭がよくなる速書き術:苦手な文章がスラスラ書けるようになる本
『頭がよくなる速書き術』
松本幸夫(作家、研修講師)
同友館(2009)
3時間で4万字書く
手は外部に表われた脳である。カント
20代の頃は三大紙などに
毎日のように投稿投書していた
☆☆☆☆☆
難易度1/5 推薦度2/5
一文改行のスカスカの本。手書きでたくさん速くことの勧め。
・今日の一言(本文より)
私が処女作を出した20年以上前は、「食うのに必死」であったから、著名人のいわゆるコーストライターも請け負っていた。
내가 처녀작을 내놓기 20년 훨씬 이전에은, 먹고살기가 바빴기 때문에 저명인사의 소위 고스트라이터도 도급맡고 있었다.
在我出版处女作的20多年以前还是"为吃饭挣扎"的状态,我作过有名的公众人物的所谓的代笔人。
When I published my first book more than twenty years ago I was struggling to just to get by, so I even took on jobs of what is known as ghost writing for well known people.
台所から
台所から 朝餉の匂いがかすかにしてくる
トントンと軽快な音を立てて
妻が野菜を刻む音が聞こえてくる
そして時々
包丁の音ではない不思議な音がする
僕は寝床の中で一度だけ
思いきり大きく背伸びをする
そして いつものように
数々の儀礼の後で
親子四人で仲良く朝餉を摂る
そして かつては母が
幼い私のために食事を作ってくれた
食事の好き嫌いを言って困らせた頃を
懐かしく思い出す
あの頃も
包丁の音ではない不思議な音が
時々台所から聞こえてきた
妻のこさえた朝餉のおかげで
僕の体内にはエネルギーが充満しているが
通勤電車の中だけでも半分は消費される
会社に着くとおもむろに机の前に座り
朝食の残りのエネルギーで仕事に取りかかる
毎日味わう成し遂げる喜びと
鋭い痛み
新しく生まれてくる仕事
ふいに消えていく仕事
老残の姿にまみれた仕事
仕事というのは なんだか
人間の生き死に にも似ているものだ
そんなことを
会社の玄関を去りながら
思ってみたりする
一日の仕事で疲れ切った僕の体を家に運ぶと
妻がこさえてくれた
ささやかな夕餉が僕を待っている
そうして 次の日の朝も
トントン トントンと
軽やかな音が聞こえるだろう
時々混じる
包丁の音ではない不思議な音も
ああ そうだ
かつてぼくの母が刻み
二人の子供の母となった僕の妻が刻んでいるのは
ただ野菜を刻む音ではないのだ
あれは、あれは、
命を刻んでいる音だったのだ
僕が幼いころ聞いた
台所から響いてきたあの音は
母が命を刻む音だったのだ
自分の命を刻みながら
僕を育ててくれたように
僕の妻もまた
息子や娘のために
自らの命を刻むのだ
母よ 妻よ
あなたたちの偉大で平凡な行為は
誰も褒めないけれど
無償の愛に満ちた行為に
僕は頭を下げよう
そして僕は
感謝の気持ちで満たされている
艦隊これくしょん-艦これ-とある鎮守府の1日- 特典イラストシート
『誰が「知」を独占するのか』

誰が「知」を独占するのか-デジタルアーカイブ戦争 (集英社新書)
- 作者: 福井 健策
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: 新書
内容(「BOOK」データベースより)今月読むデジタルアーカイブに関する本の第2弾である。全国紙の書評でも何度か取り上げられていて、それなりに話題性を伴った1冊だ。冒頭はグーグルによる情報・データ管理で、僕達の生活が知らぬ間に統制されている可能性について警鐘を鳴らしており、その上で前半は日本独自のアーカイブ整備の必要性、後半はその中でも最もネックとなる、著作権・肖像権等の権利問題について詳述されている。著者のご専門は著作権なので、後半の記述が分厚いのは仕方ないけれど、日本のアーカイブ化の取組みが欧米どころか中国や韓国よりもはるかに遅れているという点をもっともっと強調して記述してもよかったような気がする。多種多様な論点を盛り込み過ぎて、全体と各論がうまく整合していない構成となっているのは少しもったいない。 アーカイブのような情報インフラへの投資こそが大切で、今後の国の経済や社会、文化のありようを左右すると強調している点は、僕がこのところ抱いている問題意識とも通じる。ここでの論点は主には公文書の保存の話だと思うが、過去に作成した文書の管理をあまりしっかり行っていないところは、お役所であろうと民間企業であろうと同じだと思う。最近お話をうかがった経営史の先生によると、ドイツに行ってダイムラーベンツの資料館を訪れると、図書館並みの床面積で膨大な文書を保管しているという。僕はトヨタの博物館には行ったことがあるが、そこにそれほどの資料が所蔵されていたとはとても思えない。社史編纂室のようなところが担当すればいい話だが、どこもそういうところにはあまり力を入れない。収益を生むような部門でもないから仕方ないといえば仕方ないが、では日本企業よりも企業利潤にうるさい欧米の企業の方が歴史を重視しているというのはどうしてなのだろうか。
「アーカイブ」とは、従来図書館や博物館が担ってきた、過去の文書や映像・音楽などを収集・公開する仕組み。いわば「知のインフラ」であり、その有効活用によって社会が得られる利益は計り知れない。しかし近年、アーカイブのデジタル化に伴い、これら「情報資産」を巡る国境を越えた覇権争いが激化している。グーグルやアマゾンなどアメリカ発の企業が世界中の情報インフラを掌握しつつある一方で、お粗末極まりないのが日本の現状。本書では世界を巻き込んだ「知の覇権戦争」の最新事情を紹介し、日本独自の情報インフラ整備の必要性を説く
アーカイブは我々の文化を豊かに彩るだけでなく、企業などの経済活動・教育研究、防災や外交交渉などあらゆる場面でのバックヤードになるからです。このバックヤードが充実しているかどうかは一国の総合的な力にとってかなり決定的な要素で、欧米をはじめ先進国がこの知的インフラの整備でしのぎを削るのもそのためでしょう。(p.121)本書では、著作権・肖像権に関する論点をひと通り整理した後、アーカイブ政策について著者なりの提言を行っているので挙げておく。 1.ナショナル・デジタルアーカイブを設立し、当初2000万円のデジタル公開を実現せよ。 提言➀ 自力でデジタル化出来ない文化施設や個人のためにデジタル化工房を各地に設置 提言② 全国のアーカイブをネットワーク化し、独自の横断検索を実現 提言③ 収集と投稿機能を備えたナショナル・デジタルアーカイブの設立 提言④ 各教育機関と連携した、デジタルアーキビストの育成と研修プログラムの充実 2.オプトアウト制で、孤児作品問題をはじめ権利問題に抜本対処せよ 提言⑤ 孤児作品や絶版作品のデジタルアーカイブ化を促進する法制度の導入 提言⑥ 諸外国との間で、孤児著作物の相互利用協定を締結 提言⑦ 法改正で所有権、肖像権問題に対処を 3.世界のデジタルアーカイブと接続し、オープンデータで日本文化を発信せよ 提言⑧ 税金を投じたデジタルアーカイブではオープンデータ化を原則化し、 基本的にパブリック・ライセンスを付与 提言⑨ ユーロピアーナなど各国デジタルアーカイブとの相互接続の促進 提言⑩ 無料字幕化ラボの設置 ちなみに今、その大学の先生から頼まれて、12月に某研究会で発表してほしいと言われている。以前僕自身も自分の本を書く際に、昔の資料を探して閲覧するのに苦労した苦い経験があるため、研究会に対して何か付加価値を付けるような発表というよりも、自分の経験を踏まえた問題認識の共有を意識した発表内容にしたいと思っている。その一環として参考文献に当たっているわけだが、僕の経験からも、本書の著者が日本のアーカイブ政策の問題点として挙げている、「ヒト・カネ・著作権」の3点についてはボトルネックとして感じるところが多く、自分の考えを整理する意味でも、本書を読めたことは幸運だった。 アーカイブの入門書としてはお薦めだ。
国家予算の中でのデジタル化事業の比率が0.001%だと聞けば唖然とします。「少子高齢化の少資源のこの国では情報化が鍵を握る」と言われる中、過去の豊富な情報資源のデジタル保存・共有に割くべき予算がお隣韓国の数分の1とは、何でしょうか。大学院出の文系ポストドクターが就職難にあえぐ一方で、全国のアーカイブは人手不足で身動きがとれないとは、何でしょうか。
(中略)重厚長大の公共工事に年間数兆円使うなら、デジタル化にその100分の1でも振り分けるべきです。それだって立派な経済活性化策、地域活性化策です。いや、おそらくはずっとコストパフォーマンスのよい活性化策です。その後のメンテナンス費も格段に低い、ちゃんと運用すれば日本中・世界中から半永久的に日本文化にアクセス可能な、環境負荷の低い活性化策です。
国民ひとりあたりのデジタル化予算をせめて年間200円に高める。すくなくとも国家予算の0.02%、年間200億円以上を情報資源のデジタル化と活用に振り向ける。これこそが日本の政治が今、将来の世代のために行うべき投資だと、筆者は思います。(pp.234-235)