Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all 53333 articles
Browse latest View live

ぬくもりの森での個展の作品のご紹介☆

$
0
0

今でも夢だったように思います。 11月12日(水)4年ぶりの個展が無事終わりました☆ 会場のぬくもりの森さんは、TVやガイドブック等で 紹介される事が多く、平日でも多くのお客様で賑わっていました。 今回表現したかった「こころ絵本」には、 「感動しました」「心に響きました」等、 涙される方も多く、私もそのお気持ちに感激しました。 近日中に電子書籍にUPしますが、UPから一週間は 感謝価格で販売したいと思います。 当ブログでお知らせしますので、お読み頂ければ幸いです☆ そして今日は、作品をご紹介したいと思います。 「願いを込めて」「祈りを込めて」の姉妹作品は、 今回の代表作になります。 自分でも大きく成長した作品だと思います♪ ☆「願いを込めて」☆ 願い事が叶いますように☆ IMG_20141109_120125 - コピー.jpg ☆「祈りを込めて」☆ ポストカードの一番人気の作品です。 IMG_20141109_120142 - コピー.jpg ☆「虹の交響曲」☆ 個展のDMの作品です。 IMG_20141111_160538 - コピー.jpg ☆「こころの灯り」☆ ステンドグラス作家さんに作って頂きました。 IMG_20141109_120351 - コピー.jpg ☆「こころの灯火」☆ この作品を観て、和アートのインストラクターを 取得された経緯があり感激です☆ IMG_20141109_120513 - コピー.jpg 今まで作品の値段を決めるのに自信がなかった のですが、もう同じ色は作り出せないので、 今回はちゃんと決める事が出来ました。 でももうしばらく手元に置いておきたいな。 自分の作品が愛しいです☆ IMG_20141109_120902 - コピー.jpg ご来場下さった皆様、本当にありがとうございます!! 今後の事も明確になりつつあります。 一歩ずつ歩んでいきたいと思いますので、 今後もどうぞよろしくお願い致します。


伏 贋作・里見八犬伝

$
0
0

伏―贋作・里見八犬伝 (文春文庫)

伏―贋作・里見八犬伝 (文春文庫)

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/09/04
  • メディア: 文庫



評価:★★★☆

滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」。
いままで映画になったりアニメになったり
いろんな作品の元ネタになったり。
(「八犬伝」自体、「水滸伝」が元ネタだと思うが。)
"和製ヒロイック・ファンタジーの元祖" とも言うべき作品だ。

私自身は小学校の頃、子供向けにリライトされたものを読んだのが最初。
40代以上の方なら、NHKで放送されていた
坂本九の語りによる人形劇「新八犬伝」を憶えている人も多いだろう。
私も大好きで一生懸命見ていたよ。

薬師丸ひろ子&真田広之の映画「里見八犬伝」も見たなあ。
見ていてああだこうだ考えて疑問やら不満やらもあったはずなんだけど、
ジェットコースターみたいなラスト30分、
あのアクションシーンが全部持っていってしまった。
"力業" とはこういうものかと思った。

閑話休題。

数多くの「八犬伝」に、新たに加わった本作は、
日本推理作家協会賞&直木賞
作家の手になる
"桜庭一樹版・八犬伝" である。

物語は、祖父に死に別れた猟師の娘・浜路(14歳)が、
たった一人の兄を頼って江戸の町に出てきたところから始まる。

折しも江戸の町には「伏(ふせ)」とよばれる
不思議な "犬人間" が跋扈し、彼らによる凶悪事件が続発していた。
幕府はその首に懸賞金をかけ、多くの者が「伏」を追っていた。

浜路は兄・道節とともに「伏狩り」に加わるが、
「伏」の一人、信乃(しの)に捕らえられてしまう・・・


この作品世界には曲亭馬琴が存在し、
「南総里見八犬伝」の執筆を続けている。
タイトルの「贋作・里見八犬伝」とは、馬琴の息子の
滝沢冥土(めいど)が書いた作品のタイトルで、
題名こそ「贋作」となっているが、彼自身が安房の地で
伝承・伝説を収拾、再構成した「ドキュメンタリー」という設定。
対して父の「南総里見八犬伝」は伝説を題材に
自由な想像の翼を広げた「フィクション」という位置づけのようだ。

作中作ともいうべき「贋作・里見八犬伝」は文庫で約140ページを占める。
お馴染み伏姫・八房の登場する「八犬伝」冒頭部分に相当するのだが
そこは桜庭一樹。「赤朽葉家の伝説」を彷彿とさせる筆裁きで
伝奇色たっぷりに里見家の盛衰を描いている。


本書は、原典を大幅に改変してあって、人によったら
「あの素晴らしい原作をこんなめちゃくちゃにしやがって」
って怒る人もいるかも知れない。
伏姫・八房編だってかなり「えぇー」って展開なんだけど
江戸編にいたっては、もはや共通するのはキャラの名前だけ、
と言っても過言じゃないからねえ。
私は充分に楽しんだけど、好みは人それぞれだから・・・


信乃が自らのルーツを探った旅を独白する「伏の森」も
文庫で80ページ近くもあり、「贋作」と合わせると
なんと本書のページ数の半分を占める。

そのせいか、浜路・道節・信乃のメインキャラ3人の
活躍場面が思ったより少なく、気がつけばラスト50ページあたりで
いきなりのクライマックスに突入する。


物語自体はとても面白いのだけど、上にも書いたように
メインのストーリーに伏姫・八房のエピソードと信乃の回想が
けっこうな分量で入り込んでいて、
なんだか消化不良な感じもしないわけではない。

本書では敵対する立場になっている浜路と信乃のからみだって、
「もっと読みたい!」って思う人は少なくないと思うし。

こういう作品こそ、「赤朽葉-」みたいに
一大伝奇大河小説にして語ってほしいなあ。
それなら全10巻くらいになっても読むよ。


本書の解説は脚本家の大河内一楼。「コードギアス」の人ですね。
この作品はアニメになっている。タイトルは「伏 鉄砲娘の捕物帖」。
大河内氏はその脚本を書いたそうで、そのつながりで解説を書いている。
それによると、本書からスピンアウトした作品がいくつかあるそうなので、
近い将来に本書と同一世界の物語が読めるのかも知れない。

主役の浜路(14歳。大事なことなので2回書きました)がとにかく元気。
でっかい鉄砲を担いで、花のお江戸を走りに走る。
人間離れした「伏」を追っかけまわし、派手なアクションもこなす。
でも年相応に純情なところを併せ持っていたりと、もう可愛くて仕方がない。

アニメの方も見てみたくなったなぁ・・・

殉愛

$
0
0

殉愛。。。 百田尚樹さんが今年1月に食道がんで亡くなったやしきたかじんさんの 闘病生活をつづったノンフィクションがベストセラーになっていますが Amazonのカスタマーレビューが大荒れになっていると話題になってます。 やしきたじんさんの未亡人さくらさんに対する中傷的な批判レビューに対して 百田尚樹さんがツイッターで「未亡人に対する誹謗中傷がひどすぎる! 実態も真実も何も知らない第三者が、何の根拠もなく、匿名で人を傷つける。 本当に人間のクズみたいな人間だと思う!」 と激怒したほど。。。 ネットでの情報なので何が正解かは不明な部分が多いと思いますが、 他人の言ってることを真に受けるのもどうかと思われますよね。

今日の到着(購入)記録(新刊)

$
0
0

hontoから、読んでみたいなーって思って購入した本が届きました。

He is beautiful. 1 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

He is beautiful. 1 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

  • 作者: 天禅 桃子
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: コミック
IN THE APARTMENT (H&C Comics ihr HertZシリーズ 156)

IN THE APARTMENT (H&C Comics ihr HertZシリーズ 156)

  • 作者: 絵津鼓
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2014/05/31
  • メディア: コミック
こちら、アニメイトで予約してた本。 今日発売だったので会社帰りに取りに行ってきました。 カバーイラストはアニメイト仕様なのでチビッ子椎名くんでした^^
椎名くんの鳥獣百科 6 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

椎名くんの鳥獣百科 6 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

  • 作者: 十月 士也
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2014/11/14
  • メディア: コミック

「全国 名茶室案内 国宝から名席まで」林忠彦

$
0
0

「全国 名茶室案内 国宝から名席まで」 写真:林忠彦 発行:婦人画報社 仕事で年に数回、取引先のSさんのお宅に通っている。 神奈川県の海の近くの住宅地にある普通の一軒家だが、少しだけ変わっているといえば、Sさんの書斎が茶室仕立てであるということ。 Sさんは特に茶道をしているわけでもなく、ましてや茶器道楽をしているわけでもない。 純粋に茶室だけに憧れ、改築したという。 四畳ぐらいのスペースに床の間があり、禅画の掛け軸が掛かっているだけで、何も置いていない。 日本的な狭い空間で毎夜、読書や音楽鑑賞を楽しんで過ごしているという。 Sさんが若い頃、地方の友人宅に一週間程滞在した時に離れの茶室で過ごしたことが忘れられず、茶室を作りたい、持ちたいと憧れていたらしい。 本書は、日本にある国宝の茶室、重要文化財の茶室、名席、美術館の茶室など22席の茶室の写真集である。 国宝に指定され、小間茶室の最古で千利休の唯一の遺構といわれている「待庵」、同じく国宝で織田有楽斎の独創性と斬新性が遺憾なく発揮された「如庵」。 南禅寺・金地院「八窓席」、箱根・強羅公園「不染庵」、東京白金台の畠山記念館「翠庵」などが紹介されている。 巻末の「茶室の成り立ち」「茶室の見どころ」も参考になることが多い。 林忠彦氏の躍動感と静かさが伝わる写真が素晴らしい。 先日もSさん宅にお邪魔した際、茶室で珈琲をご馳走になり、庭に新たに茶室を作るという「密談」を打ち明けられた。 家族にはまだ内緒らしいが、庭にある樹が茶室をぶち抜くという壮大なものだそうである。 「ここは(茶室)落ち着くだろ」と笑顔で言われたので、笑顔で「うち(狭いアパート)もこんな感じです」と返答した。

全国 名茶室案内―国宝から名席まで いつでも拝見できる (あるすぶっくす)

全国 名茶室案内―国宝から名席まで いつでも拝見できる (あるすぶっくす)

  • 作者: 林 忠彦
  • 出版社/メーカー: 婦人画報社
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 単行本

Wie wenig von dem Geschehenen ist geschrieben worden, wie wenig von dem Geschriebenen gerettet! ...

$
0
0

909. Wie wenig von dem Geschehenen ist geschrieben worden, wie wenig von dem Geschriebenen gerettet! Die Literatur ist von Haus aus fragmentarisch, sie enthält nur Denkmale des menschlichen Geistes, insofern sie in Schriften verfaßt und zuletzt übriggeblieben sind. (Johann Wolfgang von Goethe) この世のできごとのうち、文字になったものはとても少ない。その書かれたもののうち、残っているものはとても少ない。文学は、もともと断片的なものなのだ。それは、書物にまとめられてしかも保存されているという条件のもとでの、人間精神の記念碑であるに過ぎない。(ヨーハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)

今日の本 「山女日記」

$
0
0

今日の本 「山女日記」(湊かなえ/幻冬舎:14年) 既に新作である「物語のおわり」がリリース済ではありますが、 その前の「山女日記」をようやく手にしました。 著者は、湊かなえさん。現在、「Nのために」がドラマ化されています。 映画化された「白ゆき姫殺人事件」は、DVDがリリース済です。 で、本作ですが、女性の登山に絡めて、様々な人生を垣間見る連作長編。 7つの話が収められ、「GINGER L.」での連載をまとめたものです。 連作といっても、各話が連続してストーリーを成すのではなく、 各話の主役が、脇役となったり、ちょこっと登場したりと、 微妙に絡み合う構成となっています。 湊さんならではの展開といったところでしょうか。 各話、それぞれ深く考えさせられるテーマを持ち、ナイスでしたね。 さて、冒頭にも書いたように、「物語のおわり」は先月リリース済。 こちらも早く読まねば。 141125.jpg

「王様の甘い謀」

$
0
0

・王様の甘い謀/chi-co B-PRINCE文庫

王様の甘い謀 (B-PRINCE文庫)

王様の甘い謀 (B-PRINCE文庫)

  • 作者: chi-co
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 文庫
ファンタジーな花嫁もの。 強国の王様×隣の小国の第2王子。 かつて妃に選ばれなかった姉のために、再婚話が持ち上がっている王のもとへ妊娠していると嘘をつき女装して行く、アンリ。 そのアンリの無鉄砲なところが、好感がもてる。 アンリは、我儘でバカな王子ではない。 まだ成人したばかりで、あまり物事を知らないだけ。 レスターも、そんなアンリに惹かれていく。 王道な花嫁ものだから、安心して読める。 淀んでいる人は、出てこない。 レスターもムリヤリではない。 ぜんぜん鬼畜じゃない。 意地悪な身内や、裏で画策しているヒールもいない。 レスターの一人息子(王子)も、可愛くていい子だ。 何も考えずに、ただ話にどっぷりと浸れる。 そんな話だった。 えっちシーンは、アンリが成人したてでウブなので、レスターが気遣ってくれる。 いろいろと手順を踏んでくれるし。 そういうのって、なんかリアルだ。 しかも、気持ちいい。 王道な話は、安心して読めるよね。 読んでいるこっちも、幸せな気分になれるし。 chi-coさんは初読みだったけれど、他の話も読んでみたくなった。 ★★★

忘れ物

$
0
0

 

夏雲の下に置き忘れたもの
それが悔恨であれ闘いであれ
もう私は振り向けない
記憶の谷間に転がり落ちる
幾人もの男女の顔
動物たち 玩具や風景
私の光栄はそれらのために
輝くであろうか 否!
透明な扉の隙間からわずかに
苦痛の響きが漏れる
噴水が高いところで破裂する
それらの低い爆音の間に
短く私の栄光が光る
ただひとつの想いに沿って

BL小説「nez[ネ] Smell and Memory」(榎田 尤利)

$
0
0

nez[ネ] Smell and Memory (SHYノベルス319)

nez[ネ] Smell and Memory (SHYノベルス319)

  • 作者: 榎田 尤利 画:湖水 きよ
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: 新書
【あらすじ】
燕 千里。勘がよくて、お調子者で女の子が大好き。特異体質の持ち主で、その嗅覚は動物レベル。鷹目兆。高身長、高学歴、高収入だけれど、他者に対する気遣い能力は幼児並みの低レベル。潔癖性のインケン眼鏡野郎。ふたりは相性診断会社CASでコンビを組んで働いている。相性は最悪! のはずなのに、身体の相性は最高だった。友達でもないけど恋人でもない。でも、ただの同僚というには、千里も鷹目も互いに抱いている割り切れない感情を意識しつつあった。そんなとき千里にある異変が起きて!?(SHYノベルス・大洋図書より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★★☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ 感想。。。 (2014.6月刊行) しばらく積んでたけれどようやく読み終えました。 面白いって思っていたけれど、話が進むにつれ益々面白く、物語の展開に目が離せなくなってきました。 決して甘々な関係じゃないのに千里と鷹目の関係の変化に興味津々。 微妙に変化しつつ、千里は千里で、鷹目は鷹目で、少しずつ自覚していく(していかなくちゃならない感じ)様子が何とも読んでいて惹かれます。 もうかなり受け入れあっているんじゃないかって思っても良いのかな^^ そんな2人の変化と平行してじわりじわりと迫ってくる“モノ”が、どんどん“形”になってきてる感じがちょっと恐怖。 気づいたら鷹目の精神もやられてしまうんじゃないかって、この先が心配になっちゃったよ>< でも今は起こった事件の解決が先だね。 迫ってくる“モノ”。千里の鼻効きのこと。そして誘拐事件。 どういう風に繋がっていくのか・・・。 早く続きが読みたいです。 (読了日:2014.10.24) ***** シリーズ既読感想 ・nez [ネ] Sweet Smellnez [ネ]

朝鮮通信使:江戸日本の誠信外交(岩波新書)

$
0
0

『朝鮮通信使:江戸日本の誠信外交』
仲尾宏(前近代日朝関係史)
岩波新書(2007)
朝鮮側も足利将軍を日本国王とした 徳川は国王でなく大君 義僧兵団を指揮した松雲大師。 1605年2月20日伏見城で家康と会見 通信使は500名前後 長剣100、鳥銃500を入手して持ち帰る 二度の日光参拝 天皇は通信使を見ることはなかった 雨森芳洲は対朝鮮外交の裏方 海路で大阪までそこから陸路に 釜山から乗ってきた朝鮮船。長さ40m 大井川以外は臨時の橋をかける。 大井川では台に乗せて。今切渡では船 画家一名随行する 長旅のせいか衣装も汚れ、 随員たちの中には女性をからかったり、 菓子の食べ残しを投げ捨てたりと、行儀が悪い者がいた 対馬は交易に関しては朝鮮に朝貢の立場をとって貿易を独占 実質二万石ながら十万石格の対馬 東莱城守将宋象賢の妾、日本から帰国 農民は税は重いが労役はない 女帝明正天皇、侍男が20余人がいて侍女と呼ぶ 朝鮮文人にも高く評価された新井白石の漢詩集『陶情詩集』 『白石詩草』は朝鮮で児童の教科書に用いられたことも 日本儒学に関心を寄せた丁茶山と李徳懋 貝原益軒は秀吉の朝鮮侵略を驕兵貪兵忿兵とし、 雨森芳洲は無名の師と批判した 釜山へ朝鮮語習得におもいた芳洲 ☆☆☆☆☆ 難易度3/5 推薦度3/5 当時の天皇って自由ないのな。 江戸時代はまあ日韓仲良くやってるよね。 ・今日の一言(本文より) 江戸時代には天皇が禁裏を出て京都市中を出歩くことは幕府の出先機関であるる京都所司代によって厳しく禁止され、上皇の居所であるすぐ近くの仙洞御所におもむくことすらままならなかったからである。 에도시대(江戶時代)에는 천황이 궁궐을 나가서 교토(京都) 시중을 돌아다니는 것은 막부(幕府)의 파견 기관인 교토쇼시다이(京都所司代)에 의해 엄격히 금지되고, 상황(上皇)의 거처인 부근에 있는 센토고쇼(仙洞御所)에 가는 것조차 뜻대로 되지 않았기 때문이다. 在江户时代,天皇被幕府的派出机构的京都所司代严格进出,不能从皇宫出来到京都市内闲荡,就连附近的上皇住处的仙洞御所,都不能随意访问。 Since the Edo era the shogunate's military governor in Kyoto strictly forbid the Emperor from leaving the Imperial Palace to go around Kyoto city, it was difficult for the Emperor to even visit Sento Palace of the former emperor which was nearby.

戦変のグラン 特典イラストシート

$
0
0

n2630.JPG
ファミ通文庫刊 著/櫂末高彰  イラスト春夏冬工 戦変のグラン特典 戦変のグラン (ファミ通文庫)

「北の五稜星」

$
0
0

 

「北の五稜星」  植松三十里著
角川書店  2011年12月31日刊  1,700円+税

 

  幕末、函館戦争が舞台。榎本武揚の蝦夷地行きに賛同し、参加した浦賀奉行所の若い海軍士官を中心に描く。当時の新鋭戦艦「開陽丸」は、江差の港沖で停泊中に嵐に合い座礁、沈没する。その時の艦内の様子を、あたかも見てきたかのように描いた冒頭部分が秀逸。   (図書館から借りた本)

IMG_2461a.jpg 

 

今日のおまけ: コダチダリア(木立ダリア)でしょうか。散歩の途中で見かけました。

IMG_2463a.jpg 

 

黒龍荘の惨劇 [book]

$
0
0

sample1.jpg岡田秀文/光文社/お薦め度 ★★★

月輪(がちりん)龍太郎シリーズ第二弾

わらべ唄ー欲しや欲しやなに欲しや 旦那さんの首欲しやー見立て殺人。続いてお嬢ちゃんの首、だるまさんがころぶから、居候の首欲しや、ふたりでさって逃げていく・・・

黒龍荘の主、政界の黒幕とささやかれる漆原安之丞。四人の妾との同居生活。わらべ唄の通り、首なし死体で発見される。秘書の魚住から捜査の依頼をうける探偵、月輪、それに付き合う語り手の杉山潤之助。

主に続き、ふたりの妾、居候が殺され、漆原の友人の医師と妾が出奔。黒龍荘に残るは魚住と妾の喜代だけ・・・

最後の最後にこのふたりも殺され、「そして誰もいなくなった」。

謎解きもアガサ・クリスティ風?週刊文春では高評価だったのに「看板に偽りあり」!?

身の下相談にお答えします

$
0
0

身の下相談にお答えします (朝日文庫)

身の下相談にお答えします (朝日文庫)

  • 作者: 上野千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: 文庫
銀色 夏生さんが最新のつれづれノート「草の穂をゆらす」で「読んで面白かった」と 感想を述べていらした本です。 朝日新聞土曜別刷「be」で連載されている「悩みのるつぼ」では現在、 岡田 斗司夫さん、美輪 明宏さん、金子 勝さん、そしてこの書籍の著者上野 千鶴子さんが 各々のバックグラウンドを武器に、さまざまなお悩みにこたえていらっしゃるようです。 その中でも社会学者上野さんに寄せられる相談は、「身の下」つまり 下ネタが多いそうです。 朝日新聞の悩み相談といえば、中島 らもさんの「明るい悩み相談室」が好きだったのですが 沖縄に来てからは朝日新聞を読んでいませんでした。 悩み相談室、こんなコーナーになっていたのですね。 本書は以下の 7 章で構成されています。 第 1 章: 身の下からわきあがる欲望 第 2 章: 家庭の外にあるエロス 第 3 章: 困った夫、困った職場 第 4 章: 母が嫌いでもいいですか 第 5 章: 子離れできない親たち 第 6 章: 自分が愛せない私 第 7 章: 私の人生は何だったのか? すべて並べてみると、悩みは身の下だけではないことがお分かりいただけると思います。 どのような悩みにも、上野さんは真面目に、しかもユーモアも交えて答えていらっしゃって 普段、人の悩みについては毒舌でバッサリ切り捨てる私が読むと、神の域に達していらっしゃいます。 人の悩みって、傍から見るとアホらしいことが多くて 悩んでいるのは本人だけで、この人悩むのが趣味なんじゃないか?と思うことが良くあります。 こういう私には、もちろん、悩みを打ち明ける人なんているはずもなく 身の上相談とは縁のない生活を送っていますので、きちんと悩みに解決策をだし 行間に隠れた本当の問題を言い当てている(ように見える)上野さんてすごいなと思いました。 この本を読むまでは、私の中での上野さんのイメージは、ずいぶん違ったものでした。 たまにテレビに登場される上野さんはすごい毒舌の人だし、 以前読んだ辻井 喬さんとの対談 「ポスト消費社会のゆくえ」では 人間のできた辻井さんが上野さんに合わせてくれている雰囲気がにじみ出ていたので 上野さんが悩みの相談にのってくださることが意外でした。 そういうわけで、けっこう新鮮さを感じながら、あっという間に読んでしまいました。 気楽に読めます。ですが悩み相談なので、 自身が悩んでいるときにはあまり読まないほうがいいかも?

『データを紡いで社会につなぐ』

$
0
0

データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書)

データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書)

  • 作者: 渡邉 英徳
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/15
  • メディア: 新書
内容(「BOOK」データベースより)
広島と長崎の原爆。東日本大震災。歴史や大災害の記憶のデータを、時代や国境を超えて伝える“新しいデジタルアーカイブ”とは。注目の“情報アーキテクト”が、現代におけるデータと社会の関わりを考える。
今週に入ってから、仕事でもビッグデータやオープンデータ化について考えさせられることが増えてきた。元々それほど得意なテーマであるわけではないので、それほど深い理解ができているとは思わないけれど、例えば、ケータイでの通話記録とか、メールの更新記録とか、公共交通の利用記録とか、僕らはあまりそれがデータだと意識していないものも実はデータになっていて、それを利用して僕らの消費行動や生活パターンをコントロールするのに使っているかもしれないと言われると、ちょっと背筋が寒くなる。 データを利用できる人と、利用できない人との格差がどんどん開いていくし、ひょっとしたらそうしたデータが悪用されて、差別やプライバシーの侵害につながる恐れすらある。アマゾンを使っていて、自分が検索した本を買った人が他にこんな本を買っていると表示されてきたり、フェースブックをやっていて、「ひょっとして知り合いかも」といって何人かのお友達候補者を勝手に拾ってくるとか、便利は便利なんだけど、何かこちらの考えていることや交友関係をのぞき見されているような薄気味悪さも感じるのである。 同様に、1990年代から言われてきた成果重視のマネジメントも、成果の計測やモニタリングをどうするのかが問われるようになり、どのような成果指標を設定してどのようにデータを取るのかがかなり真剣に考えられている。僕らのやっていることが、気候変動対策にどのように貢献しているのかとか、援助が世界の貧困削減にどのように貢献しているのかとか、今までなら「良いことをやっているんだから良いに決まっている」ということで不問にしてきたことが、本当に良いのか、どのように良いのかを具体的データをもって証明することが求められている。そのためのビッグデータの活用とか、あるいは他の人や組織がやった世帯調査でも政策立案と効果確認に活用できるよう、調査項目の標準化、データのオープン化が提唱されている。そのためには、調査のデジタルデータの保存方法等について、世界共通のルールが決められ、適用されるかもしれない。でも、そうすると独自の調査は行ないにくくなるし、研究のためにデータを活用し尽してから公開に付すというわけにはいかなくなる。データが収集されたらなるべく早く公開に付せなんて言われたら、どこもデータ収集にお金を投じることができなくなってしまう。 ―――そんなことを考えていたところに、いい本と出会った。 本書の序盤の2章は、まさにこのビッグデータの活用と、オープンデータ化の潮流について述べられている。オープンデータ化に関しては、福井県鯖江市の「データシティ鯖江」について少し詳しく紹介されている。鯖江市のホームページによれば、現在欧米において、電子行政の新たな手法として、行政機関がウェブを活用して積極的にデータの提供や収集を行い、行政への国民参加や官民協働の公共サービスの提供を可能とし、促進して行こうとする「オープンガバメント」の運動が起こっているのを背景に、鯖江においても、ホームページで公開する情報を多方面で利用できるXML、RDFで積極的に公開する取組みを進めているのだという。 でも、そうした世界の潮流の話以上に面白かったのは、著者が勤める首都大学東京で、学生とともに手がけた幾つかのデジタルアーカイブ制作の取組みである。オープンアクセスなので実際それらのサイトを閲覧してみたが、正直感動ものである。 先ずは、本書の中でも紹介されている幾つかのデジタルアーカイブについて、紹介したYouTube動画があるからイメージを見てみて欲しい。
《ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクトの紹介ビデオ》
《ヒロシマ・アーカイブ》
《東日本大震災アーカイブ》
著者は自分がやっていることを文章化してモノクロの本で説明するのは難しいと謙遜しておられるが、十分読みやすいし、並行して著者のチームが製作した数々のデジタルアーカイブとその説明動画サイトを見ると、もっと理解が進む。地球温暖化の影響で水没の危機に瀕する南太平洋の小島嶼国ツバルに住む人々の暮らしと風景を記録にとどめたり、長崎や広島での原爆と被爆者の記憶、東日本大震災の被災地の人々と被災前の地域の記憶等をグーグル・アースを利用して記録に残し、全世界から閲覧できるアーカイブにする取組みは画期的だ。 こうして、地域の記憶を記録していく過程で、人と人がつながっていく様子がまた嬉しい。本書の中でも書かれているが、首都大学東京のチームが広島の被爆者のインタビューを直接実施していては、重い被爆者に心を開いてもらうことは難しかったに違いない。デジタルアーカイブの制作チームはインタビューのデータの整理とアーカイブへのアップに専念し、実際のインタビューは広島の女子高生が行った。被爆者の中には、その痛ましい記憶を死ぬまで自分の中にとどめておこうと考えておられた方も多くいらしたそうだが、インタビューに訪れた高校生達の真剣な眼差しにほだされ、当時の記憶を初めて口にしたのだという。記憶を有する人とその記憶を記録にする人がデジタルアーカイブ化の作業を通じてつながっていく様子が素晴らしい。 これから日本はさらに高齢化が進み、人口も減少していく中で、特に地方における地域の記憶をどう記録にとどめていくのかが大きな問題になってくる。それは、震災や原発事故のような災害があろうがなかろうが、遅かれ早かれやって来る未来の姿だと思う。国内の蚕糸業のように、一時は日本の近代化のけん引役となった産業ですら、今は国際文化遺産となり、やがてお蚕さまを飼った経験を持つ人もいなくなってしまうだろう。そういう人々の記憶、地域の記憶を、本書で紹介されているような手法をもって記録に残しておく取組みが、もっと進められるといい。 そのためには、こういうアーカイブの制作には何が必要なのか、予算はどれくらいかかり、どういう知識やノウハウを持った人を何人ぐらい動員しなければいけなかったのかといった、同様の取組みを複製化して日本全国で同時多発的に進められていくための条件についても本書では言及してほしかったところだ。

2014年11月の発売日 文庫

$
0
0

2014年11月の発売日 文庫 -------- 購入予定 -------- 11/01 角川スニーカー文庫 nasi 11/01 HJ文庫 nasi 11/02 講談社ラノベ文庫 秋田禎信 巡ル結魂者(4) 11/10 電撃文庫 川上稔 GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂 11/10 電撃文庫 上遠野浩平 ブギーポップ・チェンジリング 溶暗のデカダント・ブラック 11/10 電撃文庫 入間人間 虹色エイリアン 11/10 電撃文庫 おかゆまさき TRPGしたいだけなのにっ! 異端審問ハ ソレヲ許サズ〈上〉 純血のダークエルフ 11/15 GA文庫 望公太 異能バトルは日常系のなかで(9) 11/17 ガガガ文庫 nasi 11/20 富士見ファンタジア文庫 八奈川景晶 甘城ブリリアントパーク メープルサモナー(2) 11/20 富士見ファンタジア文庫 大黒尚人 フルメタル・パニック! アナザー(9) 11/21 ダッシュエックス文庫 榊一郎 神鎧猟機ブリガンド 11/21 ダッシュエックス文庫 鈴木大輔 文句の付けようがないラブコメ 11/25 MF文庫J nasi 11/25 TOブックス 秋田禎信 魔術士オーフェンはぐれ旅 魔王編 11/29 ファミ通文庫 嬉野秋彦 黒鋼の魔紋修復士(11) -------- 購入追加 -------- -------- 発売延期 -------- ------------------------------------------------- 検索用リンク ラノベの杜 http://ranobe-mori.net

第三百九十話_short 生きる執念

$
0
0

 くそっ。こんなところで死んでたまるか。

 荒野の真ん中で達也は思った。

 なにかの映画で見たことがある。もう駄目だと思った瞬間、死に一歩近づいてしまうのだと。なんとしてでも生き抜くのだという強い信念があってこそ、人は生き延びることができるという。それはどんな場面でもそうに違いないと達也は理解している。

 たとえば病室で病魔と闘う者にとっても、病に負けたと思ってしまうと、まもなく死が訪れる。戦場で敵と戦う場合などとりわけそうだ。どんなことがあっても相手を殺して自分が生き残るのだという強い思いがあってこそ、勝つことができるのだ。

 そういう生への執念は、ボクシングのリングの上でも、テニスコートでの戦いでも、もしかしたら命の戦いとまでいかない受験戦争においてでも、とにかく最後まで生き延びる人間は、なんとしてでも生き残るのだという強い信念を持った人間なのだと思っている。

 荒野の真ん中で恐ろしい化け物と闘って、なんとか勝つことができた。しかし、周囲にはまだまだ沢山の脅威が潜んでいるはずだ。街まで戻るにはこの荒野をつっ切らなければならないのに、達也のライフゲージはほとんどゼロに近いところをしめしているのだ。

 このまま化け物と出会わずに街までたどり着ければいいのだが……そう願いながら荒野を進んでいったのだが、ついに新手の化け物と遭遇してしまった。

 くっそ! なんとしてでも生き延びるぞ!

 そうは願っても、いくら強い執念を燃やしても、もはや無理といものだ。化け物の最初の一撃で達也は死んでしまった。

「ちっ、終了だぁ! 悔しい、もう一度」

 達也はモニターを見ながらマシンをリセットした。 

                      了


↓このアイコンをクリックしてくれると、とてもウレシイm(_ _)m

                
          ショートショート ブログランキングへ

『ヒンシュクの達人』

$
0
0

『ヒンシュクの達人』 ビートたけし 2013/12 ヒンシュクの達人 (小学館新書)  『週間ポスト』の連載「ビートたけしの21世紀毒談」から抜粋しまとめた本。  同じ悪口や暴言を言うにしたって、言い方やタイミング次第で、それは笑いや救いに変わる。言いたい放題だからって、それは決して何も考えずに思ったことをぶちまけているわけじゃない。  橋下市長もいつの間にか飽きられちゃって、世間の注目を引こうとシモの話にまで手を出しちゃった。「落ち目のアイドル」と大差ない。古臭いジイサンたちと合流なんてしないで一番人気があった頃に自らドーンと国政に進出しとけば良かったのに。  政治家に本当に必要なのは「官僚を使いこなす力」。官僚を打ち負かすなんてのは「素手でライオンやヒグマに勝つ」って言ってるみたいなもんで、それをマニフェストにしたって誰も信用しない。  バイク事故(94年)で人生が丸っきり変わった。今でもたまに、「あの事故で昏睡状態になって、それからの人生は、夢を見ているだけなんじゃないか」と思うことがある。そんな儲けもんの人生だから、あとはやりたいことをやって笑って暮らそうと思う。  『戦メリ』で坂本龍一がデビット・ボウイに抱きつく有名なシーンがあるだろ?あのとき画面がストップモーションのようにカッカッカって揺れるんだよ。実はあれはカメラの故障で偶然フィルムが引っかかっただけなんだ。  プロレスも漫才も今の若手の方が技術的にはだいぶ上だと思うんだけど、それが人気や視聴率に比例するわけじゃない。「成熟はブームの終わり」で、すべてのエンターテインメントは技術が上がれば上がるほど食えなくなるという矛盾と戦っていくしかない。  「いじめ問題」が毎日話題になっているけど、これはもう「犯罪」。「暴行罪」「脅迫罪」「恐喝罪」と、ホントの罪状で呼んでやらないと。これは「犯罪だ」ってことをガキの足りない頭でもわかるようにしてやんないと。  親にとって大事なのは、夢敗れた子供のために逃げ道を用意してやること。人間は決して平等じゃない、努力したって報われないことの方が多いっていう厳しい現実を、子供の頃から叩き込んでおいてやるってことなんだよ。  富士山が世界文化遺産に登録された。でも日本にはもう17も世界遺産がある。あんまり数が増えちゃうと「モンドセレクション金賞」みたいになっちゃうぞ。

11月第3週に読んだ本(まとめ)

$
0
0

2014/11/09~2014/11/15 『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』 新井直之 2014/06 〇 『SELF DEFENSE 「逃げるが勝ち」が身を守る』 武田信彦 2014/07 『ヒップな生活革命』 佐久間裕美子 2014/07 『植物はヒトを操る』 いとうせいこう・竹下大学 2010/05 『遠回りがいちばん遠くまで行ける』 有川真由美 2014/04 『神奈川あるある』 牧隆文 2014/07 『ヒンシュクの達人』 ビートたけし 2013/12

Viewing all 53333 articles
Browse latest View live