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〈教養としての「ローマ史」の読み方〉 本村 凌二著  PHP研究所

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教養としての「ローマ史」の読み方

教養としての「ローマ史」の読み方

  • 作者: 本村 凌二
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
エドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』や塩野七海さんの『ローマ人の物語』を読みたいと思いつつ、まだ手を染めていない。なにしろローマ帝国の歴史と同じく、それらの物語もたいへん長い。 本書は、その長い歴史・物語を読み解く助けとなるにちがいない。「こうしたことをきちんと知っておくことが、ローマ史はもちろん、古代史を理解する上ではとても大切なことだとわたしは思います。」、「・・・ということが、ローマの特筆すべき特徴なのです」といった記述がある。本書のタイトルに「読み方」とあるとおりである。まさしく、長大なローマを読み解く「読み方」が示されていて、それを知ると知らないとでは、解けるものも解けなくなるにちがいない。 評者の関心は、イエス・キリストが生きた時代、その弟子たちの時代、ユダヤをその支配下においていたローマ帝国の気風とはいかなるものであったのか、ローマ人はどんな精神の持ち主であったのか、というところにある。そうした観点からいっても、ナルホドと思わせる情報が提供されている。 「佐藤優氏推薦!」はダテではないし、佐藤氏のみならず推薦に値する書籍であるように思う。
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ローマ帝国衰亡史 全10巻セット (ちくま学芸文庫)

ローマ帝国衰亡史 全10巻セット (ちくま学芸文庫)

  • 作者: エドワード・ギボン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 文庫

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