プロローグ 気功は強烈な自己洗脳術 自分の意識を変える方法 「変性意識状態」を作り出す(トランス状態)、その状態でなるべくリアルになりたい自分を想像し、臨場感を味わう。あとは勝手に脳がその状態に近づく。 今の自分よりも仮想の自分に強い臨場感を感じるのがポイント。 望む自分でいるのが普通の状態(ホメオスタシス)ならば、あとは勝手にそうなってしまう(ホメオタシス・フィードバック)。 この世のすべては自分の脳と心に映る内部表現。それは自分で作り上げたというより、他のものから洗脳されたといえる。 それはただの情報なので、自分で都合がいいように書き換え可能で、それは洗脳といっしょ。 気功で夢を実現する方法論 1 気功で変性意識状態を作り出す 2 変性意識状態では内部表現を書き換えやすくなる 3 気功で内部表現をなりたい自分(夢)に書き換える 4 内部表現を書き換えると、ホメオスタシス・レベルがズレる 5 ホメオタシス・フィードバックの働きで、自動的に夢が実現する 気功をマスターするには毎日朝10分、夜10分練習すれば、だれでも数か月でマスターできる 気功は言葉を使わないので変性意識を作り出しやすい。 それで強烈な臨場感を感じやすく、自分を洗脳して夢をかなえやすくなる。 第1章 気の本質は「情報」である 気の基本は生命エネルギー=太陽の光から得られるエネルギー 後天の気・・・食べ物を食べることで得られるエネルギー 「止観」・・・自分という自我の視点を止めて、客観的にみる行為が重要。 先天の気・・・地球上にRNAが登場した約30億年前から親から子へ代々引き継がれてきた生命エネルギー。 母親からしか得られない。生まれた時に終わりではなく母親は一生かけて子供に気を分け与える。伝え終わったら死ぬ。 食べ物を食べるといのは食物が最初から持っていた先天の気を食べることでもある 上の二つは物理空間のはなし、情報空間に存在するのは「秘伝の気」 気の本質はその空間に書き込まれた情報であり、気功は情報の載せ方、情報の伝え方の方法論である。 そして無限に存在して、手に入れる方法はいくつもある(道教、ヨガなど) 物理空間で高いところにあるものが位置エネルギーをもつように、情報空間では抽象度の高いものがエネルギーをもつ。 情報空間で抽象度をあげるために必要なのがドーパミンを大量に消費して思考すること。 物理空間の重力にあたるのが煩悩。 抽象度の一番高いところが釈迦がたどりついた「空」 気功を他人に使うときは先天の気と後天の気を使うだけだと気を使い果たしてしまうので、秘伝の気を使う必要がある。 気はただの情報なので乗っている情報が悪ければ上書きしてしまえばいいので、いい気も悪い気も存在しない。 第2章 脳科学から見た「気」とは? 「養生功」・・・自分を高めるために自分の為に使う気。自分の気が減らないのが特徴 「秘伝功」・・・他人に使う。自分の気が減るので秘伝の気が必要 気功の起源はインドと中国の国境あたりで、中国に伝わったのが道教、南はバラモンの秘伝術に伝わった。 えらいお坊さんは今でも手を触れないで病気を治せるが、釈迦が煩悩として禁じているのでやる人はいない。 病気を治すのは宗教の本質と違うので。 著者は小学生のとき雷にあたったのと、中国人の先生に教わって気功を使うようになった。 NYで病気をみたりしていた。 田中角栄が招いた多張永祥先生に道家の秘伝功を学んだ。 遠隔治療実験などを中国で行ってデータとったりしていたらしい。 気功は気という情報を送って相手の脳の情報を変えるもの。電波と同じ。でも内部表現を書き換えられるところが大きく違うところ。この内部表現に働きかえるチャンネルが何かはわからない。 離れたところに瞬時に伝わることから量子化通信かもしれない。 第3章 夢を実現する「気」の使い方 気功で最初にするのはリラックス。 体が緊張しているときには抽象度の低い試行しかできない、身体が緩んでいるときには抽象度の高い思考ができる。 リラックスするために「逆腹式呼吸」を行う 1 ゆっり息を吐きながら、おなかを膨らませる。ポイントは可能な限り長く吐き、身体を可能な限り緩めること。 2 息を吸い込みながらお腹を引っ込ませる。 五感で森の中にいるイメージなどをもつと効果的。 亀息法・・・初歩的にやるなら少しずつ呼吸の速度を遅くするだけ 最初は1分間に2-3回から始め、1分間1回、3分間に1回、5分間に1回という風に遅くする。また吐くと吸うの間に止めると1泊おく。下の先を上の歯茎の後ろ側にくっつける。頭から順にゆるめる。自分の身体を見ることが大切。10分程度続けると変性意識に到達する。朝晩やるといい。 気功の終わりには収功をする。両手をこすり合わせ、温かくなった両手で顔と頭をさすり、全身をさする。 集中して意識をあげ、止めて見るということは練功になる。普段の仕事でもできる・ なりたい自分をゴールにして、近づくためには今していることがゴールに関係あるか意識することが大切。 そのためにラべリングして、ゴールに関係ないものを排除する。 自分を客観的にみるので抽象度も上がる T=ゴールに関係あるもの Nil=関係ないもの D=雑念 行功・・・歩きながらする練功 1右脚のかかとが地面につくときに1回息を吸い込む 2 右脚のつま先が地面につくときにもう1回息を吸い込む 3 左脚のかかとが地面につくときに息を吐く 4 左脚のつま先が地面につくときに呼吸を止める なるべくゆっくり動く 最後に収功 「ぷるぷる気功」 準備 1 両脚を肩幅に開き大地にしっかりと足をつけて立つ、両手を挙げて深呼吸をするように2-3回、大きな欠伸をする 2 両手手も、親指で老朽を抑える(手のひらほぼ中央、中指のあたるところ) 3 両肘を軽く折り曲げたら、腰の位置にこぶしを構える 基本のやりかた 1最初はゆっくりと身体を上下に振動させ、徐々にスピードをあげながら自分の気持ちのいいリズムをつかんでいく、慣れないうちは1秒間に2回程度の振動にするといい。このときかかとが浮いてしまわないように注意。ひざをクッションにして全身が一つのバネのようにイメージでゆする。上半身と下半身がバラバラの動きになってしまうのは心身が一体化していない。3分からはじめ慣れてきたら5分や10分にする 2 上下運動に続いて、今度は足をやや前後にずらす、ゆっくりと身体を前後に振動させていく。3分からじめて伸ばす。終わったら腕を下して目を閉じて呼吸を整えて収功 手の位置 自分のやりやすいようにしていい 効果アップのポイント 1 体内の毒や邪気がでていくイメージをもつ 2 自分の夢や願望が実現している様子をイメージする 邪気をよい気に書き換えたいときは、「ぷるぷる気功」で足裏の湧泉というツボから邪気をだし、日光をあびているように良い気をとりいれて書き換える ぷるぷる気功のあとは気をかんじやすいので、収功をする前に気を感じたり玉にして練ったりするとよい、それになりたい自分の情報をのせると夢実現エネルギーになる 「站椿功」・・・新しい情報を気の玉にのせ自分に刷り込む 基本のポーズ 1 背筋を伸ばし足を肩幅程度に開いてたつ、両脚は平行にして膝をまげて腰をおとす、ひざはつま先がみえなくなるくらい 2 両手を指を伸ばしてそろえ、腕を胸の高さまであげて大木を抱くように腕で円をくくる、左右の手の指先はくっつけず10-20㎝ほど話す。肩はリラックス、肛門は引き締め、おなかを軽くへこませる。脚の指は地面をつかむような感覚で曲げる、 やり方 1 呼吸はすべて鼻だけで行う、通常の呼吸でOKだが、意識して回数を数える 2 意識を眉間に集中して雑念を追い払い、何も考えないようにする、指先にテニスボールくらいの気の玉をかんじるので、これを両腕の上を円を描くようにまわしながら大きくする。(腕はうごかさない)10分程度からはじめて徐々に延ばす。 1回30-1時間が理想 気に情報をのせて自分に刷り込むには、なりたい自分をなるべく臨場感をもってイメージすること。 なりたい自分となりたくない自分両方を思い浮かべたうえで、なりたい自分を選ぶ、書き換える。そしてそれを気の玉に練り込んで自分に刷り込む。 気功は言葉を使わずに内部表現を書き換えるので気功によるアファメーションは究極の夢実現方法。 他者との夢を実現するには、同じく気の玉に、一緒に夢を実現する姿を練り込んで、相手のいる方向に送る。そして自分にも刷り込む。 情報空間から無限の気を得る「大周天」 基本のポーズ 1 背筋を伸ばして姿勢をただし、胡坐を組む、目は閉じるか斑岩にする。下の先端を歯茎の後ろ側にくっつける。呼吸は逆腹式呼吸 2 肛門の少し前(ムーラダーラチャクラ)に体中の気を集める。気の玉が出てきたら過去の記憶から「最高に気持ちよかった体験」を引っ張りだし、そのイメージを持つ。 3 息を吸うときに気の玉を一割強めて大きくし、10㎝持ち上げる、息を吐くときには気の玉の大きさはそのままで、5㎝下げる。これを繰り返し、おでこの内側(アナジーチャクラ)まで気の玉を上昇させる 4 気の玉をアナジーチャクラの内側にガンガンぶつける、すると徐々にアナジーチャクラが開き、最後には気の玉が体の外に飛び出すことをイメージする 5 気の玉は自分を離れて宇宙にまで飛び出し、やがてブーメランのようにアナジーチャクラに戻ってくることをイメージする。 6 気の玉を強い光とともにアナジーチャクラから体の中に戻し、おでも、顔、胸、おなかと体表に沿って再びむーだらチャクラに戻す。 7 1-6を繰り返す 座っているところが物理空間、上向きが情報空間と考える。 ドーパミンの経路はヨガではムーラダーチャクラからアナジーチャクラにあると考えられている。 脳内ではVTA(腹側被蓋野)から前頭前野のドーパミン経路に相当する。 付属CDを聞きながらやると効果的 気功が上手にできるということは脳が上手に使えること そうするとスコトーマ(盲点)がはずれて、人には見えなかったものが見えるようになる。 解決策はないのではなく、気づいていないだけ。 気功で才能は開花する。 著者の夢は世界平和を実現し、戦争と差別のない世界をつくること。 気功をしているとすべてのものは無でもなく有でもない=同じものと思える。 そうすると、他人の平和なしには自分の平和がないことがわかり、自分の平和=世界の平和であると気が付くだろう。
夢が勝手にかなう「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体【覚醒CD付】
- 作者: 苫米地 英人
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2010/03/15
- メディア: 単行本