先日行った青森県立美術館の「あおもり犬」の作者である
奈良美智さんの絵本です。
画家であり彫刻家である奈良さん。
作品の中の独特な女の子の眼や表情から、
声なき声が、聞こえてくる、
そんな魅力が私は、好きです。
犬もまた同じ。
うつむく視線の先に、
そっと立ち、耳を傾けたくなる
静かな魅力があります。
寂しさや鬱積が、やがて和らぎ、
笑顔になれる時を信じ、
人は、成長し、大人になっていく。
決して、言葉だけの表現がすべてではない。
無言の中の空気感を、
心静かに感じてみる。
「大きすぎて、見つけられない子犬。」
ずっと寂しかった。
ある、女の子が見つけてくれた。
僕たちは、友達になった。
大事なのは、さがす気持ち。
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