総理大臣が話していることをテレビなどで見ると、要は、「バブル経済が再来するよう頑張ります」と言っているようにしか聞こえない。そんなことより、私は、財政赤字の方が心配でならないし、本当にバブル経済もどきが再来するのであれば、2020年のオリンピック後に大恐慌が来て、そのまま、中国と戦争に突入なんてことになりそうだ。
バブルの頃、私は、そういう経済や社会とは隔絶した生活をしていたので、何も享受した覚えもないし、楽しかった覚えもない。確かに、金融機関に勤め始めたころ、「あのころは一晩で銀座で何十万も使ったもんだ。」と自慢げに話している同僚がいたが、果たして、(1回だけの経験なら珍しい体験として貴重かも知れないが)そのような暮らしが継続することは喜びなのだろうか?バブル期に採用された同僚は、「俺は●大(ちょっと二流の大学)だから、同期で●大出が40人いたが、今では●大は4人しか採用されない。」楽して入社できるということは、幸運なのか? 失業率は低くなって欲しいと思うが、株価や不動産価格ばかり上がっても仕方がない。
あぶく銭を持っていて、それを消費することは、幸せなのか、と、総理大臣の「バブル再来!」を聞く度に思う。