・ラスト・コール/火崎勇 キャラ文庫
10年以上前に雑誌に掲載された表題作と、書き下ろしのその後の、2編収録。 消防士×雇われショップ店長。 メールで呼び出されると、すぐに帰ってしまう、彼。 職業も教えてくれないし。 それが不安だった。 入っているビルが火事になり、助けに来てくれた消防士は、なんと、彼だった! 私、倉木は刑事じゃないかな、と思っていた。 まさか、消防士だったなんて。 消防士って職業は、別れの原因になるものだったのね。 危険だから。 私の友人(男性)に消防士がいるけれど、そんな感じじゃないよ? 怖そうな奥さんもいるし。 そりゃ、危険な現場が多いけれど。 そっか、不安なんだね。 この話、ちょっとまとまっていない感じがした。 篠森の想いは切ないんだけれど、他の場面でそれをいかせていないというか。 うーん……。 私、雑誌でも読んでいるはずなんだけれど、その時の感想、思い出せない。 書き下ろしは、ライバルが出てくる。 篠森はしつこくされて嫌がっていたけれど隣だから無碍にできない。 倉木は強気だったけれど、誤解する。 倉木、けっこう子供ぽいとこある。 そういうところがこの話を上に上げていないんだろうな。 ★★☆↧