「心星ひとつ みをつくし料理帖」を読みました
みをつくし料理帖シリーズ、6作目です!
![心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) 心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)]()
江戸、神田御台所町で蕎麦を出す小料理屋「つる家」
江戸一の料理屋と名高い「登龍楼」の数々の卑劣な嫌がらせの極め付けに、付け火をされ、今は元飯田町に店の場所を変えた。
そこの店主は齢六十五の種市(たねいち)。
台所に手伝いとして働いているのは18歳の澪(みお)だ。
大阪から出てきたばかりの澪は上方と江戸の味の違いに戸惑い、しかも女で、店では苦労していた。
だが、彼女には叶えたい願いがある。
大阪では有名な料理店「天満一兆庵」で働いていた澪。
そこが火事で焼け出され、恩人である店主夫婦と若旦那を頼りに江戸に出てきたが、江戸の店は人にわたり、若旦那は借金を抱え、逃亡したらしい。
頼りもなくなり、無念のまま主人:嘉兵衛が亡くなり、今はおかみさんの芳(よし)と澪で精いっぱいつつましい生活を送っていた。
だが、嘉兵衛が亡くなるとき「天満一兆庵」の暖簾を復活させるよう頼まれていた・・・
「料理は料理人の器量次第」と言い切る、今は体を壊しているがおかみとしての器量を兼ね備えた聡明な女性、芳。
澪を信じ、大きな器で澪を見守り、育ててくれているつる家の店主・種市。
澪が幼いころ生き別れた幼馴染、野江。
澪に厳しくも的確な指摘をし、ヒントを与えてくれていた謎の浪人「小松原」
長屋で初めて仲良くなった、伊佐三、おりょう、太一の3人家族
新たに下足番としてつる家に働くことになった少女・ふき。
いろいろな人に支えられ、励まされながら澪は今日も精進する。
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小松原の妹、早帆が素性を隠し、つる家に料理を習いに来た。
彼女のはたらきかけによって、無理だとあきらめていた身分違いの恋に急展開が起こった。
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ぎゃーーーーーーーーー
プロポーズにテンションあがったら、
そのあと突き落とされた!!!奈落の底に!!
何この展開・・つらすぎて読むのがまじでつらかったんですけど・・・!!
続き読むのも辛すぎるんですけど・・・
気になるから読むけど・・・
でも、武家奉公の話がでたとき、正直がっかりした気分なのも実はあった。
澪にはどんな形でも、料理をつくってほしかったからな~
だからといって、こんな結末を望んだわけではないっ
うう・・なんとか澪が幸せになる道はないんでしょうか・・・!!