読んだ本は、これからどんどん記事にして行こうと思います 観た映画についても最近書けなかったので、それも近々 今回紹介する本はこれ最近読んだ・・・と言っても、半年以上前に読んだものですがなかなか書けなくて・・・・ 『荒木飛呂彦の世にも奇妙なホラー映画論』 荒木飛呂彦 著 ・ 集英社刊 ・ 税込798円
【作品内容】 荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの 奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響 を与えている。 本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そし て時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論 を展開する。 巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画Best20」も収録。 ホラー映画には一家言ある著者の、一九七〇年代以降のモダン ホラー映画を題材とした偏愛的映画論。 これは荒木先生が好きなホラー映画ファンは、とても楽しめる内容 だと思います 荒木先生はとっても個性的な作品を描く方なので、ホラー映画の チョイスも、さぞかしマニアックなのでは・・・と思っていたのですが、 私としては、バランスの良い本に仕上がっているような感じで、と ても嬉しかったです モダン・ホラーの帝王・スティーブン・キングは勿論のこと、誰もが 認める名作中の名作、『エイリアン』も取りあげています。 やっぱ好きだわ~・・・荒木先生・・・ 波紋の使い手ですか?ってくらい若々しくていらっしゃるし。 今年の6月で53歳ですか!どうみたって外見は30代前半です! 飛呂彦・万歳(話しソレてるぞ~) この『荒木飛呂彦の奇妙な映画論』で取り上げられている作品 は、私が大好きなホラー作品も多数取りあげられていますが、 『プレシャス』とかはノーマークでした。 これは是非観たいですね近々レンタルしようと計画中。 『エレファントマン』に潜む怖さのことにも触れていて、とても共感 しました。これ怖いですもん。 主人公のエレファントマンが怖いのでは無いんです。 尊厳を徐々に取り戻し、見世物にされたくないと思っている人間を、 嫌が応にも見世物扱いする人間が怖かったです。 心は健常者と何の違いもないのに、外見が酷い奇形だというだけ で、その人間性すら否定する。 そういった人間の残酷な悪意に満ちた無神経さが、ひたすら悲しく て怖かったです。 彼のような身の上なら、しょうがないと言うのでしょうか・・・ 自分が納得して職業として『見せ物になること』を選んでいる方々 とは違うんです。 心が悲鳴を上げるくらい嫌なのに、強要されることの恐怖。 抜け出せない恐怖。 下手したら死ぬまで付いてまわる苦痛です。 10代の頃に見た作品ですが、本当に怖くて悲しい作品でした。 【荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best 20】も良かった 15位に『愛がこわれるとき』が入っていて感動! これも凄く怖かったですからね。 ジュリア・ロバーツがDV夫から逃げるために、綿密な計画を練る 妻役を好演していました。 DV夫の呪縛から解き放たれたと思いきや、缶詰や、タオルが 整然としているあのシーン! 例の曲まで流れ出して! 嫌ああああ!!でした とても上手く出来ている作品です。 じりじりと異常者が迫り来る恐怖は絶品! 人間がやっぱり怖いのです。 幽霊やゾンビが怖いのは、人間自身が怖いからなのだと、私は 常に思います。 この他にも私の大好きなホラー作品が、多数取りあげられていま すが、語ると尽きないので割愛 とても良い評論本だと思います 荒木先生の映画論の本は、最近他にも発行されたようなので、 そちらも読んでみようと思います ※ 最後に、大したことでは無いのですが、お知らせが有ります。 今回の記事からniceとコメント欄を閉じさせて頂きます。 これは少々思うところが有りまして・・・。 多くは語らずにおきますが、自分的に本末転倒だと思う部分が 有りまして・・・・ 大変勝手ながら、ご了承くださいませ。 他のブロガーの皆様の記事への訪問も、当分控えさせていただき たいと思います。 今まで本当に有難うございました↧