或る日、書店の棚をみていて 『たった独りの引き揚げ隊』の背表紙に目が留まった。 サブタイトルに、 「10歳の少年、満州1000キロを征く」とある。 その時は、パラパラとページをめくっただけだが、 どうにも気になり、後日購入した。 もの凄く簡単な内容で言えば、 "サンボの神様"ビクトル古賀氏が、 少年時代、第二次世界大戦の敗戦の混乱時、 満州の荒野からたった独り歩いての逃避行の話しだ。 日本人が、いかに災難(災害)に弱いかと・・・、 簡単に命を落として逝ったかを感じた。 そして、 たった独り自分が荒野に放り出されたら・・・ まず生き残れないだろうなと・・・
たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く (角川文庫)
- 作者: 石村 博子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: 文庫