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コヘレトの言葉 5章7~8節

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<貧しい人が虐げられていることや、不正な裁き、正義の欠如などがこの国にあるのを見ても、驚くな。なぜなら、身分の高い者が、身分の高い者をかばい、更に身分の高い者が両者をかばうのだから。(7節)> 「社会に不正がはびこっている事実を目の当たりにしても驚くなとコヘレトは言います。…社会の仕組み自体が不正を行う人々に都合よくできてしまっているのです。その指摘はまるで現代の私たちに対するもののようにも聞こえます。」と藤田牧師は書き出される。 コヘレトは改めて経済的不平等の問題に言及する。この世に正義はなく、あるのは「強い者がさらに強くなる」という現実であった。どの時代、どの社会にも経済格差の問題があり、裁きは学閥や門閥、経済的な力によって左右されることが起こる。 古代社会の王たちは、正義と公正を守ることが期待された。そうでない王たちは預言者の厳しい糾弾を受けた。「主はこう言われる。正義と恵みの業を行い、搾取されている者を虐げる者の手から救え。寄留の外国人、孤児、寡婦を苦しめ、虐げてはならない。またこの地で、無実の人の血を流してはならない。(エレミヤ書22章)」 イスラエルの民は王位に着いていても、王自身が自分は神の僕に過ぎないと自覚していた。 「何にもまして国にとって益となるのは、王が耕地を大切にすること。(8節)」この聖句に、安倍首相が国連で、北朝鮮ともはや対話ではなく力だと得意気に演説した事が重なる。彼は戦後の焼け野原も、その惨禍も家族から聞く事もなく育ったのか。彼の一族が戦争をどのように伝えていったのか、裕福ではあったが、彼は貧しい者だと思わずにはおれない。 戦争に勝って大喜びするよりは、豊かな収穫を喜ぶ方がどれほど幸せか、国民にそのような喜びをもたらすことのできない人が、為政者になってほしくない。 「権力を持つ者は、自分たちに都合の良い仕組みを作り上げ、不正が不正として明らかにならないようにしてしまうものなのです。だからこそ目を覚まし、本当に正しいことや良いことは何かを見つめ、求め続けている。その社会にとっての良心のようなものの存在がなければならないのではないでしょうか。」と藤田牧師は勧められる。 力に力で対抗するのは愚かすぎる。人間の力には限界があるとK牧師はバベルの塔の話をされた。「バベルの塔(創世記11章)は、崩壊しました。原子力発電もまた壮大なバベルの塔と思えます。 核燃料は、冷却装置が喪失しただけで、何十万人の人間がその土地を追われました。その福島の体験を忘れたように、再稼働が始まっているのです。バベルは崩壊したのに、またバベルの塔を造ろうとしているのです。コヘレトの冷笑が聞こえます。」と。 力に勝つのは、真の知恵でしかない。為政者たちに与えられますようにと祈る。 日曜日はお近くの教会で礼拝をhttp://komatsu.church/index2.html どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。


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