2009年1月の寒い夜に当時30歳だった寅田淳子という
女と1歳になったばかりの娘が自宅で殺された。
生存者は内尾という20代の若者が現場にいた。
そして、私がこの日の当番弁護士だったため国選弁護人
の選任を受けてしまった。
内尾は精神科の病院に通院中だった。
私は、藤島というボスの弁護士事務所で働いていた。
私は、この事件に対して内尾が罪状を認めているにも
関わらず、引っかかるところがあって否認していた。
このことで周囲の反感を買い弁護人を解任され、事務所も
辞めた。
事件から1年が経過した頃、内尾は精神能力を欠いていたため
無罪になった。
私は、いろいろな理由から懲戒処分を受けたので探偵の手伝いを
して食い扶持を稼いだ。
探偵事務所での仕事は、別居中の夫を尾行して生活費を払わない
夫に生活費を請求したいという妻の依頼だった。
この後、2週間後に私は弁護士に復帰した。
弁護士に復帰した私は会いたくない男に会った。
妻子を殺人事件で亡くした夫だった。
彼は血液の話をして去っていった。
私は気になり夫に電話したり自宅を訪ねたが見つからなかった。
私は、夫が内尾のことを言いたかったのかもしれないと思い
入院している病院へ向かった。
この物語は、これから私が弁護士でありながら探偵をして
病院の医療事故を暴き出すというストーリーです。
暴くまでのプロセスを楽しみながら読むことができます。
時間のあるひとにはお勧めです。
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