今年2月から隔月で開催している『英米児童文学の楽しみ~翻訳家 谷口由美子の茶論トーク~』ですが、 次回は12月17日(火)14時から開催されます。 今回のテーマは「大草原の小さな家」シリーズでお馴染みの、ローラ・インガルス・ワイルダーです。 ローラがアルマンゾと出会う「長い冬」を中心に、翻訳された谷口由美子先生にお話を伺います。 谷口由美子先生ご自身が愛してやまないローラのお話をまたお聞きいただけます。 このイベントでは少人数ですのでアットホームでインタラクティブな会で、先生のお話を聞きながら質問したり感想をお伝えしたり、お茶とケーキをいただきながらトークをお楽しみいただけます。 今までもローラに限らず先生が翻訳を手がけた作品の数々について、その時代背景から作家の人生について、舞台となった現地のお話、はたまた翻訳秘話などお話しいただきました。 過去にとりあげたのは「あしながおじさん」「秘密の花園」「サウンドオブミュージック」そして赤毛のアンで知られる「モンゴメリ作品」についてです。 また、会の終了後にその時の参加者からご希望を伺って次回取り上げる作品が決まります。 谷口先生は本当にたくさんの作品の翻訳を手がけていらっしゃいます。 子供の頃にワクワクドキドキしながらページをめくったあの懐かしい作品のお話を、ぜひご一緒に聞いてみませんか? そしてこのトークで私が何より驚いたのが、子どもの頃に読んだ多くの本がダイジェスト版だと言うこと。 ダイジェスト版は、ストーリーを把握するには十分かもしれませんが、原作者が本当に伝えたかったことを表現するには至らないのだそうです。それも翻訳を手がけた谷口先生だからこそ、そして何より作品を愛し伝えたいと思っていらっしゃる谷口先生だからこそのお言葉かと思います。 そして、ダイジェスト版をきっかけに多くの人たちに完訳を読んでほしいとも仰っていました。 そして面白いのは翻訳秘話や、実話を元にした作品などはストーリーにはされなかった裏話など。 翻訳する苦労話なども楽しいお話です。 来年のNHKの朝の連続テレビ小説は『花子とアン』と言う、赤毛のアンを翻訳された村岡花子先生のお話だそうです。 谷口先生のお話をお聞きいただいているとさらにドラマも楽しめそうです。 イベントの詳細はこちら。 http://i-would-be.dreamlog.jp/archives/8109887.html お申し込みは電話、メールで承っております。
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