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経済特区自由村 黒野伸一

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経済特区自由村 (文芸書)
著者: 黒野伸一
出版社: 徳間書店
価格: ¥ 1,785
発売日: 2013/07/10
「エコロジーを始めたからといって、 地震や津波の予防になるわけではない。 だが、震災が、これから世界が進むべき道を 暗示してくれた。 われわれちっぽけな人類が、どうあがこうが、 大自然には勝てない。 勝てると思うのは、おごりだ。 地球は人類のためだけにあるものではない。 われわれは、地球と共に生きなければいけない。 そのために、最もふさわしい生き方は何か、 今一度、じっくり考えなおしてみるべき時が 来ている。」 (本文中) 最後の方に、この小説の核心があったように思います。 震災後に書かれた小説を、何冊か読んで感じた事は、 どれも、脱原発を!・・という事でした。 自然からの警告を、無視すべきではない。 私も、そう思います。 量産の為に、薬剤を混ぜ込んだ飼料を食べた鶏は、 本来の生き方からはかけ離れた成長を遂げ、 無残な最期を迎える。 利益を追求する為だけに、 進められた技術は、 やがて異常なものとなり、 崩壊する。 フリーエコノミー&エコロジー、略してFEE。 人里離れた山奥の神山田村。 FEEのリーダーとして君臨する民人。 金を使わない暮らしを目指し、 自給自足での生活をする。 規則のない自由さは、いつしか秩序を乱し、 混乱が生じる。 民人の真の目的は何なのか。 民人の本当の姿とは・・・・・。

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