・まほろ駅前狂想曲/三浦しをん 文藝春秋
まほろ駅前シリーズ、3作目。 図書館から借りて(1番だった)、2日かけて読んだ。 行天の遺伝子上の娘のはるを1ヵ月半の間預かることになり……。 お正月からその次の年のお正月までの話。 クライマックスは、まほろ駅前にいつものメンバーが入り乱れる。 亜沙子さんが多田に言った言葉が、胸に染みる。 そして、行天かせ多田と裕弥に言った言葉も。 どちらも、その人が辛い思いをしたからこそ言える言葉であって、言われたほうも、またそんな想いを抱えているから(行天への多田のはちょっと違うけど)。 行天が曽根田のおばあちゃんに言った言葉もね。 人は悲しい経験をしたからこそ、強くなれると思う。 作者の三浦さんは、そういう思いをしたんだろうか。 今回、行天の過去がわかるけれど、今の彼があるのは裕弥に言った言葉を自分がしたからで、それを思うと、行天を抱きしめたくなる。 何も言わずにそっと。 ま、そんなことをしても、行天はいやがるだろうけどね・笑。 今回の騒動があったから、バスの間引き運転調べはなくなるかな?・笑 亜沙子さんとの恋はどうなるのかな? 探偵事務所を開いた行天は、ちゃんとやれるのかな?←無理だと思う・笑 みんな精一杯、まほろで生きている。 続きも書いて欲しい。 ★★★★ シリーズはこちら↓まほろ駅前多田便利軒 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
- 作者: 山田 ユギ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: コミック
まほろ駅前多田便利軒 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)
- 作者: 山田 ユギ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/03/04
- メディア: コミック