「秋色」

・秋色／朝丘戻　ダリア文庫 「春恋」の続き。 完結編。 前作は二人が別れて泣いちゃったけれど、今回は、大丈夫だった。 泣かなかったよ。 さすが、朝丘さん、今回もよかった！ 幼くて別れることになった二人が再会し、恋人になる、今回。 二人だけの話ではなく、家族や友人や元恋人も出てきて、ホント、話が現実的。 現実的というか、本当にいるんじゃないかと思うくらい、リアル。 場所などの設定でリアルというのではなく、主人公はもちろんのこと、周囲の人の感情もすごく書けていて、リアルに思える。 別れてから秋山は、すごく成長した。 人間的に、思いやりがある優しい人になった。 美里も成長した(ちょっとだけど)。 あの時の別れがあったから、今の二人があるわけで、けっして無駄にはなっていない。 よかったね、二人とも。 よかった、よかった。 これからも二人で生きていくんだね。 うん。 あー、よかった。 ★★★★☆ 前作↓ リンク作↓