猫弁シリーズで有名だそうで軽く読めて楽しめるということで友人が教えてくれました。
これは猫弁シリーズではなくて新刊です。
タイトルからしてファンタジーなのかな?と思いながら読み進みました。
出版社がポプラ社なので児童にも読める本かな?このままふわんと終わるのかしら?と思っているとなかなかシビアな事象も現れてきました。
盲人がこの「あずかりやさん」の店主なのですがいろんな人が預けに来ます。
なるほど盲人なので預けたものがわからないので預けやすいですし、余計な思慮が働きません。
1日100円。預けたい日数分だけ支払います。
そして取りに行かなければそのまま店主のものになります。
最初から引き取るつもりがなければ100円だけ払っておくのです。
それもありなんです。
連作短編集で始めのほうに出てきた少女や少年が成長してまた登場します。
余韻の残る終わり方で続編も出そうな感じです。
ほわっと心が温まる作品でした。