Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』

$
0
0
『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』 北川智子 2013/02 世界基準で夢をかなえる私の勉強法  著者は歴史学者。 ハーバード大で教鞭を取るまでになった著者の勉強に対する姿勢についての本。  勉強法よりも著者の経歴がおもしろい。1980年福岡県生まれ。カナダのブリティッシュコロンビア大で数学と生命科学という理系を専攻。同大学院で文系の日本史を学ぶ。プリンストン大学大学院で博士論文を書きながらハーバード大で日本史の授業を行った。  著者は高校でカナダにホームステイして、そこの生活が気に入ってカナダの大学に進むことにした。しかし英語力は低かった。著者はTOEFLのための勉強はあきらめ、ホームステイ先の子供とカトゥーン(アニメ)TVを見たり、絵本を読み聞かせたり、子守唄を歌ったりしていた。これがよい英語の勉強になったという。  大学でのノートは1回の授業でA4白紙1枚にまとめる。分かることは極力ノートに書かない。カンペを作る要領だという。  頭の中で授業を整理して、覚えた内容を何度も思い出す時間をつくるのが大事だと述べる。  大学院の博士課程に入るために、GREという英語も含めた試験をパスしなければならなかった。ここでも著者はあきらめることを選択する。そのかわり願書に添える志望動機や博士課程に入ってからの計画を綿密に考え抜いて、ステートメント(志望理由など)を何度も書き直した。確かに紹介されているGREの英単語は見たことも無いものばかりだ。  博士号取得には大量の本を読みこなさなくてはならない。著者は1日9冊読んだという。全部を読むのではなく、メインの主張と筆者の議論の進め方、オリジナリティーについて考えるのだそうだ。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Trending Articles