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『進化の「謎」を探れ!』

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『進化の「謎」を探れ!』 高間大介・田近伸和 2006/07 徹底対談「生命40億年史」 進化の「謎」を探れ!  著者高間はNHK制作局チーフプロデューサー、田近はジャーナリスト・作家。 地球生命40億年史についての対談をまとめた本。  映画『ジュラシックパーク』で2点気になった。1つはティラノサウルスの走る速さ。推定で時速15kmから17kmだとされている。映画のようにジープを追いかけるのはムリ。もう1つは全長2mの小型肉食恐竜が、調理場に逃げ込んだ子供をガラス越しにのぞくシーン。ガラスが恐竜の息でくもる。ほ乳類と違って爬虫類は吐く息に水分を混ぜない。  直立二足歩行したものをもって恐竜という。恐竜は史上初めて直立二足歩行した動物。  まず肉食恐竜が現れ、次に植物食恐竜が現れた。「草食」という言葉はこの本では使っていない。  ほ乳類の出現は恐竜の出現とほとんど同時。ほ乳類型爬虫類のキノドン類から誕生した。  目を最初に持った動物は三葉虫。目の誕生が”カンブリア紀の爆発”に決定的な影響を与えたとする説がある。  魚の肺は、海の中で、酸欠状態を補うために生まれた。その次に上陸のために機能を高めていった。上陸したのは、肺をもった魚のうちの少数派だと考えられている。多くは海に戻って、肺は浮き袋となった。マグロやカツオもその子孫。一度も淡水世界に行かず、海に居続けたのは、サメやタコといった生物。  英語ではサルはモンキー、チンパンジーはエイプ。尻尾があるのがモンキーで、ないのがエイプ。人間はエイプの一種。  ホモサピエンスの登場が20万年前で、脳のブローカー野(言語に関る)に関する遺伝子が変化したのは20万年前以降とされている。

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