まっさら
闇の中に
葬り去ろうとしたのは
光だ
夢だ
風が吹き
野っぱらが見えてきた
葬り去ったと思った光の点が
少しずつだんだん輝き出し
野っぱらの緑色が
まるく見えてきた
鋭い悲しみばかりだった
一条の光は心をすくい上げる
闇の雫が風に乗りふわんと浮かんだ
まだ闇を遠ざけたわけではないが
緑と闇の間で右往左往している
雫に似たなにか冷たくて明るいものが
降り注ぎ
風がやたらと友だちになりたがる
消えそうな幻が
まっさらな夢を連れてくるような
そんな錯覚さえ
夢の続きをほんの少し
しっぽの先でもつなげようと思った
まっさらになって
※久しぶりに京都で映画のエキストラ。暑さも忘れるくらい、すごく楽しかったぁ!話題豊富で優しいエキストラスタッフたちとイケメン監督!
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まっさら
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