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ファミレス

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ファミレス

ファミレス

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2013/07/23
  • メディア: 単行本
<内容> 妻と別居中の雑誌編集長・一博と、息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。料理を通して友人となった中学教師の陽平は子ども2人が家を巣立ち“新婚”に。3・11から1年後のGWを控え、ともに50歳前後で、まさに人生の折り返し地点を迎えたオヤジ3人組を待っていた運命とは?  ここ最近、子ども向きの本を多く出版されている重松さんですが、今回は大人向きの本を出版されました。2段組なので読みごたえは重量級です。  最初は、コメディータッチで描かれているので笑いながら読んでいたんですが、内容としては結構シビアかな…。主人公は、中学校教師の陽平(愛称:ミヤちゃん)。彼がたまたま本の間から妻の署名捺印がされている離婚届を発見してしまいます。時同じくして、陽平の教え子の母親が不倫をしている最中に事故を起こして入院してしまいます。また、友人の一博の元に転がり込んできた料理教師のエリカ先生親子と、エリカ先生の娘ひなたちゃん(臨月)の元旦那コージーくんとのゴタゴタなども発生します。そんな中で夫婦とは?というのを陽平は考えさせられます。そして、陽平たち夫婦がだした答えは…。  個人的には、コージーくんが不憫すぎて笑えました。普通、夢を追っていた青年(元・ビジュアル系バンドのギタリスト)が子どもができたことで現実に目覚め就職しちゃった日には、相手の親から褒められそうなものなのに、コージーくんはそれが原因でけちょんけちょんに言われ邪見に扱われます。コージーくん本当良い子なんですよ。料理の腕もいいし、子どもの面倒見もいいし。まぁ、ちょっとおバカっぽいのが玉に傷ですが。

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