北方謙三先生の『史記 -武帝記ー』の第3巻です。
中国の全館の時代。武帝・劉徹の下、奴僕同然の身から大将軍へと上り詰めた衛青の活躍により、官軍は華南の地に跋扈する匈奴を放逐する。さらに、その甥にあたる若き霍去病の猛攻で、匈奴に壊滅的な打撃を与えるのだった。一方、虎視眈々と反抗の機会を待つ匈奴の武将である頭屠。漢飛将軍とたたえられながら悲運にあがらえきれない季広。英傑去りしとき、新たなる武才の輝きが増す。
霍去病というのは、短命だったんですね。衛青を超えるような名将のような印象を持ちました。とくに、攻撃においては、霍去病というのは、すごい将軍だったんだろうなと思いました。でも、20代で死んでしまったんですね。心筋梗塞とかですかね。それとも、実は暗殺されたとかでしょうか。若くして亡くなってしまうというのはなんとも謎が残りそうですよね。
史記 武帝紀 3 (ハルキ文庫 き 3-18 時代小説文庫)
- 作者: 北方 謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 文庫