ニコチン・ウォーズ クリストファー・バックリー
ニコラス・ネイラーは、タバコ業界のロビイスト団体のスポークスマン。
毎日、口八丁手八丁で嫌煙派と戦っている。テレビのショーに出演中に、嫌煙派の視聴者から脅迫され、誘拐されてしまう・・・。
2006年に出版された本ですが、嫌煙派と愛煙派の闘いは今も変わっていないようですね・・・。
それはさておき、この本の面白さは、主人公の弁舌の巧みさにあります。
煙草への矛先を脂肪たっぷりのチーズに対する批判にすりかえてしまう、ずる賢さ。こういう人と議論はしたくないなぁ。