カンナが四十九日を迎える少し前、sara-mamaが本を買って来ました。
■犬から聞いた素敵な話
私も新聞の掲載を読んで、気になっていた本でした。
仕事を終えて帰宅すると、その本をsara-mamaがじっと読んでいたので。
私は覗きこみながら、
「泣いてるの」って、聞いたのです。
すると、
「泣いていないわよ」と、返事が返って来ました。
うそつけ泣きむし・・・。
そして、
今は私が読んでいます。
PCテーブルの上にある本を見つけて、
「まだ、読み切れないの」って、sara-mamaが意地悪そうな顔をして薄笑いをした。
いいのーっ、
「じっくり、読んでるんだから」と、私は怪訝そうな顔をして言葉を返した。
すぐに、
「泣いたでしょう」って、sara-mamaは確信に満ちた顔をして私の顔を覗きこみました。
あわてて、
「まだ、泣いていない」と、きっぱり否定。
うそつけ泣きむし・・・。
どうやら、泣きむしがうつったようです。
泪ってかなりしょっぱいことは、三匹を送り出すたびにわかってはいたけれど・・・。
泪で字が読めなくなっちゃうんですよ。
その泪を見らえないように、深夜こっそりと読んでいるのでした。
それはまさに、一人静かな読書週間を迎えたということです。
↧
泣きむし
↧