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たまっちゃった

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 主張中からその後の青春18切符企画まで、その間に読んだ本の感想です。  保科昌彦『ゲスト』読了。
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 そんなに怖くはない。アイディアとしてはよいのだと思うけれど、この悪意の伝染の経路がどうもゲームと結びつかないし……なんかちょっと説得力を欠く。  東野圭吾『浪花少年探偵団』読了。
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 どうも知らないうちに、映画化までされていたらしい。元気のよい大阪弁で、読んで楽しい。後書きで宮部みゆきも羨んでいたけれど、この文化はまねできません。黒川博行先生とか。  宮部みゆき『チヨ子』読了。
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 ホラー作品も入った短編集だが、どれも何となく読後の余韻が漂ってさすが。この人は、こういうのもかけるんだよなあ。  重松清『疾走(上・下)』読了。
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 重かった、かなり重かった。そして、救いがない。少年の心理描写の上手な作者だが、これまで読んだうちでは一番重苦しいが、力強い作品だった。でもなあ、悲しいなあ。  楊逸『すき・やき』読了。
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 この人は、着実に日本で自分しか書けない作品を積み上げていっている。手堅い、立派。  外国語を媒介したさらに他国の人とのコミュニケーションをとる経験を最近したせいか、この中国人留学生と韓国人留学生の、不器用な日本を通じた会話がとても面白く、また気持ちが伝わってくる。それにしても、かわいい留学生は日本人のいい加減な男には気をつけないと。  嵐山光三郎『東京旅行記』読了。  ダカーポに連載したのを、時代を二段構えにして前の取材のときと今(それでもちょっと古いけど)を引き比べている。雑誌そのものも2007年に休刊しているし。なかなか面白いし、興味深いけれど、ネットに取って代わられては仕方がない。

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