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「エス」鈴木光司著:「リング」シリーズ!ぎゃーー小粒な「ループ」だーーーーΣ( ̄ロ ̄lll)!!そして「貞子3D」でノックアウト!

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エス (角川ホラー文庫)

エス (角川ホラー文庫)

  • 作者: 鈴木 光司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/05/25
  • メディア: 文庫
4点 大ヒットした「リング」シリーズの1冊。 「リングシリーズ」は、「リング」「螺旋」「ループ」外伝「バースディ」、そしてこの「エス」。 もうすぐ新作単行本「タイド」が出るらしい。 「リングシリーズ」は、1作目「リング」2作目「螺旋」は好きだけど、突然オカルト・ホラーが SFホラー風になり賛否が分かれた「ループ」、私は許せず嫌い( ̄皿 ̄メ)!! でも、久々に見かけたリングシリーズだったので(単行本は出てたけど気が付かず、 文庫版で気が付いた)、買ってみた・・・・そして・・・・・・・「買うんじゃなかった~!」 という後悔だけが残った。 映像制作会社に勤める安藤孝則は、首吊り自殺をする中年男性の映像解析を依頼される。 調べる内に、その映像が徐々に変化している事に気がつく。 安藤には、結婚を意識した茜という女性がおり、彼女の妊娠報告を受け、結婚を決意する。 しかし、首吊り自殺した映像の男が誰なのか判明した時、安藤は、茜が妊娠したと思われる 旅行での、不可解な出来事を思い出し旋律する。 カーナビの間違いにより導かれるように行った山の中には、古びた井戸が。 そして、その場所の近くでは昔恐ろしい事件が起きていた・・・。 まず、「リング」「螺旋」「ループ」を読んでいないと、いろいろ楽しめません。 特に「リング」とのリンクは強く、読んでいれば、「あっ!」と思う事がたくさんあるはず。 その辺は楽しかったんですよ。 「リング」は好きだし。 「リング」に関しては、かなり詳しい内容が語られ、螺旋が絡み、そして、 私が忌み嫌う「ループ」のような展開がドカーンヽ(lll゚Д゚)ノと・・・。 それも、「ループ」より酷いかも。 密室殺人とか、アリバイ工作とか、難解なトリックがどう解決するのかと、 ドキドキとミステリーを読んでたら、最後の最後に、 「私なんでもできるんです♪(〃∇〃)テヘペロ」って魔法使いが登場~!!ってな感じ。 えーーーー、これだったら、なんでもありじゃん!!って感じ。 舞台は狭く、主人公安藤と茜を巡るストーリーが中心で小粒、それでも、 「リング」とのつながりからドキドキと読んでたら・・・・・・・あれーーーーーーー奈落。 「ループ」で凝りてたのに、買った自分がバカなんですが・・・・・・。 皆さん、第六感とか虫の知らせとか信じますか?? この本、8割くらいまで、さくさくと面白く読んでたんですが、もうラスト!!ってところで 読むのを中断し、その後、なかなか読む気にもなれず放置してたんです。 自分でも「何で続きを読みたくないんだろ??盛り上がってるところだし、後少しなのに?」とか 思ってたんですが、それは「第六感」なるものだったんだろうか?? と思いたくなるほど、残りの2割読まなきゃよかった~と後悔後悔。 残りを読み始めた直後、竜司(ネタバレなので反転)の名前が出てきた瞬間、嫌な予感はしたんですよ・・・。 予感は的中、いや、尻すぼみなラストは、予想よりも酷かった・・・・(T_T)ぐっすん。 「リング」「螺旋」が好きなだけに、悲しいなー。 一応、記事のカテゴリーは「ホラー&ミステリー」に入れたけど、オカルト・ホラーも、 SFも冒涜されてる気がして、どこにも入れたくなーーーいっ!! リングシリーズ、「ループ」を含め好きな人なら読んでもいいけど、 「ループ」が嫌いな人は、読まない方がいいです。 ホラーが好きな人にも、怖く無いので不向き。 その上、その上、これを読み終わった数日後、テレビでこれが原作になってる「貞子3D」(感想後日)を 見て、あまりのすごさにノックアウト! 原作「エス」、映画「貞子3D」のダブル攻撃に死にました(-_-;)。

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