(年間50冊の進捗 50冊/365日×243日目(8月31日)ー21冊目=▲12.28冊)#mhks(本)
- 作者: 北山 公一
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
・仮にあなたが昔ながらの日本企業に勤めていたとしても、いつまでも「日本流」で生活できるとは限りません。
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・ときとして相容れない価値観を持つ人間どうしが協力し合って仕事をするためには、必要なものがあります。
1つは「仕事の目的」という共通項です。(中略)
そしてもう1つは「リスペクト」。自分と異なる価値観への尊重です。(p23)
・世界において、「違い」は「間違い」ではないのです。違いとは、尊重すべき差異や個性だと言えるでしょう。(p26)
☆日本人は「均一」だとよく言われますが、島国ゆえの閉鎖された空間で、日本語という言語、学校教育で育まれた「日本観」、そして「宗教」がほぼ行き渡っているからで、細かい点では「県民性」や「方言」など異なる価値観はあります。
子供のころは、それが原因で「いじめ」がおこったりするのでしょう。しかし大きくなれば、それは「個性」として認識される。
世界において「違い」は「間違い」ではない。すごくインパクトのある言葉です。
人間として付き合えば、喜怒哀楽は同じようなモノ。「別れ」は悲しいし。「笑顔」はうれしい。
まずは同じ「人間」として相手を尊重することからですね。
・日本人どうしは、「好き」や「嫌い」の理由をいちいち相手に伝えることは少ないはずです。それで通じるからいいじゃないか、と思う人もいるでしょうが、そうやって物事の因果関係をあいまいにする習性が、日本人の論理力のなさに拍車をかけているように思えてなりません。(p32)
☆「なんとなく」ではなく、「〇〇だから、〇〇。」確かにこれは考えさせられます。しかし、自分の中に理由を「見つけ出す」ことは大変な「努力」が必要です。自分の気持ちの中を掘り進まないと、なかなか見つからないし、それを「言語化」するのも大変だし。
これって「人をほめる」ことと同じかもしれません。ちいさな「いいこと」探しでしょうね。
・グローバル企業では人の心を勝手に読む習慣がないのです。人はみな違うのだから、どこがわからないかも人によって違います。ここがわからないに違いないと勝手に決めつけて、教えることは逆に失礼になりかねません。(p71)
☆ついつい、親切心からお節介をやいてしまう。でも、この「距離感」も実際に人によっては違うでしょうから、やはり身をもって体験しなくちゃわからんだろうな。
・論理的な会話に欠かせない「NFL」
・「数字、ファクト、ロジック」の登場です。この3つが論理的会話には欠かせません。
私は、数字(numbers)、ファクト(facts)、ロジック(logic)の頭文字を取って、勝手に「NFL」と呼んでいます。(p82)
☆外国人とコミュニケーションする上で必要な「要素」。言語は違えど「数字」「事実」そのものは変わらない。
そこからいかに「ロジック」を組み立てるかが難しい。「数字」、「事実」示すモノは「ひとう」なのだが、「見方」を変えると、伝わる内容も違う。この辺りも考慮にいれないといけないし・・。
日本人同士でもこれは言えますね。
・情報共有のための会議を「ブリーフィング」、意思決定のための会議を「ミーティング」と呼んで分けている会社も多いです。(p115)
・メールを送信する前に宛先をよく見て、「アクションを起こしてもらいたい人」と「参考までにこのメールを読んでもらいたい人」のどちらなのかを考えましょう。前者は「TO」、後者は「CC」と使い分けることで、受け手も混乱しなくて済むのです。(p156)
☆なるほど!この辺りはうちの会社もしっかり決めて導入してほしいものです。だらだらと続く「会議」。一方的に資料を読んでいるくらいなら、「読んでおいて、質問を考えて来なさい」と言ってくれる方が、「眠く」ならないと思うのですが・・・。はぁ。
☆読み終えて:「世界で戦う」ための本ではあるが、自分に取っては日本人が「日本の会社で戦う」ためにも必要な事が多く書かれておりました。「結論ファースト」などは、報告の時には「あたりまえ」ではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありが当ございます。
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