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島耕作 会長

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連載30年目を迎えた弘兼憲史さんの人気マンガ「島耕作」シリーズ会長編 「会長 島耕作」 が、モーニング39号と同日配信の電子書籍版「Dモーニング」 で始まった。 島耕作シリーズは、累計約4000万部を発行する人気作で、「課長 島耕作」 のタイトルで始まった。島の出世とともに「部長」「取締役」「常務」「専務」 と変更。 ドラマスペシャル 課長 島耕作

大手家電メーカーに勤める島耕作が、社内の派閥抗争とは距離を置きながら出世するという団塊世代の “あこがれ” が描かれた。 前作の社長編は、社名変更、海外メーカーとの激しい戦い、中国の反日暴動などが描かれ、島の社長退任と会長就任に伴い13年7月に完結した。 「会長 島耕作」 の第1話は、相談役の万亀から引き継ぎ経済団体「経済連合」 のメンバーとなり、未知の領域となる財界に足を踏み入れる姿が描かれる。   島耕作シリーズは、リアリティーを重視した作品。日本の景気が劇的によくなって、「電機メーカー各社の製品がバカ売れ! 島耕作の快進撃が続く!!」 といった 「都合のよい」 展開は描きにくい。 会長という社業から退いて役職に就いた島耕作に、どんなドラマを織り込むか弘兼さんは悩んでいました。そこで、実際に会長職に就いている方、経済団体で活動している方などに話を聞いて回りました。 経済団体といえども、人と人が運営する組織です。そこには、新聞やテレビには描かれないさまざまなドラマが埋まっていました。 財界という濃厚な人間関係が渦巻く「窮屈そうな社会」と、国益を背負ってグローバルな視野に立って羽ばたく 「広大な世界」 が同時に描かれる 「会長 島耕作」。 いかにも面白そうで、担当としても今後の展開が楽しみです。

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