スコット・トゥロー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★
中編小説!?
出版社の罠にはまってしまった!?刊行順で言えば、本書、「無罪」。邦訳は逆、「無罪」、本書。秀逸な「無罪」に続く邦訳とくれば期待は膨らむはず・・・
第一審どうりの刑をかすべきか?出訴期限を過ぎたことで被告人を無罪にすべきか?
出訴期限、時効ですね。15歳の少女に対するレイプ事件、証拠としてレイプの様子を撮ったビデオが採用、しかし、事件はすでに時効。上級裁判所判事三名の意見は一致せず、判事メイソンに委ねられる。
メイソンの若かりし頃の失態がオーバーラップ、それに加え何者かからの脅迫メールが・・・自責の念、脅威と闘いながら導き出した判決は!?
いつもの長編と比べると登場人物も少なく中編小説。ちょっと割高感のある一冊かな・・・