食の戦争 米国の罠に落ちる日本
(文春新書) [単行本]
鈴木 宣弘 (著)
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⇒食の戦争 米国の罠に落ちる日本 (文春新書)
<内容紹介>
TPP参加が現実味を増すなか、
食戦略なき日本の食の未来はどうなるのか。
日本が農業鎖国であるという言説は本当なのか。
作物の遺伝子組み換えが進み、
モンサント社をはじめ食産業の寡占化・食の
グローバル化がますます進むなか、
近未来の食をめぐる世界戦略地図は
どう描きかえられるのか――。
「閉鎖的な農業戦略にショック療法を」
というかけ声の裏側にある各国の食戦略の
ウソを読み解き、
時代じだいの食戦略とその結末を歴史的に
振り返り、アメリカンスタンダードにノーを
つきつけるヨーロッパスタンダードを紹介。
安全基準をも含めた食戦略の日本の、
そしてアジアのあるべき姿を徹底して考える。
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<関連記事>
「植草一秀の『知られざる真実』」
2013/08/22 第645号
【幸福な日本が壊され
西洋の悪徳が持ち込まれている】
<抜粋>
「今だけ、金だけ、自分だけ」
は、東京大学教授鈴木宣弘教授の新著
『食の戦争 米国の罠に落ちる日本』
(文春新書)
http://goo.gl/wxTNAq
の冒頭で、最近の世相のよく反映する言葉として
紹介されているものだ。
鈴木氏はこのフレーズが、池田整治氏の、
『今、「国を守る」ということ』
(PHP研究所、2012年)
http://goo.gl/1XDAQ8
よりヒントを得たものだと記述する。
鈴木氏は上記新著のあとがきに、
「食だけではない。
これ以上、一部の強い者の利益さえ伸びれば、
あとは知らないという政治が強化されたら、
日本が伝統的に大切にしてきた助け合い、
支え合う安全・安心な社会は、さらに崩壊して
いく。
競争は大事だが、あまりにも競争に明け暮れる
日々は人心も蝕み、人々は人心共に疲れ果てる。」
と記述する。
いまこの国が直面しているもっとも重要な問題は、
この国の進路である。
日本古来の風土、伝統である、
「分かち合いの社会」を再構築する道を選ぶのか。
それとも、米国流の弱肉強食社会、
「奪い合う社会」を選ぶのか。
その選択が問われている。
以下略ーーー
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食の戦争 米国の罠に落ちる日本(文春新書)
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