「最愛の大地」 原題:IN THE LAND OF BLOOD AND HONEY
2011年/アメリカ/127分/R15+ @MOVIXさいたま
監督:アンジェリーナ・ジョリー
主演:ザーナ・マリアノビッチ、 ゴラン・コスティック
今から約20年前に起こったボスニア紛争に材をとった作品。昨日までの隣人が突然敵になる悲劇。多くの市民が犠牲になった民族紛争という名の戦争、あまりにも理不尽であまりにも悲惨。よくこれだけの映画を作ったものだと思う。全編英語だったがこれが現地語だったらまたひときわ違ったものになっただろう。また、音が効果的だった。突然の爆発、躊躇なく発射される銃、激しく叩かれるドア、不気味に近づく足音、見る者に緊張の連続を強いる。