夏に本を読むことを「緑陰読書」と言うのだ、と
朝日新聞の天声人語に書いてありました。
そして、読書に疲れたら、冷えたビールが一番なんだそうです(○∇○)
うふふ(⌒▽⌒)やっぱり?
ご存知、今期、芥川賞を受賞した作品です。
人体を覆う表皮のうち特別な存在が二つある。爪と目である。
前者は自由な両手の指先を保護し、後者からは外界の情報の8割以上が入る。
かくも重要だからこそマスカラやマニキュアで飾り立てねばならぬし
「爪を剥ぐ」「目を潰す」というように
人間を傷つけ損ねる残虐性の標的にもなるのだ。
・・と、やはり朝日新聞の書評欄に有りました。
ほっほう(∩_∩) なるほどねぇ
そう言われなくても(^^ゞなんだか、この表紙を見ただけで
怖くなってしまいますよねぇ。
このイラスト、この本の中味を的確に表現していて
凄いなぁって、手放しで、感心してしまいます( ̄△ ̄;)
字の配置だって、怖がらせる要素、十分!!!
小説の中味を表紙だけでアピールする装丁の仕事って、
きっととっても面白いお仕事なんだろうなぁって(⌒▽⌒)
・・とは言え、このイラストを見ていると
それでなくても夏はイネ科の植物のアレルギーで
しょっちゅう涙が、でろんでろん出ているのに
ますます涙が溢れてきそうで困ります。
本の内容も、登場人物が可哀そう・・とか、ストーリーが郷愁を誘う・・とか
そういう理由ではなく、涙がでろんでろん出てしまうようなお話で
これはコンタクトレンズをしている人、
先端恐怖所の人(私です)は
たまらないだろうな~って、勝手に思っています。
何言ってんだよ(; ̄Д ̄)意味不明と
おっしゃる方は、是非ご一読下さるのが一番であります。
ただ・・・こ、怖いからご注意くださいねΣ(O_O;)
ところで、このお話の中でお洒落なインテリアを構成する
重要なアイテムとして、‘ウンベラータ’が登場します。
自分のお部屋をセンス良く飾り、その様子をブログで発信している人には
人気の的だそうで、小説の登場人物もネットで買いもとめ部屋に飾り悦にいります・・・が
お日様の当たらないところに置いたため、だんだん痛んでくる・・という描写も続きます。
そして、とうとう見限って、ベランダに置いたら元気になってきた・・と。
ウンベラータ、ウチの店でも確かに人気があり
この春先、陽気が良くなって来てから何回も仕入れているのに
その都度、若いお嬢さんにお買い上げ頂いてます(⌒・⌒)ゞ
ゴムの木の仲間なので、結構冬の寒さにも
夏の暑さにも耐えますが、暗い所に置くと
元気が無くなります。お水も大好きです。
リズムさえ掴めば、手のかからない重宝なグリーンです。
この小説を読んで、やっぱりウンベラータは
お日様に当てないと駄目なんだなぁって
納得してもらえると、花屋のおばちゃんとしては、
ちょっと嬉しいかも・・(∩_∩)