・学園の可憐な誘惑/水上ルイ ルチル文庫
エーゲ海の孤島にある全寮制の高校が舞台。 「学園の華麗な秘め事」のリンク作。 京都の旧家の跡取りで無口な大型ワンコ系×東京の財閥の次男で可愛いけれど男前。 どちらも、新入生。 この話の主人公は、今までの水上さんのキャラと、ちょっと違う。 受は今までどおり可愛いんだけれど、攻に対しては積極的。 攻のギャップに胸がキュンとしたりする。 攻は、剣道で全国大会優勝、入学試験は満点だったというのに、自分に自信がなく控えめで、自分は地味だと思っている。 いつもの水上キャラと違う、この二人。 これが、いい! どちらも恋をしたことはなくて、初々しくて、純情で、きゅんきゅんきたよ。 前作の「学園の華麗な秘め事」にも出てきた、学園劇の話も、出てきた。 オトナカップルは甘かったけれど、こちらの高校生カップルは、読んでいて応援してたよ。 いや~、こういう初々しさ、いいね。 私が一番よかった言葉。 「パンツを脱いだかいがあった!」(by遙) スイスへの修学旅行の話も載っていた。 遙、男前だ! 森が丘くん、日本男児そのもの。 それにしても、姉妹校を含むこの学園には、アホな子弟が多すぎるぞ! 他に優秀な子はいないのか? 優秀な子が続編が出るのだろうか……? たった2ページだけれど、兄カップルの話も載っていた。 ラブラブですな ★★★☆ シリーズはこちら↓↧