- 作者: 英田 サキ 画:奈良 千春
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2005/05/28
- メディア: 新書
どこまで身体を開けばいい？どこまで心を許せばいい？
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対５課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その操作方法はエス（スパイ）と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。そんなある日、大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、上司からの命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった！刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。英田サキが贈る孤独に生きる男達の歪で鮮烈な愛の物語。（SHYノベルス・大洋図書より） ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★★☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ 感想。。。 １巻から引き続き読みましたが、何だか物凄くズシーーーーーーンと重い何かが残る結末でした。 読み終えた後もグッと何かが胸に突き刺さったまま・・・。 この巻では椎葉の同僚である永倉という刑事と永倉のエスである小鳥遊真生と言う人物が物語に絡んできます。 痛々しい。。。 この２人と永倉の抱えていたモノが・・・。 そして衝撃の結末に読んでてショックが拭いきれなかった。 少しは優しい空気が漂う方向を願っていたのだけれど。。。 決して甘く締めくくられてはいなかった>< 辛すぎる・・・。 椎葉と宗近の関係もこの一件で大きく変わっていくのだろうけれど、彼らの関係以上に永倉の存在がインパクト強すぎてこの巻では持っていかれちゃったかな＾＾； 物語としてはＢＬ枠だけでなく、刑事モノというジャンルでも読み応えたっぷりです。 ググッと物語の中に引き込まれていく分、読んだ後の疲労感が半端ないです＾＾； 続きも気になるけれど、その前に少し優しい物語を読んでちょっと息抜きします＾＾；