派手好きで服のセンスが奇抜という設定のヒロインが好む色でした。
19世紀に開発された紅紫色の合成染料とそれを使用して染色した布地の色で日本語ではフクシンと言います。
自然な染料がほとんどだった時代に大変目立つ色だったことと思います。
物語の設定年は1867年であり、fuchsineの合成に成功したのは1858年と ちゃんと時代考証をしているのですね。
以前、フランスが舞台の物語で紫色の合成染料としてモーブがもではやされていたものがありました。調べてみるとモーブは1857年に工場生産が開始されたが、翌年にfuchsineが登場してとってかわられてしまったようです。