1956年に福音館書店から子どもたちのために創刊された本がありました。月刊絵本「こどものとも」です。私も幼稚園児だった頃、母が購入していてくれた覚えがあります。薄い本だったのですが、毎月来るのを楽しみにしていたことを思い出しました。
この絵本は、子どもたちにより質の高い絵本を届けようという理念のもとに、それまで子どものための絵の本を描いたことのなかった画家も含めた、多分野の作家を数多く起用して発行されたそうです。
以前この平塚市美術館で「水彩画 みずゑの魅力」を見たときに、夏の展覧会のお知らせで「はじめての美術 絵本原画の世界2013」を知り、ぜひもう一度この場所へ来たいと考えていました。8月初めに行きました。今回は、平塚の駅からバスを使わずに、ゆっくり歩いて美術館に向かいました。海からの風でしょうか。とても爽やかな心地よい風が吹いていました。美術館の周りにも大きな木が植えられていて、涼しい日陰を作ってくれます。
館内は、土曜日の昼頃のためか、とても空いていました。この展覧会では、26人の作家に描かれた333枚の絵が展示されていました。一枚一枚丁寧に描かれた絵をじっくり観ることができました。この中から、とくに印象に残った方をご紹介していきます。
投稿者:ゆんたく