【あらすじ】
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対5課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。椎葉は新宿の武闘派暴力団・松倉組に籍をおく男を情報提供者として工作している。ある日、寝起きの椎葉に一本の不明な電話がかかってくる。おまえのエスに気をつけろ、と。劣情と矜持、孤独が交錯する男たちの物語。(SHYノベルス・大洋図書より) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★★☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ 感想。。。 英田さんの「DEAD LOCK」にハマった時、この本も一気買いしていたのだけれど、ずーーーっと積み本にしてしまっていました。 とても名作と評判だからこそなのか、なんだか読むのが勿体無くて・・・。 (こういう心境、わかってもらえるかな?) でもまぁそろそろ・・・。 積み本も、残す本、手離してもよい本・・・と整理していかなきゃと思い、読み始めました。 いやぁ・・・さすが英田さん。 こういう話、ホント、上手いですよね。 まだ1巻だし、正直、「DEAD LOCK」のユウトやディックほどの思い入れ持てそうなキャラではないのですが、でも話はすごく面白いです。 ちょっとワタシ個人的に苦手な展開があったものの、話にドンドン引き込まれてしまって気付いたら読み終わってました。 “おまえのエスに気をつけろ”・・・。 てっきり、エスに裏切られてヒドイ目に遭うのだろうか・・・とドキドキしながら読んでいたら、予想していなかった方向にビックリ展開!! 現時点ではベタな(イチャイチャ的な)甘さは全くないものの、BL面でもしっかり読ませてくれてるし、それと同時に、仕事としての駆け引き、男として譲れない価値観、プライドがぶつかり合い、どちらも引っ張り引き合い・・・で 物凄い骨太な物語。 いろんな意味でドキドキさせられっぱなしでした。 一気買いしていて良かった。 続き、読みます。