移動の飛行機の中で、どっぷりはまる。
いやー、今回もなかなか読み応えのあるお話であった。 でも、獣の奏者や狐笛のかなたに比べれば、号泣することはなかった。 ちょっとぐっと来たところはあったけど・・・。 これは続きがたっぷりあるので、読む進めるのがとても楽しみである。
女用心棒であるバルサは、たまたま通りかかった通りで新ヨゴ国皇子が川に落ちたところを助ける。 それをきっかけにニノ妃より皇子チャグムの命を託される。 チャグムの体には、精霊の卵が宿され、その卵と皇子を守る長い旅が始まる。
バルサとタンダの関係が今後どうなって行くのか!? 本当にこの二人には幸せになってもらいたいし、チャグムが皇太子に即位した後も、どうやってこの彼らに関係して行くのか?! これは本当に楽しみなシリーズである。 もともとこういうファンタジーの話が好きだったので、大人になっても読んで面白いと思うし単純に感動できるのだが、これは本当に大人が普通に読んでも面白いと思う。 これも是非オススメしたい1作品である。
出張用の手持ち本は残り1冊。 簡単に読んでしまうのか、はたまた時間がかかるのか・・・こちらも楽しみである。 (2011年10月3日)
<再読>
有言実行! 再読宣言しましたので、楽しく読み始めました! もう2年も前になるのか・・・という思うと、月日の流れる早さに驚いてみたりして。
昨晩読了。 久しぶりに読み返してみて、改めてこの物語のすごさを知る。 あとがきを読んで「子供向けにかかれた」とあり、ちょっとびっくり。 しかし、どう見てもこれは「国盗り物語の剣客もの」でしょ! 確かにチャグムの子供の成長や心の変化は子供にとっては学ぶべきところだとは思うが、バルサやタンダの心模様は、完全に大人にならないとわからないこと。 タンダのバルサへの気持ちがあふれていて、なんだか切なかった。
既に次も読み始めていて、行きの電車で読み終わるだろうな・・・。 この夏は守り人にどっぷりはまろう!