『日本仏教における仏』
由木義文(印度哲学、浄土宗僧侶)
レグルス文庫(1976)
キルケゴール:
ヘーゲルを犬小屋の住人と非難
聖徳太子:
仏とは永遠に衆生に働きかけを続けるもの
聖武天皇:
盧舎那仏=天照大神
空海:
宇宙そのものが大日如来。説法する色も形もない法身の大日如来
最澄:
法華一乗思想と大乗戒壇の確立。
天台、密教、禅、菩薩戒の仏を融合統一した毘盧遮那仏
法然:
戒は必要なしも戒を授ける。天台僧として臨終。
十万億土のかなたの阿弥陀仏と色も形もない法身としての阿弥陀仏
親鸞:
尽十方に広がる無碍の光、阿弥陀仏。信心は仏性なり、仏性は如来なり
道元:
本来衆生仏ならなぜ修行が必要か?
全宇宙に遍じて至らないところのない仏の力に裏付けられ
坐禅により悟りを開く
日蓮:
妙法蓮華経を唱えると自分自身の仏性が現れる。
久遠の釈尊。諸仏を統一する仏
☆☆☆☆☆
各章の末尾にまとめがありわかりやすい
・今日の一言(本文より)
世间虚假、唯佛是真。
世間は虚仮なり、唯仏のみ是れ真なり。
세상은 허무한 임시적인 것이고 단지 부처만이 진실하다.
The world is false, only the Buddha is true.
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日本仏教における仏(レグルス文庫)
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