我が家はHONDA車に乗っていて、年に何回かマガジンが送られてくる。
去年送られてきたそのマガジンに銀色夏生さんのある詩が寄せられていた。
すごく心に響いた。
乙女時代銀色さんの詩集を買って読んでいたけど、この詩をきっかけに
また読みたくなって、最近はずっと手を出していなかったエッセイ「つれづれノート」を読み出している。自然体で、なかなか面白い。
その詩を、皆さんにもご紹介したいです。
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「会いたいと思った時に会いに行く」
銀色夏生
私は誰かに会いたいと思ったら、
どうしても会いたくてしかたなくなる。
人が人に会いたいと思うのは、なぜだろう。
その人に心惹かれているから。
その人に自分をひきつける何かがあるから。
私は、人ほど素晴らしいものはないと思う。
景色や遺跡や文明もすばらしいけど、
人は生きている。
言葉を投げかけると、返してくれる。
でも、人は、わからない。人はむずかしい。
人は、無限の世界を心の中に持っている。だからこそ、
その関わりの中で限り無く遠くへ行ける可能性がある。
その人の心と私の心は宇宙よりも広いところで出会う。
人が心を開く時、それは溶け合い、まざり合う。
そして愛によって、自由にも不自由にもなれる。
人がいて、情熱があり、何かが生まれる。
それもすべて、会う事から始まる。
会いたいと思った時に、会いに行きましょう。
でも・・・・と思わないで。
会いたいと思ったという事、それが会う理由です。
それ以上に純粋な理由はありません。
会うことから、始まります。
会いたい人に会えること。それは幸せなことです。
会いたくても、どうしても会えない人もいます。
だから、
会おうと思えば会える人には、
会いたいと思った時に、会いに行きましょう。
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この詩のように「会いたい」と思っている人には、私もどんどん働きかけて会いにいこうと思っています。
反対に、「もういいや」という人はどんどん切っていきます。
白黒はっきりした性格です。
「好きな人」には「好き」と伝えたいし、「嫌いな人」には近づかない。^^
そして、会いたくてももう会えない人もいます。
星になってしまった人です。
案外、人間の命は短いと知っているから、「後で」は遅いのです。
最近、何年も会ってなかった友人や先輩とメールを交換する機会があり、昔のようにまたみんなで集まれそうな予感がしてきました。
止まっていた時計が再び動き出したような感じです。
40を目前に、振り返ることが多くなりました。
「会うことから、始まる」いい言葉だな、と思うのです。
皆さんも、「会いたい人」に会っていますか?
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会いにいこう。
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