『賃貸生活AtoZ』 秋津智幸 2012/02
著者は不動産コンサルタント。 賃貸物件・生活に関する様々な情報をまとめた本。
著者のブログからピックアップして修正した本。
1R(ワンルーム)と1Kの違いは、キッチンと部屋の間に扉(壁)があるかないか。
1DKと1LDKの違いに明確な規定はないが、おおむね8畳未満はDK、それ以上はLDKとしている。
1SLDKなどの「S」はサービスルーム。「窓が床面積の1/7未満の場合、居室と認めない」と建築基準法にある。
連帯保証人の代わりになる保証会社の相場は、家賃の半月~1か月分。
不動産屋が報酬として受け取る仲介手数料の目安は家賃1か月分。
「礼金」の意味合いは、大家が不動産屋に支払う広告料としての役割になっているという。東京の一等地では、いまでも礼金として家賃2か月分で、1か月分は不動産屋に払われる。礼金1ヶ月の物件では、大家の取り分は0。礼金ゼロなら大家が手持ちから不動産屋に1か月分を支払っている。
「〇ヶ月フリーレント」という物件もある。一定期間家賃無料の契約。一般的に、最低限入居しなければならない期間が設定されていて、期間内に退去すると違約金が発生する。
最近はインターネットを入り口とした不動産の問い合わせがほとんど。
1月中旬から3月下旬は貸し手(大家・不動産屋)が強気な時期。借り手が有利なのは5月中旬~8月上旬。9月中旬~12月も借り手市場だという。
「更新料」は地域性がある。京都だと毎年家賃2か月分。首都圏では2年ごとに家賃1か月分というケースが多い。
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『賃貸生活AtoZ』
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