今日の本 「騎手の一分」(藤田伸二/講談社現代新書2210:13年)
-競馬界の真実-とのサブタイトルのついた一冊。
オビには、「鞭を置く前に伝えておきたいこと」との言葉も。
なかなか知ることのない馬の世界、興味を持って手にしました。
著者は騎手の藤田伸二氏。超有名な騎手であり、
他にも著作があります。
本書、6章から構成。序章に書かれているように、
「これだけは譲れない」ってことをまとめた内容。
現在のJRAの、何だかおかしな部分を指摘する箇所も多いのです。
私として、気になったところをピックアップ。
・馬の邪魔をしないことが、「カッコよさ」とか「美しさ」につながると
思うし、最終的には馬の「強さ」を最大限に引き出すためにも
必要なことだと俺は信じている。
また、4章「なぜ武豊は勝てなくなったのか」の締めとしては
エージェント制度、大手クラブ等の絶大な発言力、
外国人騎手の多用というシステムを作ったJRAこそがその犯人
と記載。いやいや、ドキッとしますね。
確かに、武さんの名前を紙面で見かける機会は減っています。
その理由、そんなところにあったとは。
最後には、縮小する競馬市場の問題点を指摘。
多くの問題を抱えた現在の競馬界。
今後の競馬界に、注目です。
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今日の本 「騎手の一分」
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