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塚本青史『呂后』『張騫』『王莽』読了

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塚本青史:著 講談社文庫 『呂后』 『張騫』 『王莽』 を読み終えました。 三国志みたいに、うまくコメントできませんが、一応。 あ、三国志が、うまくコメントできていた、という意味ではありません。 呂后 は、 高祖劉邦 の后。 張騫(子文) は……… ………割愛。 (^^;) 王莽(巨君) は、前漢を滅ぼし、新王朝を開いた、簒奪者。 いずれも、三国志の時代よりも、昔の人物ですネ。 これら、三国志ものに比べるとあまり頭に入ってこない、というのが正直なところ。 面白いは面白いのですがネ。 私コークは、三国志ものよりも先に、中国史ものを読んでいました。 前漢よりさらに昔のお話でしたが、前漢の時代も、じゅうぶん守備範囲内(のハズ)です。 呂后 張騫(子文) はアレですが、 王莽(巨君) については、いつの世にも、同じ様な事やってる人物がいたんだなぁ、といった感じです。 やたら、短命でしたけども。 簒奪前はわりと評判良かった、というのが惜しいところです。 でも、もし、 王莽(巨君)新王朝が長命だったら、三国志の時代も無かったかもしれないので、これで良かったんでしょう。 歴史に“もし”はナシですけども。 王莽(巨君) によって簒奪された前漢王朝が、 光武帝劉秀 によって後漢王朝として復興しますが、同じく 塚本青史先生 の著書 『光武帝』 は、続けて読むのが良いのかな? 冒頭だけ、チョビット読みましたけども。 チョットだけ補足します。 『呂后』 『張騫』 は短編集です。 収録されているのは、 『呂后』 “呂后” “朱虚候” “淮南王” “周亞夫” 『張騫』 “張騫” “殺青” “青州刺史” です。 え!それらは誰か? “朱虚候” 呂氏追討に活躍した劉章。 “淮南王” 劉邦の末子で奔放不羈の劉長。 “周亞夫” 「呉楚七国の乱」を平定した将軍。 “張騫” 大月氏と対匈奴同盟を結ぶため、初めて西域=シルクロードを開いた。 “殺青” 父の志を継ぎ大著『史記』の執筆に挑む、若き日の司馬遷。 “青州刺史” 群盗蜂起の陰に仕組まれた陰謀を暴く雋不疑。 こんなんで良い?


(C)Seishi Tsukamoto

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