$ 0 0 「鉄炮伝来 兵器が語る近世の誕生」 宇田川武久著講談社 講談社学術文庫 2013年05月09日刊 760円+税 1990年に刊行されたものの文庫版。歴史の流れを加速した新兵器の伝来と普及、 鉄炮はいかに主要武器の地位を得たか。かなり専門的な本である。本書であとがきにかえてとしてノエル・ペリン著「鉄砲をすてた日本人」に言及している。私もつい先ごろ読んだので興味深かった。歴史における鉄砲のあり方が理解できて有意義とする反面、歴史事実の誤解が目につくとし、いくつかの問題点を指摘している。