アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希/ 吉川英梨

アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希 (宝島社文庫) 作者: 吉川 英梨 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2011/01/12 メディア: 文庫

女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ第1弾です。 警視庁鑑識課の捜査官・原麻希はある日、事件現場に呼び出され 参議院議員殺人事件の捜査にあたる。 遺体の上には「アゲハ」と名乗る犯人からの手紙が残されていた。 その後、麻希のもとに子供を預かったという誘拐犯からの電話が入る。 犯人の指示に従って箱根に向かった麻希望だったが、そこには同じように 息子を誘拐された、かつての上司・戸倉加奈子がいた。 そして現場に届くアゲハからのメッセージ。 今回の誘拐は8年前に起きたある事件が絡んでいた。 面白そうだったので読んでみました。 堅苦しい警察小説という感じはなくライトな感じの警察小説で楽しめました。 所々に「ここ笑いどころ？」と思えるような描写があったり ストーリーが二転、三転するところも面白かったです。 主人公の原麻希はかつて警視庁捜査一課の捜査官だったんですけど 今は鑑識課で仕事をしています。 かつての上司・戸倉加奈子と8年前に関わったある事件が今回の誘拐事件と 繋がっていて8年前に何が起きたのか？アゲハとは一体どんな人物なのか？ 最後まで飽きずに読める作品でした。 このシリーズは第5弾で完結になってますけど全部読んでみたいと思います。