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小説「ひまわり荘の貧乏神」 (安曇 ひかる)

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ひまわり荘の貧乏神 (幻冬舎ルチル文庫)

ひまわり荘の貧乏神 (幻冬舎ルチル文庫)

  • 作者: 安曇 ひかる 画:鈴倉 温
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/04/16
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
アメリカ留学を終えて帰国した大学院生・理一は、友人の紹介でボロアパート「ひまわり荘」に居を構えることにした。人間をはじめ体温のある生き物全般が苦手で、研究のことしか頭にない理一に友人は、このアパートに住む凛という青年が貧乏神のような外見ながら、昼夜を問わず男を部屋に引き入れては身体を売って生活しているらしいと吹き込み。(幻冬舎・ルチル文庫より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ 感想。。。 安曇さんの作品が好きなので、遅ればせながらこの物語も読みました。 面白かったー! ラブコメディというジャンルにピッタリな明るくて凄く楽しい物語でした。 物語のテンポも良かったし、何より凛や理一、理一の友人・譲二が個性たっぷりで、その個性に一貫性があって、物語の中で活き活きと動いてました^^ 博士号を持つ利発青年、でも人の温度が超苦手な理一。 妄想癖が面白すぎる、ワケあって貧乏暮らし中の凛。 この2人が徐々に惹かれ合いながらも、お互い勘違い(思い込み、思い込まされ)した相手の知識で接するので当然、会話や行動にズレが出てきて、それがとんでもない誤解を生んだり、とんでもない展開になったり。 とにかく面白い。 彼ら2人の想像をかき回す(=悪気無い)譲二の存在がさらに楽しさに拍車をかけていました(笑) 他の登場人物も悪い人は出てこないので、安心して読み進められました。 楽しいだけでなく、じんわりさせられる場面もあり、BLとしてのエロも程よく(ちょっと濃厚・笑)、甘さもたっぷり描かれてて大満足な一冊でした^^

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