東野圭吾さんの小説「夜明けの街で」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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今回ご紹介する本は東野圭吾さんの「夜明けの街で」です。
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テーマは「不倫」
危険な香りがしますね。間違いなく。
『不倫をする男は馬鹿だと思っていた。けれどそれはどうしようもない時もあるのだ』なんていう主人公の語りから物語は始まります。
早速言い訳しているあたりが同じ男として実に微笑ましいです。
さて簡単なあらすじを
主人公の渡部は建設会社に勤めるごく一般的な会社員。
妻と娘の3人で平和な生活を送る渡部の人生に波風を立てたのは、渡部が務める会社に派遣社員として配属された秋葉との出会いだった。
出会いの場は深夜のバッティングセンター。この不自然な出会いが渡部の感覚を狂わせてしまう。
ダメだと知りながらもどんどん秋葉にのめり込んでいく渡部に思いがけない事実が突きつけられる。
「私の家ではかつて殺人事件があったの。その第一発見者が当時高校生だった私なんだ」
そんなことを彼女はサラッと口にした。
危険な香りがする内容ではあったが、秋葉に夢中になっている渡部本人は、その事実から目を背けてしまう。
ただ一緒にいたい。そんな渡部の願いは、秋葉の告白をきっかけに思わぬ方向から打ち砕かれることに…
ここ何作か紹介させてもらっている東野圭吾さんの小説はどれもミステリー以外の要素に重点を置いたものが多いですね。
それだけ文章の幅が広い東野さんがどんな人生を送ってきたのか、そんなことにも興味が移ってくる今日この頃です。
あと、これも全ての作品に共通するのですが、東野圭吾さんの描くヒロインは皆、「危険な香りを持っているが、それが逆に魅力的に映る」みたいな感じで…世の男性がどっぷりとのめり込んでしまう要素を漏れなく備えていると思います。笑
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小説 夜明けの街で(東野圭吾) あらすじとアサキの感想
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