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BL小説「流沙の記憶」(松岡 なつき)

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流沙の記憶 (キャラ文庫)

流沙の記憶 (キャラ文庫)

  • 作者: 松岡 なつき  画:彩
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2014/02/27
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
古代エジプト文明に魅せられ、念願の考古学者となったアレン。ところが遺跡の発掘中、落盤事故に巻き込まれ、なんとエジプト第十八王朝へタイムスリップ!!間諜と疑われ、王の義弟・ネフェルに捕えられてしまう。王に忠誠を誓う、冷徹で非情な若き将軍は、アレンを拷問にかけるけれど…!?三千年の時を遡り、悠久のナイルで綴る灼熱の恋―「FLESH&BLOOD」の原点、ついに登場!!(キャラ文庫・徳間書店より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ★★★★☆ 感想。。。 (2014.2月刊行) 積み本から。 勝手に「FLESH&BLOOD」にリンクしてると思ってたけれど違った^^; 個人的に物凄く古代エジプトが好きってワケではないけれど、でもこの物語を読むとその神秘さにちょっと惹かれてしまうくらい魅力たっぷりに書かれてたのが印象的でした。 物語の美しさだけでなく、陰謀やエジプト王の狂信な思考も怖くて、アレンとネフェルがどうなるのか最後までドキドキハラハラでした。 最終的には、時空が壁になり、離れ離れになって再会(生まれ変わり?)とかを匂わしながらもその後の2人は読者の想像に任せる・・・的な終わり方かなって思ってたけれど、2人のハッピーエンドがしっかり書かれていてホッと安心した読後感だったかな。 ただお互い警戒し合っていたアレンとネフェルが最愛の関係になる過程がちょっと唐突な感じがしないでもない。 その辺りをもうちょっとじっくり読みたかったなぁ。 でも、最後にアレンの思いに負けたかと思ったけれど、その裏をついて「王が信じた神」をやっぱり護ったネフェルだったので、物語的にもキャラ像的にもブレない描かれ方で、さすが松岡さんって感じではありました。 何よりハッサンが心身共に根っから良い人でホントに良かったよ(笑) (読了日:2014.12.4)

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